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自治体・民間企業・NPOが協力して創り上げる新しい社会のために力を発揮してください 一般社団法人RCF復興支援チーム/復興庁事業*「WORK FOR 東北」/「復興応援キリン絆プロジェクト」水産業支援/イノベーション東北
東北から新しい産業・コミュニティを創る
東北の復旧活動は計画通り実行されており、現在は復興に着手するフェーズに入っています。東北の地域資源・人材・資金を活かした新産業をつくるために、すでに多くの自治体・企業・NPOが参画し、共同でプロジェクトに取り組んでいます。今回はその中のひとつである、被災市町村(復興庁事業「WORK FOR 東北」)、「復興応援キリン絆プロジェクト」水産業支援(事務局 日本財団)、「イノベーション東北」(Google主催)、RCF復興支援チームが支援しているプロジェクトの中心メンバーとして推進していくビジネスプロフェッショナルを公募します。
*「WORK FOR 東北」は復興庁主体のプロジェクトで、被災自治体の業務を担う求人を紹介しています
東北被災地の今
東日本大震災から約3年が経過し、東北は復旧から復興へと大きな転換期を迎えようとしています。これまでに瓦礫処理やインフラなどの復旧作業は進み、地域の工場の再建なども行われました。しかし現状は、産業や地域コミュニティは復旧・復興途上にあり、完全に現状復帰できていない状態です。震災で約12万人が職を失った当時、工場再建後の求人に応募が殺到すると予想されていました。ところが結果は、20人の募集に対しても応募が数名に留まっているのが現実です。理由はさまざまですが、震災での精神的なダメージにより働く気力が持てなくなった40代以上の方が多いことや、地域の産業の付加価値が低いために、最低限の給与しか支払えないことが要因です。工場を再建すれば自動的に雇用が生まれ、産業が活性化するわけではありません。地域社会では「働く」ということが自分一人だけの意志決定ではないことがよく分かる事例です。
これらの問題が深刻化した原因のひとつには、震災により元々のコミュニティが瓦解したことがあげられます。家族や地域で支えあって解決できる問題もありますが、仮設住宅への入居や転居により、地域でのコミュニケーションがうまく取れなくなった方々も多くいらっしゃるのが現状なのです。東北は今、復旧作業ではなく、人々の生活や働くことをサポートする復興支援の重要度が高まっています。
これからの東北に必要なこと
これからの東北には、地域づくり・事業づくりを推進する担い手が必要です。各自治体では、水産業や農産物など地域にあるものを活かして新しい事業をつくっていこうという動きが活性化しています。いつまでも「復興支援」という名目で商品を買ってもらえるわけではありませんし、生産者主体のプロダクトアウトの考え方では通用しません。消費者が欲しいと思う付加価値を持った商品をつくるために、商品づくりやマーケティングを一から見直し、事業そのものをつくり直していくことが求められています。
たとえば、日本では漁師の人口が減少していますが、ノルウェーでは水産業は若者に人気の職業のひとつです。漁の方法や養殖技術に日本と大きな違いはありませんが、ノルウェーでは漁業の高付加価値化や、資源維持に配慮した効率的生産により、漁業者の平均年収は900万円に達すると言われております。ノルウェーのように東北でも既存事業をつくり直すことで、地域の活性化・復興につながるはずです。
事業やサービスの仕組みづくりは、民間企業で経験を積んだ方と一緒につくり上げていきたいと考えています。ゆくゆくは自治体や地域の人たちの手で事業を継続できるようにすることが本プロジェクトを遂行する価値。そのためにも、地域の人たちが自分たち自身で新しい社会をつくっていこうと思ってもらえるように盛り上げていくことがとても重要な要素となります。
ギャラリー
期待する能力
各団体の復興支援プロジェクト等を通じて、東北の新しい産業・コミュニティづくりを担う、復興経営人材を募集しています。
スキル
- ・プロジェクトマネジメントのスキル(課題を設定し、計画立てて正確かつ迅速に業務を遂行した経験を有する方が望ましい)
- ・チームマネジメントのスキル(3人以上のチームを率いた経験を有する方が望ましい)
- ・ステークホルダーマネジメントのスキル(取引先との調整・折衝の経験を有する方が望ましい)
マインド
- ・被災地の復興への理解・想い
- ・事業を創り上げていく挑戦心と成長意欲
- ・多くの利害関係者との調整に対応する柔軟性
各プロジェクトの概要、募集人材
自治体・企業・NPOが推進しているプロジェクトの概要をご紹介します。今回募集する方にもこのようなプロジェクトに参画いただきます。
RCF復興支援チーム
RCF復興支援チームは、2011年4月にマッキンゼー出身の藤沢烈が設立しました。震災復興に向けて、事業立案・関係者間の調整を担う「復興コーディネイター」として活動しています。現地の自治体・企業・NPOと連携し、復興支援に関する課題・ニーズの把握、復興支援企画の立案・実行といった一連の業務を担い、複数のプロジェクトに取り組んでいます。今回の募集では、各プロジェクトをマネジメントする人材を募集しています。
「WORK FOR 東北」(復興庁事業)
「WORK FOR 東北」は、被災地が必要とする人材を、被災地の外から現地派遣することを目的とした復興庁によるプロジェクトです。今回は、被災3県(岩手県・宮城県・福島県)の市町村での「被災地復興担当者」を募集します。新たな事業創出・教育復興に向けた中高一貫校の設立、水産業のブランド化支援等、自治体により復興業務は様々です。ご応募いただいた後、「WORK FOR 東北」の専門のコーディネイターがご希望に応じた担当業務・勤務地のご相談をお受けいたします。
「復興応援キリン絆プロジェクト」水産業支援
「復興応援キリン絆プロジェクト」水産業支援では、「生産から食卓までの支援」をテーマに被災地の水産事業者に対する支援活動を実施しています。2012年までは水産業の中でも「養殖業の復興」に取り組み、2013年からは生産支援だけでなく水産物のブランド育成支援や、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを行っています。本事業は、キリンビールマーケティング株式会社が拠出する寄付金を受け日本財団が運営しています。今回は、これらの支援活動を推進する復興経営人材を募集しています。
イノベーション東北
イノベーション東北は、インターネットの力で東北のビジネスとコミュニティの復興を支援する、Google主催の活動です。インターネットを活用する上で課題を抱える現地の事業者と、遠隔でも支援を行いたい個人のサポーターをつなぐプラットフォームで、東北各地域に根づいた現地コーディネイター等と連携して運営しています。今回は、地元の行政やNPO団体等と連携しながら、事業者や住民の自発的な活動をサポートするコーディネイターを募集しています。
【事例】外資系コンサルティング会社から釜石市役所へ転職し、復興支援に貢献
実際に企業出身者が自治体で活躍している例をご紹介します。
約1年半前、外資系コンサルティング会社出身の男性が復興支援のために岩手県の市役所に転職しました。それまで東北の自治体は企業の対応に慣れておらず、復興に関して企業から良い提案をもらってもうまく進められないことがありました。しかし、企業出身者が参画したことで釜石市では対外的な交渉がスムーズに進められるようになったのです。現在では市役所の広報や企業連携など彼が担当することになり、社外連携がスムーズに行われています。具体的な役割としては、企業の提案を受けて、自治体として何ができるか、どういった形なら実現できるかを検討し、実行することが決まったら必要なタスクを洗い出し、各担当者へ割り振るなど、プロジェクト管理の面で大きく力を発揮しています。
また、既存業務だけでなく、ラジオ番組の制作や大手自動車メーカーと連携したオンデマンドバスの実証実験など、新たなプロジェクトにも取り組んでいます(オンデマンドバスとは、利用者が事前予約できるバスのこと。大手自動車メーカーが取り組む被災地支援プロジェクトのひとつです)。
求めるのは、地域資源・人材・資金を活用し、新たな産業をつくるリーダー
復旧から復興へフェーズが変わるにつれて行政から民間に主導権が移り、いよいよ企業が持つビジネス力が必要になってきました。今回のプロジェクトで私たちが求めているのは、企業で経験を積んだビジネスのプロフェッショナルです。これまでに培ってきたスキルや経験を活かし、新しい東北づくりに関わってほしいと思っています。
必要な能力はマーケティング力とマネジメント力です。地域の資源・人材・資金を活かした事業をつくり、そのプロジェクトの中心メンバーとしてゴールに向けて関係各所を導いていただけることを期待しています。細かい例でいえば、必要な業務をタスクにまで分解して担当メンバーに振り分け、進捗管理などプロジェクト全体をマネジメントしていただきます。
キリングループをはじめ、事業活動を通じて社会的な課題を解決していく取り組みであるCSV(Creating Shared Value)活動を強化している企業は増加しています。この分野はまだブルーオーシャンで、今後大きなマーケットになると予想しています。今ならフロントランナーとしてキャリアを確立するチャンスです。本プロジェクトに関わったという貴重な経験と特別なキャリアは、ご自身の今後のキャリアアップに十分活かせるでしょう。
応募職種
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一般社団法人RCF復興支援チーム
/復興コーディネイター・マネージャー地域のコミュニティづくり・事業創造等の復興支援を推進する「復興コーディネイター/マネージャー」人材を募集しています。主に東京で行政・企業等に対して復興支援企画の提案・折衝・マネジメント業務をご担当いただきます。
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被災自治体
/被災地復興担当者「WORK FOR 東北」を通じて、被災自治体で求められているまちづくりや、会社・教育関連、地域ブランドづくり等の復興支援業務を担う「被災地復興担当者」を募集しています。ご希望の業務内容に応じて、勤務する自治体は異なります。現地に駐在して業務をご担当いただきます。
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「復興応援キリン絆プロジェクト」水産業支援
/現地マネージャー水産加工事業者のブランド化を推進している現地の支援水産事業者に対して、支援推進をサポートするスーパーバイザーの役割を担うマネジメント人材を募集しています。活動エリアは岩手県・宮城県・福島県の3県で、現地に駐在して業務をご担当いただきます。
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イノベーション東北
/コーディネイター行政・NPO等と連携しながら、地域の事業者や住人の自発的な復興活動をサポートする「コーディネイター」を募集しています。担当業務によって、イノベーション東北の活動エリアである東北または当事務局が所在する東京での勤務となります。
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