35歳からの転職、難しいといわれる要因とは? 成功者は何をしているか

35歳の転職
目次
  1. 35歳以上の転職は難しいのか
  2. 35歳以上で転職する人は多い
  3. 35歳以上の転職の難しさは?
  4. 35歳以上の転職を成功させるにはどうすればいいか
  5. 自分の経験・スキルの整理を行う
  6. 職務経歴書をしっかりと作成する
  7. 経験・スキルの整理はチャンスの増加につながる
  8. 「35歳以上、未経験の業種・職種への転職」は可能か
  9. 「35歳以上、 未経験の業種・職種への転職」の実情
  10. 35歳以上の転職、業種・職種のどちらを変えるか
  11. 未経験の業種・職種でも即戦力として求められる
  12. 35歳以上の転職を成功させるために
  13. まずは自身の評価を知る
  14. 転職の専門家に相談する
  15. 企業からのスカウトを受け取ってみる
  16. ビズリーチで自身の評価を知る

35歳以上の転職は難しいのか

35歳以上で転職する人は多い

「35歳限界説」や「35歳の壁」という言葉を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

これらの言葉に代表されるように、35歳以上の転職が難しいという話をよく聞きます。

しかし、ビズリーチ利用者の転職実績では、転職者の6割が35歳以上です (2018年6月時点) 。

あくまでビズリーチの実績とはなりますが、過半数の人が35歳以上で転職に成功していることを踏まえると「35歳だから転職が難しい」というのは早計といえます。

35歳以上の転職の難しさは?

35歳以上の転職では、これまでの自身の経験・スキルを十分に生かせる求人に応募したいと思う方が多いでしょう。 また、現職での年収も低くなく、転職後にも一定の年収を求める方も少なくありません。 一方で、マネージャー・管理職としての採用や高度な専門性を見込んだ採用では、ポテンシャルを重視した採用などと比べると、求人数が少なくなったり採用基準が厳しくなったりする場合が多くあります。

この点が35歳以上の転職は厳しいといわれる一因といえるでしょう。

35歳以上の転職を成功させるにはどうすればいいか

ビズリーチでは35歳以上で転職に成功した人が、全体の6割以上を占めています。 では、どのようにすれば転職を成功させられるのでしょうか。

自分の経験・スキルの整理を行う

35歳以上の転職は、即戦力として求められる場合が多くなります。

そのため、採用する企業側も、即戦力として活躍できるだけの経験・スキルを有しているかをより重視します。

35歳以上であれば、10年以上の社会人経験がある方も多く、アピールできる経験・スキルを有している方も多いかと思います。

たとえば「法人営業」という同じ経験であったとしても、経験した商談数やそこから得た知見の量などは、自身が28歳のときと35歳のときで大きく異なるはずです。

そういった経験・スキルを、より具体的、詳細に整理したうえで、応募する求人に合わせて、書類選考・面接においてアピールすることが大変重要となります。

職務経歴書をしっかりと作成する

経験・スキルを整理のためにも、ぜひしっかりとした職務経歴書を作成することをおすすめします。

職務経歴書は、求人に応募する際に提出を求められることが多いので、簡単なものであれば一度は書いたことがあるという方が多いかと思います。

ただ、時間がなくて簡単な内容で済ませたという方も多いのではないでしょうか。

ビズリーチで転職を成功させた方は、職務要約(職務経歴の要約に当たる部分)を平均で約366字書いています。

あくまで一つの目安とはなりますが、35歳以上の方であれば、これまでの経験や、その成果やそのなかでの自身の役割などをしっかりと掘り下げれば、300~400字ほどの文字数を書けるのではないかと思います。

職務経歴書をしっかりと作成することで、書類選考の通過率を高めることが期待できます

また、自身の経験やスキル、成果が整理できるので、面接で自身のことをよりうまくアピールできるようになります。

経験・スキルの整理はチャンスの増加につながる

また、こうして、経験・スキルの整理や職務経歴書の作成を行うことは、書類選考や面接の合格率を上げるだけではなく、出会える求人数を増やすことにもつながります。

近年は、求人を探して応募するのではなく、企業から直接スカウトが届く転職サービスも増えています(ビズリーチもそのなかの一つになります)。

こういったスカウト型のサービスにおいては、企業の人事担当者の目に留まり、スカウトを送ってもらえるかどうかで、求人に出会うチャンスが大きく変わります。

実際に、ビズリーチでは、職務経歴書の文字数が400~599字のスカウト受信数は、100字未満の方の受信数の2.7倍 となっています(2009~2018年実績) 。

スカウト型サービスで出会える求人のなかには、一般的な求人サイトには掲載されていない、公開範囲を絞った求人も存在しています。

「35歳以上、未経験の業種・職種への転職」は可能か

「35歳以上、 未経験の業種・職種への転職」の実情

35歳以上で転職を考える際に、未経験の業種・職種へチャレンジしてみたいという思いを持っている方も多いのではないでしょうか。

ビズリーチでは、会員向けに「未経験業種・職種への転職」に関するアンケートを実施しました。

そのなかで、直近で未経験の業種・職種へ転職した際の年齢を伺ったところ、約5割の人が35歳以上と回答しています。

そのため、35歳以上でも未経験の業種・職種への転職の可能性が充分にあるといえます。

35歳以上の転職、業種・職種のどちらを変えるか

それでは、実際に35歳以上で未経験の業種・職種に転職した方は、どのような転職をしたのでしょうか。

Q.未経験の業種・職種への転職は下記のどのパターンでしたか(35歳以上の回答)

業種・職種ともに変えた41%
業種を変えた(職種は変えていない)45%
職種を変えた(業種は変えていない)14%

業種・職種の両方を変えたと回答した方が41%、業種のみを変えた方が45%、職種のみを変えた方が14%という結果でした。

したがって、35歳の転職でも、業種・職種の両方を変えられる可能性はあります。

また、業種・職種のどちらかを変える場合は、職種はそのままで業種を変えるというパターンの方が多いです。

業種のみ変えた方が多いのは、同じ職種の転職であれば、業種が違ったとしても、これまでの経験やスキルを生かしやすいというのが背景にあると考えられます。

未経験の業種・職種でも即戦力として求められる

35歳以上の転職では、即戦力としての活躍が求められるというのは、未経験の業種・職種でも変わりません。

未経験の業種・職種に挑戦するということは、選考段階では他の同業種・同職種の候補者に比べて、その業種・職種に関する知識や経験という観点では不利になる可能性があるといえます。

そのため、未経験の業種・職種への挑戦を目指す際にも、これまでの自分の経験・スキルがどのように生かせるのかを整理すること、それを書類選考や面接で伝えることはより一層重要となります。

35歳以上の転職を成功させるために

まずは自身の評価を知る

これまでお伝えしてきたように、35歳以上の転職においては、即戦力が求められる場合が今まで以上に多くなります。

そのため、これまでの自身の経験・スキルを整理したうえで、それらがどう評価されるのかを知ることが大切です。

具体的には、自身の経験・スキルだと、どのような職種・業種の求人、どのようなポジションで採用の可能性があるのかを知ることです。転職における、自身の市場価値を知るという表現をすることもあります。

また、このように自身の転職成功の可能性のある求人やポジションを知ることは、自身の適正年収を知ることにもつながります。

転職の専門家に相談する

自身の評価を知るための方法の一つとしては、人材紹介会社やヘッドハンターなど、転職の専門家に相談することが挙げられます。

これらの転職の専門家は、多くの転職者を支援するなかで、どのような経験のある方が、どのような職種や業種で、どれくらいの年収帯で採用されているのかを把握しています。

そのため、自身の職務経験や身に付けたスキルを伝えることで、自身の評価をある程度知ることができます。

企業からのスカウトを受け取ってみる

また、自身の評価を知る別の方法として、企業からのスカウトを受け取るという手段もあります。

近年、ビズリーチを含め、スカウト型の転職サービスが増えてきております。

スカウト型の転職サービスの特徴は、企業の採用担当者などが、採用要件に合う経験やスキルをお持ちの方に、直接スカウトを送ることです。

そのため、自身の経験・スキルを登録したうえで、どのようなスカウトが企業から届くのかを確認することで、自身の評価がある程度把握できます。

ビズリーチで自身の評価を知る

ビズリーチでは、登録すると、転職の専門家(人材紹介会社やヘッドハンター)と企業の担当者からスカウトが届きます。

そのため、自身の経験やスキルが客観的にどう評価されるのかを知るよい機会となります。

転職サービスは、転職するときにだけ使うものと思われがちですが、まだ転職を本格的に考えていなくても、自身の評価・市場価値を知るために登録している人も多いです。

また、考えていなかったような業種・ポジションのスカウトが届くこともあるため、スカウトをきっかけに転職を考え始める人も少なくありません。

一度、ビズリーチに登録して、自身の経験・スキルへの評価を把握してみてはいかがでしょうか。