アンケートから分かる転職を考えたきっかけ
転職を考えるきっかけには、どのようなものがあるのでしょうか。 ビズリーチでは、ビズリーチ会員を対象に転職活動に関するアンケートを実施しました。(アンケート実施:2020年3月 回答数:1,786)
転職を考えたきっかけについて質問をしたところ、以下のような回答を得られました。(複数回答有)
よりやりがいを感じられる仕事をしたいと思ったから | 46% |
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自身の市場価値を上げたいと思ったから | 27% |
未経験の業界・職種に挑戦したいと思ったから | 21% |
昇進・昇給が望めないと思ったから/給与を上げたかったから | 18% |
会社・業界自体の将来に不安があったから | 17% |
よりやりがいを感じられる仕事をしたいと思ったから
何をもってやりがいと感じるかは人によって違います。成果が認められ評価されることがやりがいと考える人もいれば、目標を達成したという実感を得られることがやりがいと考える人もいるでしょう。 仕事に対する価値観はさまざまですが、やりがいは仕事を続けるうえで、多くの人が重視するポイントといえます。もし今の仕事に「やりがい」を感じなくなったのであれば、それは転職を考えるきっかけになり得るでしょう。
給与を上げたかったから
「年収」や「給与」が働くことのすべてではありませんが、仕事の対価として給与をもらう以上、金額の多さというのも仕事選びの一つの基準になります。 また、会社の評価システムによりますが、一定年数働いた後であれば、昇格できないとなかなか給与が上がらない、ポジションに空きがなく昇格が難しいなどの事情で、自身の仕事の成果は悪くないものの給与が上がらないという状況も想定されます。そういった状況も転職のきっけかになり得るでしょう。
市場価値を上げたいと思ったから
日々の業務を通じて身に付く知識やスキルは確実にあるので、仕事を通じて自分が成長できるかどうか、そして自身のキャリアの選択肢を広げることにつながるスキルを身に付けられるかどうか、は仕事を選ぶうえで重要なポイントの一つといえるでしょう。 もし現在の職場では、今以上のスキルの向上が望めない・新たなスキルを身に付けられないのであれば、転職を考えることも選択肢の一つとなります。
会社の考え・風土が合わなかったから
合う、合わないの問題も重要です。理念・ビジョンなど会社の考え、企業文化や風土などが合わないと感じる場合もあるかと思います。 仕事で成果を出すうえでは企業文化などに適応できるかどうかは重要なポイントです。完全に自分に合う会社を探すこともなかなか難しいものの、どうしてもうまくいかないという場合は転職を考えることも選択肢となります。
会社・業界自体の将来に不安があったから
会社を選ぶときには中長期的な視点でその会社の将来を考えてみることも大事です。長く働くことを想定しているのであれば、会社としての将来性やその分野の成長性なども考慮したいところです。将来を見据えて、今いる会社や業界に不安を感じているのであれば、転職という選択肢も考慮したほうがいいかもしれません。
裁量権の大きい仕事をしたいと思ったから
仕事において自分で考え自分で決められる割合が多いと、やりがいが高まったり成長機会が増えたりす場合もあります。そのため、仕事における裁量権を重要視している人も少なくありません。 ある程度の成果を残せたものの裁量権が小さいままなど、今の仕事における自身の裁量権に満足がいかないというのも、転職を考えるきっかけになるでしょう。
評価に不満があったから
自分が高く評価される環境で働きたいと思うのは自然なことです。評価されることで、さらに期待に答えようとより高いパフォーマンスを発揮する人もいるはずです。 しかし、会社の評価制度に不満があり、明らかに正当な評価を受けていないと感じているのであれば、転職を考えることも選択肢となり得るでしょう。
未経験の業界・職種に挑戦したいと思ったから
なんらかのきっかけで異業種に強く惹かれる時が来るかもしれません。未経験の業界・職種への挑戦はリスクを伴う場合もあります。 それでも、挑戦したい仕事があるのであれば、転職も選択肢の一つとなるでしょう。
職場の人間関係がよくなかったから
ほとんどの仕事はチーム単位で進めるものです。もし職場の人間関係が良好ではないとしたら、日々メンバーと関わり業務を続けることがストレスになり、やがて心身ともに疲弊していってしまいます。上司や同僚、部下などさまざまな立場の人と継続的に円滑なコミュニケーションをとることが会社では求められますが、それがかなわない場合には転職を考えてもよいかもしれません。
勤務時間・休日休暇に不満があったから
ワークライフバランスという考えも浸透しており、人生における仕事の位置付けは各自の価値観で異なります。働く時間を最小限にしてプライベートに多くの時間を費やしたいという価値観を持っている人も少なくありません。勤務時間が長く、休日や休暇を十分にとれないと感じていることも、転職を考えるには十分なきっかけになります。
転職を本気で考える際に注意すべきこと
改めて転職する理由を明確に
上記に示した転職を考えたきっかけは、あくまで行動を起こす前に考えた「きっかけ」であり、そこから実際の転職活動に進むかどうかはまた別の話です。 転職を考えるきっかけがあったとしても、さらにそこから考えを進め、本当に転職をすべきかどうか、なぜ転職したいのかを冷静になって今一度考えてみましょう。
自身のキャリアの棚卸し
転職をしたいという理由も明確になり、本気で動こうと決めたのであれば、まずは自身のキャリアの棚卸しをする必要があります。
キャリアの棚卸しでは「保持しているスキルを明確にする」「成果を定量的に示す」ことが大事になってきます。
まず、スキルの洗い出しですが、特定の業界や職種で必要とされるテクニカルスキルと、特定の業種や職種、時代背景などに左右されない汎用性の高いポータブルスキルという分け方ができます。 ご自身の経歴を振り返り、これらの中から厳選してアピールしたいものを選んで記載しましょう。 職務経歴書においては、似たようなスキルが重複して記載されていると、要約力がなく優先順位がつけられていないような印象を与える可能性がありますので注意してください。
そして成果を定量的に示すには、自分自身が「何を行っている会社で」「何年」「何をしたのか」を明確にし、そのうえで「何ができるのか、何に秀でているのか」を整理して言語化しましょう。その際注意したいのは、経験とその成果は具体的な数字や事実で表現すること、そして主観的な内容や表現は排除し、客観的に事実を伝えることです。企業が知りたいことは客観的かつ具体的な成果ということを常に意識しましょう。
納得できる転職先に出会うきっかけも大事
転職をする理由も明確になり、キャリアの棚卸しができたら、次は求人を探します。どのようにして自分に合う転職先を見つけるべきか。納得できる転職先に出会う「きっかけ」も大事になってきます。
転職サイトなどで検索する
求人を探すうえで、多くの人が利用するのが転職サイトです。 転職サイトを利用する大きなメリットは、その求人数の多さといえます。自分の転職の軸に照らし合わせて条件を絞っていくという使い方をすることが多いですが、条件によっては絞った後でもかなりの数が選択肢として残るほど豊富に求人がそろっていることもあります。
しかし、その全てが自分に適した求人であるというわけではありません。また、転職サイトを使っての転職活動では、客観的なアドバイスをもらう機会が少ないというデメリットもあります。
自身のスキル・経験に対する評価や、スキル・経験に合った求人を、十分に知ることができないまま、転職活動を進めてしまうことになる場合もあります。
転職エージェントから紹介してもらう
転職エージェントを利用すると、転職支援のプロフェッショナルの目線から、求人選びや職務経歴書、面接対策についてのサポートやアドバイスも期待できます。
また、転職エージェントには独自に非公開の求人を保有している場合もあるので、希少な求人に出会えるというメリットもあります。
デメリットは、求人紹介の前に転職エージェントと面談を行う場合がほとんどなので、双方のスケジュール調整なども含めて転職が決定するまでに時間がかかる場合があることです。
また、あくまで応募できる求人は、その転職エージェントが紹介できる範囲となるため、求人数自体は転職サイトなどで探す場合よりは減少します。
スカウトを受け取ってみる
スカウトとは、職務経歴書などを通じて自身のこれまでの経歴・スキルを登録すると、その経歴・スキルに合った求人の案内が採用を検討している企業やヘッドハンター・人材紹介会社などから届くという仕組みです。
企業やヘッドハンターは、登録された職務経歴書を閲覧し、募集している求人情報などの条件と合致する方に対してスカウトを送ります。
ビズリーチでスカウトを受け取る
ビズリーチでは、会員登録後に企業やヘッドハンターからスカウトが届くようになります。 スカウトのメリットとしては、自身のどのような経験・スキルが評価されるかを知ることができることと、思いもよらない求人に出会えることです。 実際にビズリーチ会員の約7割が「思いもよらぬ企業やポジションのスカウトが届いた」と回答しています。(ビズリーチの会員向けアンケート結果より。2019年6月実施)
自身の強みを生かせる転職先が見つかることも多いスカウトは、まさに転職活動を大きく前進させるきっかけとなり、自身の将来に新たな可能性をもたらすでしょう。
転職を少しでも考えている方は、ぜひ一度ビズリーチに登録してみませんか。