リモート面接とは?リモート面接の注意点・スマホ利用の可否など、気になるポイントを解説

seo-online
目次
  1. リモート面接とは?
  2. リモート面接はスマホでもいいのか
  3. スマホでリモート面接は決してNGではない
  4. スマホで行う際の注意点
  5. PCがあるならPCの方が無難
  6. リモート面接における注意点
  7. 通信環境には特に注意
  8. ツールの使い方を確認しておく
  9. 緊急時の連絡先や手段を確認
  10. 面接を実施する場所の確保
  11. カメラに映る範囲を確認しておく
  12. カメラの位置・角度を調整しておく
  13. 照明を調整しておく
  14. 服装は上下とも整える
  15. マイク機能ありのイヤホン、ヘッドセットを準備
  16. スマホ、PCの通知など、音の鳴るものを停止
  17. メモを取るための準備
  18. 開始時間前の入室を心掛ける
  19. オンラインとオフラインの違い、その対策
  20. 面接官の反応が確認しづらい
  21. 伝えることが難しい
  22. 人柄が伝わりづらい、無機質に聞こえる
  23. 面接選考の傾向を知って事前対策
  24. 面接でよく聞かれる質問
  25. 面接担当者のチェックポイント
  26. ビズリーチでリモート面接の対策を進める

リモート面接とは?

長期化する新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、採用活動におけるリモート面接を導入する企業が急増しています。

リモート面接とは、通常であれば対面で行っていた面接を、PCやスマホなどのデジタルデバイスを使用して、Zoom やSkype などのビデオ会議ツールを用いて面接を行うものです。

企業の採用担当者と求職者が対面することなくリモートにて面接が完結するという点で広く導入されています。

リモート面接はスマホでもいいのか

リモート面接に関するよくある疑問の一つが、リモート面接をスマホで受けてもいいのかという点です。

スマホを所有している人は非常に多くなっていますが、PCの所有となると少し話が違ってきます。

職場でPCを支給されているという場合など、個人でPCを所有していない可能性もあるでしょう。

そのような場合にはスマホでリモート面接に臨むことになります。

スマホでリモート面接は決してNGではない

リモート面接でスマホはありなのか?

結論からいうと不便な点があり、注意点は多いものの、NGではないでしょう。

スマホで行う際の注意点

スマホ・PCに限らず、リモート面接で最も注意しなければならないことは安定したネットワーク環境なので、その確保がまず重要です。

また、面接をスマホで行う際はスマホに入っている他のアプリには十分に注意しなければなりません。

起動中のアプリは通知などが来ないようにOFFにする、電話機能についても着信音が鳴らないように・リモート面接が途切れないようにマナーモードにしておくなど、必要に応じて設定を変更しておくことを忘れないようにしましょう。

そして画面の大きさも考慮に入れるべきです。PCに比べると格段に画面が小さくなるので相手の表情が読み取りにくいという側面があるほか、まれではありますが画面共有やチャット機能を使うこともあるので、やはりスマホで対応するには十分な配慮が必要だと認識していただければと思います。

また、PCであれば問題はないのですが、スマホでリモート面接をする場合には端末を固定する必要があります。

面接は5分や10分で終わるものではないので、手で持ちながら対応することは現実的ではありません。

一方で、卓上にスマホを平置きにすると上から見下ろすことになり相手に不快感を与えてしまう可能性もあります。

カメラと目線が同じ高さになるように、あらかじめスタンドなどの道具を用いて、スマホを固定してから行うと良いでしょう。

PCがあるならPCの方が無難

リモート面接はPCで行うことが理想です。PCはスマホに比べ画面が大きくカメラの安定性があり、そこにマイク付きイヤホンやヘッドセットなどがあればストレスなく対話ができるかと思います。

対面では面接官の細かい表情の変化を確認できますが、PCであればリモート面接でも画面が大きい分、スマホよりも表情が確認しやすいです。

リモート面接における注意点

通信環境には特に注意

スマホを使う場合も、PCも使う場合も、通信環境には注意が必要です。

リモート面接は自宅で行うことが多いと思いますが、一般家庭のWi-Fiネットワーク環境は不安定になる場合もあります。

PCを使用する場合でも大事な面接の最中に通信が途絶えないように、スマホなどで予備のネットワーク環境が用意されていると安心です。スマホの場合も同様で、Wi-Fi環境が不安定になったときのためにすぐに他の接続に切り替えができるように準備をしておきましょう。

また、通信容量にも注意が必要です。ZoomやSkypeなどは長時間の使用によりに大容量を消費することもあります。もし自宅にWi-Fi環境がない状態で、スマホでZoomなどを行う場合には、月々のプランなどをしっかりと確認しておきましょう。

リモート面接における注意点は?

ツールの使い方を確認しておく

面接ツールの使い方を確認しておくことは重要です。ここでは代表的なものを3つご紹介します。

まず、多くの企業がリモート会議のツールとして利用しているZoomがあげられます。無料での利用もできるので、練習も兼ねてアプリをインストールして実際に使うこともできます。

次にGoogle Meet 。こちらは米Google社が出しているリモート会議ツールで、2020年4月まではGoogle Hangouts(ハングアウト) で知られていましたが、現在ではGoogle Meetに名称変更されています。こちらも無料での利用もできるので、Zoomと同様に気軽に試してみることができます。

他には、Skypeもツールの一つとしてあげられます。開発されたのが2003年なので、3つのツールのなかでは最も歴史が古いことになります。Skypeは会議ツールというよりはコミュニケーションツールとして広く認識されていました。どちらかというとプライベートで使用されることが多かったのですが、最近では会議向けの機能も強化され、リモート面接においても使用されるようになりました。

緊急時の連絡先や手段を確認

リアルな面接でも起こり得ることですが、不測の事態で求職者が面接に出席できないことも起こり得ます。

急な体調不良、交通トラブル、あるいはPCやスマホの動作環境の不具合など、面接が定時に開始できないということもあるからです。

そのような場合すぐに先方に連絡ができるように、企業の採用担当者の連絡先や連絡方法を確認しておきましょう。特に連絡先に関しては、PCやスマホを起動させなくてもわかる ようにメモなどで残しておくことをお勧めします。

面接を実施する場所の確保

ほとんどの求職者はリモート面接を自宅で行うことになると思います。その場合、注意しなくてはならないこととして、家族の声や生活音、インターホンや固定電話の着信音などが入らないようにすることです。

周りの音が入らない個室で行うことですが、それが難しい場合は家族に静かにする旨を事前に周知させておくことも大事です。

カメラに映る範囲を確認しておく

リモート面接を自宅で行う場合には、カメラに映る範囲を事前に確認しておく必要があります。

個人情報がわかるもの、あるいは衣類や寝具など生活感のあるものが映ってしまうことは望ましくないので事前に移動させておきましょう。

そして家族が画面に入るのも避けたいところです。小さい子供がいる場合には面接時だけは別室に移るなど何らかの対策をしておきましょう。

カメラの位置・角度を調整しておく

ZoomやSkypeなどのビデオ会議ツールを一度でも使用したことがあればお分かりかもしれませんが、カメラの位置・角度によって画面に映る範囲・自分の印象が変わってしまいます。

可能な範囲で、面接前にカメラ位置・角度などを調整しておきましょう。

照明を調整しておく

リモート面接では顔や表情がよくわかるように部屋の明るさを調整しましょう。

日中の場合は逆光で顔が影にならないようにカメラを配置させ、夕方や夜間では表情がよくわかるように部屋の照明をつけて明るさを確保するか、専用のライトを準備して対応しましょう。

服装は上下とも整える

リモート面接においても通常の対面の面接と同じような服装で臨むことが理想です。たとえ上半身しか映らないにしても、上下そろったスーツなどを着用して服装を整えることによって気持ちが切り替わり、適度な緊張感を持つようになるからです。

そして、整った服装は企業の採用担当者からも好印象を持たれます。

まれにではありますが、面接の開始時や終了時に立ち上がってお辞儀をすることもありますので、そのようなときにも慌てないように全身を整えておきましょう。

マイク機能ありのイヤホン、ヘッドセットを準備

リモート面接を自宅で行う場合は部屋全体の音を拾わないように、マイク付きのイヤホンやヘッドセットなどを利用することをお勧めします。

自分の声をクリアに伝えるばかりではなく、相手の音声も聞き取りやすくなるのでスムーズな対話が可能となります。

ただし、大げさな機材や派手なデザインのものは面接にふさわしくないので、オーソドックスで地味なもので対応しましょう。

スマホ、PCの通知など、音の鳴るものを停止

リモート面接を行っている間は、できるだけ雑音が入らないように事前に対策をしておくべきです。生活音や人の話し声だけではなく、手持ちのスマホやPCも音の原因になります。

着信音や通知音などが突然鳴り出さないように、電話機能はマナーモードにし、起動させているアプリも全てOFFにしておきましょう。

メモを取るための準備

リモート面接でメモを取るには2つの方法があります。

一つは面接で使用しているPCの中でメモを取る方法、もう一つはノートやメモ帳に手で書き込む方法です。PCのなかでメモを取っていると、端末・環境によってはキーボードを打つ音も雑音になりかねないのであまりお勧めはできません。

メモを取るために、紙とペンも用意しておきましょう。

開始時間前の入室を心掛ける

移動の手間がいらないリモート面接においても、特に担当者からの指定などなければ、開始5分前を目安にツールを起動させ、可能であれば待機室に入室し、姿勢を正して待機することをお勧めします。

直前になってPCが起動しないことやネットワークに接続できないという不測の事態も起こり得るので、デジタルデバイスは動作環境の確認も含めて余裕を持って起動させておくと良いでしょう。

オンラインとオフラインの違い、その対策

リモート面接とオフライン面接は、単純に手法の違いであって、企業側の視点ではあくまで内容重視であり採用基準に大きな変化はありません。

しかし面接を受ける立場から考えると、手法がかわったことによって新たに直面した課題があることも事実です。

ここでは実際にリモート面接を経験した方の意見などを参考に、どのような点がオフラインとオンラインで違って困ったのか、それに対してどのように対策すればよいのかいくつかお伝えしたいと思います。

面接官の反応が確認しづらい

リモート面接では面接官の大きさがPCの画面を超えないので、細かい表情や反応までは分かりません。

とはいえ、面接官もプロなので面接上必要な伝達は画面越しでも十分に行われているはずです。

逆にいえば、細かい反応までは確認できないと割り切って、画面越しに読み取れる反応を全てと思い、自信を持って受け答えをしましょう。

伝えることが難しい

オンラインで相手の反応が確認しづらいのと同様に、自分のことも伝えにくいという問題があります。

面接では、すきのない身のこなしとよどみのない滑らかな口調が求められているとみなさんは思う方もいるかもしれません。しかし完成された動画配信のような発言や態度は、逆に面接官の印象に残らないものです。

リモート面接においても、原稿のように一言一句覚える必要はなく、伝えたいことを簡潔にわかりやすい言葉で「丁寧に」「ゆっくりと」「はっきりと」伝えることが大事となってきます。テクニックを磨くことに注力する前に、まずは自分が伝えたいことを明確にし、しっかりと言語化しましょう。

人柄が伝わりづらい、無機質に聞こえる

オンラインでは、自身の人柄が伝わりづらいのではと思う方も少なくないようです。

面接はフォーマルな場なので、話のなかで身ぶり手ぶりを過度に交えることはあまり歓迎されませんが、話の内容にひと工夫を加えて人柄を伝えることはできます。

自身の経験を話す際に人柄を垣間見ることができるようなエピソードを交えたり、自己PRで個性を出したりするなど方法はあります。

奇をてらう必要はありませんが、話のなかにオリジナリティーを盛り込むことで面接官に人柄が伝わるようにしてみましょう。

面接選考の傾向を知って事前対策

最後に、面接の中身について少しだけ触れさせていただきます。オンラインでもオフラインでも面接の担当者のチェックポイントは大きく変わりません。

実際にどのような質問が多くされているのか、過去のアンケートから代表的なものをご紹介するとともに、チェックポイントについてもいくつかお伝えしたいと思います。

面接でよく聞かれる質問

面接でよく聞かれる質問としては「転職する理由」「今までの経験や実績」「今後どのようなキャリアを描いていきたいか」などがあげられます。また、候補者から質問を受ける時間を設けている企業も多いようです。 面接でよく聞かれる質問は、初回と最終で多少変わってきます。以下は弊社で過去に行ったアンケートによるものです。(アンケート実施:2019年10月 回答数:210)

初回の面談・面接で聞かれることの多い質問

1位転職する理由
2位今までの経験や実績
3位候補者からの質問
4位今後どのようなキャリアを描いていきたいか
5位志望動機

最終の面談・面接で聞かれることの多い質問

1位今後どのようなキャリアを描いていきたいか
2位今までの経験や実績
3位候補者からの質問
4位転職する理由
5位希望の条件

面接担当者のチェックポイント

面接担当者のチェックポイントに関しても、初回と最終で多少変わってきます。

初回の面接では「コミュニケーション能力」や「転職する理由」をチェックしている企業が多く、最終面接では「入社意欲」をチェックしている企業が多いです。選考フェーズによるチェックポイントの特徴的な違いといえます。

初回の面談・面接でチェックしているポイント

1位今までの経験や実績
2位会社のカルチャーに合うかどうか
3位コミュニケーション能力
4位転職する理由
5位入社意欲

最終の面談・面接でチェックしているポイント

1位会社のカルチャーに合うかどうか
2位今までの経験や実績
3位入社意欲
4位その他
5位キャリアの一貫性

ビズリーチでリモート面接の対策を進める

面接対策を効率的に進めるには、転職支援のプロフェッショナルであるヘッドハンター・転職エージェントから意見をもらう方法が有効です。

転職支援実績の多いヘッドハンター・転職エージェントであれば、志望する業種や職種でよくされる質問に関する知見があったり、実際の想定問答に対して意見をもらえたりすることもあります。

ビズリーチは、登録すると複数のヘッドハンター・転職エージェントからスカウトを受け取ることができる転職サイトで、実際にスカウトを受け取った後、ヘッドハンターとキャリアに関する相談をするなかで面接対策についても相談できる場合があります。

また、ビズリーチが企業の担当者に実施した別のアンケート(アンケート実施:2020年10月、回答数:328)では、約8割の企業が「オンラインでの中途採用活動(面談・面接)を実施している 」と回答しており、リモート面接可の求人が多数あります。

面接対策の一環として・リモート面接可の求人を探す手段として、ビズリーチに登録することをぜひご検討ください。