有給休暇取得率とは?
有給休暇取得率の計算方法
有給休暇取得率とは、勤務先の企業において、有給休暇の付与日数に対して、労働者が一年間に実際に有給休暇を取得した日数の割合です。 計算方法としては、一年間の取得日数合計÷付与日数×100(%)となります。なお、付与日数には前年度の繰り越し日数は含まれていません。 ※参照:厚生労働省 令和2年就労条件総合調査の概況
有給休暇取得率の平均は? 業種・企業規模による違いはあるか?
有給休暇取得率の平均は56.3%
厚生労働省が令和2年に実施した「就労条件総合調査」によると、労働者全体の有給休暇取得率の平均は56.3%であることがわかりました。 たとえば、付与日数が20日であった場合、平均で約11日を実際に取得しているという計算になります。
有給休暇取得率の傾向は?
企業規模別にみると、1,000人以上の企業で63.1%、300~999人の企業で53.1%、100~299人の企業で52.3%、30~99人の企業で51.1%となっており、企業規模が大きいほど取得率が高いことがわかりました。 業界別では、取得率が高い業界として電気・ガス・熱供給・水道業で76.8%、複合サービス事業で72.7%、製造業で64.1%となっており、業種による傾向があることもわかります。 ただし、これらの業種・企業規模による傾向は、あくまで全体の傾向のため、転職においては、転職先企業の実際の数値を確認することが必要です。
有給休暇取得日数の平均の傾向とは?
有給休暇取得率の割合は付与日数と連動しているので、取得率の平均だけではなく実際の取得日数の平均をみてみましょう。
有給休暇取得日数の平均は10.1日
先述の調査によると、労働者全体の有給休暇取得日数の平均は10.1日であることがわかりました。 付与日数の平均が18.0日、平均取得率が56.3%です。
有給休暇取得日数の傾向は?
企業規模別にみると、1,000人以上の企業で11.9日、300~999人の企業で9.5日、100~299人の企業で9.2日、30~99人の企業で8.7日となっており、企業規模が大きいほど取得日数が多いことがわかりました。 付与日数については、1,000人以上の企業で18.9日、30~99人の企業で17.0日となっており、企業規模別の付与日数の差に対して実際の取得日数の差の方が大きく、取得日数の多さは付与日数よりも取得率と関係していることがうかがえます。 ただし、これらの業種・企業規模による傾向は、あくまで全体の傾向のため、転職においては、転職先企業の実際の数値を確認することが必要です。
有給休暇の取得をためらう理由について
有給休暇の取得をためらう人は多いか
東京海上日動リスクコンサルティング株式会社の「『令和2年度仕事と生活の調和』の実現及び特別な休暇制度の普及促進に関する意識調査」によると、年次有給休暇の取得にためらいを感じる(「ためらいを感じる」と「ややためらいを感じる」を合わせたもの)と回答した人の割合が52.7%となりました。 年代別にみると、30代以降では年代が高いほど「ためらいを感じる」と回答した割合が低く、60代以上で6.9%と最も低いことがわかりました。
有給休暇の取得にためらいを感じる理由
ためらいを感じる理由についても調査したところ、回答は以下の通りとなりました(複数回答あり)。
「みんなに迷惑がかかると感じるから」66.8%
「後で多忙になるから」48.8%
「職場の雰囲気で取得しづらいから」24.6%
有給休暇の取得にためらいを感じない理由
一方、同調査でためらいを感じていない(「あまりためらいを感じない」と「全くためらいを感じない」を合わせたもの)と回答した割合は47.3%となりました。その理由については以下のような回答が得られました(複数回答あり)。
「職場の雰囲気が取得しやすいから」52.8%
「当然の権利だから」48.9%
「効率的に仕事ができる環境だから」23.6%
過半数の人が職場の雰囲気を理由に挙げており、取得率をあげるためには企業による環境づくりが重要であることがわかりました。
有給休暇取得率の高い企業を探すには?
有給休暇の取得率が転職先を選ぶ基準の全てではないものの、重視する項目となる人もいるでしょう。 ワークライフバランスという考えも浸透しており、休日を多く確保することによってプライベートを充実させたいという価値観を持っている人も少なくありません。
非公開求人も含めて探す
転職サイトやコーポレートサイトなどで公開されている求人情報は、全求人の一部です。 非公開求人として一部にしか公開されていないものもあります。 有給休暇取得率の高い企業を探すには、非公開求人までを視野に入れる必要があるといえます。 非公開求人は転職エージェントからの紹介で出会う方法が一般的です。非公開求人を扱う転職エージェントは複数あり、エージェントごとに強い業界や得意な職種があるので、いくつか登録をして自分に合った転職エージェントを見つけることも大事でしょう。 ビズリーチは複数の転職エージェントやヘッドハンターからのスカウトを受け取れる転職サービスの一つです。ビズリーチに会員登録をする際にはまず職務経歴書の入力が必要となり、職務経歴書は審査を経てビズリーチを活用している転職エージェントやヘッドハンターに公開されます。そして、転職エージェントやヘッドハンターは職務経歴書を閲覧し企業が募集している求人情報などの条件と合致する方に対してスカウトを送ります。 ビズリーチに登録をして、自身の希望に沿った、希少性の高い非公開求人との出会いを可能にしてみませんか。