「グローバルの知見」×「テーラーメイドな提案」で経営変革を支援

──はじめに、BCGが手掛けるプロジェクトの特徴を教えてください。 最大の特徴は、CxOアジェンダの戦略コンサルティングであることです。もちろん提供価値は構想策定にとどまらず、課題解決に資するソリューションの開発や導入、運用や効果測定まで一気通貫で手掛けます。ただ、どのプロジェクトも必ず「経営戦略」が起点となっています。そのため、直接対峙するのはクライアントのCxOクラスであることがほとんどです。 また、ほぼ全ての業界のクライアントをご支援していますが、世の中の不確実性が増す中でテーマも多様になっています。サステナビリティや生成AI等、最先端であり、社会的インパクトを見据えたテーマにもいち早く取り組んでいます。 ──まさに戦略コンサルティングの最前線ですが、そのなかでBCGならではの強みとして何が挙げられますか。 BCGは世界に100以上の拠点と約3万人の社員を擁するグローバルファームであり、クライアントの業界や経営課題に応じて、グローバルのメンバーと連携しながら世界最先端の知見を持って課題解決に臨むことができます。 そのなかでも日本はBCGが2番目に設立した拠点であり、60年近く日本でクライアントを支援し続けてきました。最先端の知見に加え、クライアントのニーズを丁寧にヒアリングし、本当に解決すべき課題を深く理解することにより、個社ごとの経営課題に沿ったテーラーメイドの提案ができる点もまた、BCGの強みです。 IT・デジタル領域にも強みを持っています。例えば生成AIについてはグローバルで専門の開発組織を置いていますし、日本拠点にはデジタルテクノロジーの専門家集団「BCG X」があります。インパクトを重視するので、戦略を描いて終わりではない価値提供ができるのがBCGならではと自負しています。 ──続いて、橘さんが所属するオペレーションチームの概要を教えてください。 オペレーションチームは、クライアント企業の調達やサプライチェーン、生産や設備投資といったオペレーションマネジメント全体の変革を実現する組織です。組織は3つに大別され、それぞれ調達、SCM(Supply Chain Management)、FiX(Functional Improvement and Transformation)の領域を担っています。 このうち私は全社機能/業務/人員配置の最適化を一気通貫で担うFiXチームに所属しており、現在はアパレル業界のクライアントに全社変革プロジェクトにおける組織のスリム化や、金融業界のクライアントにおける生成AIを活用した業務変革に携わっています。
一つとして同じプロジェクトはない、多様な経営課題に向き合う醍醐味

──仕事のやりがい、醍醐味は何ですか。 BCGのプロジェクトはCxOアジェンダにテーラーメイドで対応するため、一つとして同じプロジェクトはありません。常に新しいテーマで最適解を模索していくプロセスはチャンレジングですが、やりがいにつながっています。また、仮説を議論する中でもグローバルの最先端の知見をレバレッジするので、各国のエキスパートと連携しながら進めていくことも、グローバルファームであることを体感できます。例えば、生成AIによる業務効率化案件を進める際には、北米/アジアのチームと日々コールをし、世界トップクラスの金融機関がどのように生成AIを活用しているのか、といったテーマに深く切り込んでいきます。 クライアントのビジネス環境が著しいスピードで変化をする中、BCGにはそれを上回る速度で「先の先」を読んだ動きが求められています。同時に私たち自身も最高品質のアウトプットにこだわっているため、スピード感を持って仕事に取り組んでいます。私がこれまで経験してきた仕事と比べると、比べものにならないほどの速さだと感じます。短期間でさまざまな経験を積めるため、おのずとコンサルタントとしての成長速度も高まります。 ──コンサルタントとして大きく成長できる環境があるのですね。BCGではどのような人材育成方針を掲げているのでしょうか。 BCGにおいて、「人」こそ最大のアセットです。人材への投資は惜しみなく、体系的な研修や勉強会等はもちろんのこと、プロジェクト内では先輩やシニアから丁寧なサポートを受けられます。海外で実施するグローバルトレーニングもあり、その期間はプロジェクトから離れて参加します。また、個々の成長やキャリア構築を定点観測するキャリアアドバイザーが全社員に付く等、社員一人一人が成長しやすい環境が整っています。 何より私が魅力に感じるのは、「Leave No One Behind(誰ひとり取り残さない)」という考え方です。BCGのメンバー誰もが手厚く育ててもらった体験を持っているからこそ、「与えられたものを還元していこう」という思いを持ち、自ら人材育成に携わっているのだと思います。
グローバルな知見を生かし、中長期の視点でコンサルティングサービスを

──石井さんは大手総合商社を経て、BCGにキャリア入社されています。転職の経緯や入社の決め手を教えてください。 前職の総合商社で、海外子会社の出資先の事業支援を手掛けた際に経営戦略の重要性を体感し、経営視点で事業成長に貢献したいという思いが芽生えました。これが転職のきっかけです。さまざまな経営課題に向き合える戦略コンサルティングファームを検討するなかで、世界最大級のファームかつ日本で高いプレゼンスを誇るBCGに興味を持ちました。採用面接で複数の社員と会話するなかで、そのコミュニケーションスタイルに魅力を感じたのも、決め手の一つです。 ──現在はどのような業務を担当していますか。その魅力とあわせて教えてください。 現在参画しているのは、電力業界のクライアントの経営戦略の策定や新規事業開発プロジェクト等です。 仕事の魅力は、グローバルの動きを捉えながら中長期の視点を持って戦略を描けること、そしてこの支援を通してカーボンニュートラル社会の実現に貢献できることです。まだ誰も答えを知らない領域だからこそ、必要に応じて海外の先進事例や知見も取り入れつつ、そこから示唆を導き出し、クライアントへの提供価値に変えていくという、入社時に期待していた戦略コンサルティングを手掛けられていることにやりがいを感じます。
実践的な研修やフィードバック文化で育つ、BCGの戦略コンサルタント

──商社から異業種間の転職をされていますが、入社後どのようにコンサルティング業務を習得されましたか。 コンサルタントとしての基礎スキルであるファシリテーション、プレゼンテーション、ドキュメンテーションについては体系的な研修が設けられています。現場で活躍する先輩コンサルタントが講師を務めていることもあり、非常に実践的ですぐに業務に生かせる学びばかりでした。 その後はOJTを中心に業務を学びますが、プロジェクトアサイン時に自身が発揮すべきバリューが明確になったうえで、シニアと週次レベルで定例ミーティングが設けられ、その週の振り返りと次週の目標等を、個々の得意・不得意や、成長に合わせながら議論・整理していきます。もちろん、そのほか必要があればこまめにコミュニケーションを取ります。仕事の進め方やスライドの作り方、プレゼンでの言葉選び等、具体的にフィードバックしてもらえるので、スピード感持った成長を実感できました。 ──特にご自身の成長を実感するのはどのようなところですか。 さまざまありますが、特にマインドセットの部分だと思います。BCGは少数精鋭でプロジェクトを進めることが多く、クライアントに価値を提供するにあたり、おのずと一人一人の役割と裁量が大きくなり、責任感も高まります。 また、私自身がシニアや先輩から多くを学んで成長してきたので、今後は自分も同じように、一緒に働く方の成長を手助けしていきたいという思いも芽生えました。BCGには、知見やノウハウを惜しみなくシェアするカルチャーが根付いているのです。これは日本のみならずグローバルで共通するもので、何かわからないことを海外のチームにメールで質問すると、すぐに返信をもらえたり、オンラインミーティングを設定してもらえたりします。 BCGは、人材育成に非常に熱心で、一人一人の強みや課題を理解したうえで成長に向けた示唆が与えられます。組織一丸となってクライアントへの貢献に深くコミットし、チームとしてバリューを出すことにベストを尽くしつつ、同時に個々人のアスピレーションをとても尊重しています。目指すキャリアに向かって行動する意欲さえあれば、周りもそれを全力でサポートする。圧倒的に成長できる唯一無二の場であると感じています。 【BCGキャリア採用特設ページ公開中】 募集職種などはこちら