リモートワークと出社の併用が「最も生産性が高い」 リモート可否が転職先選びにも影響

コロナ禍の状況下で急速に普及したリモートワーク。感染拡大から3年あまりが経過した2023年春、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことを契機に、さまざまな企業で「出社回帰」の動きがみられました。今回、ビズリーチ会員を対象にアンケートを実施し、「5類」移行から数カ月が経過した2023年10月時点でのリモートワークの状況などについてお聞きしました。 働き方やキャリア教育に関するアンケート アンケート実施:2023年10月9日~2023年10月15日 回答数:2,014

リモートワーク経験者の4割弱、現在は「実施していない」

Q:リモートワークで勤務したことはありますか。

■リモートワークで勤務したことがある→「はい」のうち Q:現在リモートワークで勤務していますか。勤務している場合、頻度をお答えください。

■リモートワークで勤務したことがある→「はい」のうち Q:リモートワークの頻度はどの程度が望ましいと思いますか。

リモートワーク経験者のうち、4割弱の方が現在は「実施していない」と回答しており、「出社回帰」の傾向がうかがえました。また、望ましいリモートワークの頻度を聞いたところ、「なくてよい」という回答は7.1%にとどまり、9割以上が「週1日以上」リモートワークの日があるのが望ましいとしています。「週3日以上」も過半で、リモートワークには強いニーズがあることがわかります。

リモートワークと出社の併用が「最も生産性が高い」

■リモートワークで勤務したことがある→「はい」のうち Q:最も生産性が高い働き方はどれだと思いますか。

リモートワーク経験者を対象に、最も生産性が高いと思う働き方を聞いたところ、85%の方が「リモートと出社のハイブリッド」と回答しました。リモートと出社を併用するメリットは、家庭と仕事の両立をしやすくなること、自身の業務状況に合わせて働き方を選択できることなどが挙げられます。そういったことが生産性の向上につながると考える方が多いのかもしれません。

「リモートワークの可否が転職先選びの基準になる」7割弱

Q:リモートワークが可能かどうかは、ご自身が転職先を選ぶ基準の一つになりますか。

リモートワークの可否が転職先選びの基準になるという回答(「なる」「どちらかといえばなる」の合計)は66.6%にのぼりました。家庭の都合や通勤の負担、職種、業務内容など、リモートワークを望む背景はさまざまですが、多くの転職検討者が柔軟な働き方を重視しているといえそうです。 設問によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。