会社概要
【設立年月日】2020年2月27日
【代表者】西田 宏平
【資本金】100,000,000円(2023年9月現在)
【本社所在地】愛知県名古屋市千種区不老町1番 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学インキュベーション施設
【事業内容】
・高機能バイオ炭の研究開発
・高機能バイオ炭の製造・販売、農地導入支援
・高機能バイオ炭の利用量に応じたカーボンクレジットの代理申請・販売
・高機能バイオ炭製造プラントの導入コンサルティングおよびプラント運用支援
・高機能バイオ炭を利用して生産した作物の販売
【当社について】
株式会社TOWINGは「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションに掲げ、2020年2月に設立した、名古屋大学発のグリーン&アグリテックベンチャー企業です。
本来であれば廃棄・焼却される地域の未利用バイオマス(植物残渣、農業残渣、食品・飲料加工残渣等)を炭化したバイオ炭に、独自スクリーニングした土壌微生物を付加し、有機肥料で培養した高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発・販売しています。宙炭を土壌に散布することで、GHG排出削減や化学肥料の低減、土壌改良効果を発揮します。
私たちは4つの目標に取り組みます。
1、食と環境の課題解決をする
2、様々なバイオマスを優れた農業資材に転換する
3、農業由来の温室効果ガス排出を実質0にする
4、SDGsに当事者意識を持って取り組み、同じ想いをもった人たちの輪を広げる
上記4つの目標に取り組み、ビジョンとして掲げる「グリーン&アグリ領域のプロフェッショナルカンパニーになる」を目指し、循環型農業を実現していきます。
【代表メッセージ】
『人が暮らすあらゆる場所で、千年続く食料生産システムを構築する』
株式会社TOWINGは土壌微生物技術を活用して、日本だけでなく世界中、そして宇宙基地まで、高効率かつ持続可能な食料生産システムを展開することを目指しています。
あまり日本では知られていませんが、現在、農林業部門は世界の温室効果ガス排出量の4分の1に寄与しており、食料生産は気候変動の主要因の1つとされます。人々は”化石燃料を食べて生きている”という学者の方がいるぐらいです。
地域で大量に廃棄されている有機物を良質な肥料や高機能バイオ炭として活用することで、化石燃料への依存度低下、農地への炭素固定等が可能になるだけでなく、農地のポテンシャルを引き上げておいしい作物をたくさん収穫することもできます。
月面基地の建設プロジェクトも既に開始しており、現地での食料生産システムの開発に弊社も参画しています。宇宙開発もそうですが、飢餓や環境問題等の旗印を立てることで、様々な仲間が集まり、新たなイノベーションが生まれます。社員一同はもちろん、弊社に関わりがあるすべての方たちと千年続く食料生産システムの構築に向けて、共に邁進していければと考えています。
■代表プロフィール
西田 宏平
1993年生まれ。滋賀県信楽町出身。名古屋大学大学院環境学研究科修了。
同大学在籍時に農業や環境問題に興味を持ち、人工土壌技術と出会ったことがTOWING創業のきっかけ。学生起業を模索したが、当時は上手に立ち上げできず、株式会社デンソーに就職。研究開発職に従事したのち、2020年2月に副業でTOWINGを立ち上げ、仲間や資金調達の準備を進める。同11月に独立し、現在に至る。