1. 転職サイト ビズリーチ
  2.  > 栃木県佐野市

栃木県佐野市

世界へ展開! クリケットタウン佐野
「地域価値創造マネージャー」募集

クリケットという世界第2位の競技人口を持つ国際スポーツを地域振興の柱として推進してきた栃木県佐野市。この度、「クリケットタウン佐野 創造プロジェクト」が国の地方創生事業に採択されました。そこで今回、世界とつながるプロジェクトを立ち上げ、市民と一体となって強力に推進するプロジェクトマネージャーを募集します。

本ページの求人の募集は終了しました。

募集期間:2017年12月21日(木)〜 2018年1月17日(水)

本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも応募が可能です。

「佐野から世界へ、世界から佐野へ!」。クリケットを柱とした地域振興への挑戦

佐野市長/岡部 正英

栃木県佐野市は、関東平野の北端に位置し、豊かな自然環境と主要道路が交差する都市地域を併せ持つ、人口約12万人のまちです。スポーツによるまちづくりとして「スポーツ立市」をリーディングプロジェクトに掲げ、2007年に日本クリケット協会の支部が設立されて以来、スポーツツーリズム推進の柱としてクリケットを据え、「クリケットのまち」として成長する取り組みを進めてきました。

具体的には、協会と連携してクリケットができる環境を整えながら、その周知や交流のため、イベントの開催や小学校の授業などでの練習会を実施し、市民を巻き込み、地道に活動してきました。また、国内リーグやワールドカップ予選等の国内外の大会を誘致し、クリケット愛好者を多数受け入れてきました。

また、後に協会は、日本事務局を本市に移転し、「佐野から世界へ、世界から佐野へ!」のスローガンを掲げ本市での活動を強化。市民の間でもクリケットを支援する地元企業を主体とするサポータークラブが組織されるなど、「クリケットタウン佐野」の認知も国内では徐々に浸透してきました。

この度、これまでの取り組みが評価され、「クリケットタウン佐野 創造プロジェクト」が、2017年の国の地方創生推進交付金(ソフト事業)フラッグシップモデル事業に採択され、事業を本格的にスタートする準備ができました。現在は本プロジェクトを所管する佐野市観光スポーツ部スポーツ立市推進課で、「するスポーツ」「観るスポーツ」「支えるスポーツ」とさまざまな形で市民がクリケットに親しむ機会を創出し、スポーツに対する愛着と情熱を醸成するなかで、交流拠点都市としてのスポーツまちづくりを行っています。

このプロジェクトは、こうした佐野市、クリケット協会、市民による地域活動を基盤としており、現在は市内にある廃校を利用し、日本で唯一の国際規格を満たすクリケット場を、地方創生拠点整備交付金を活用し建設しています。今回の公募では、これらの環境を活用し、信念を持って佐野市の活性化に取り組んでいただける方を募集します。

将来は、国内はもちろん、クリケットの盛んな南インド諸国やオセアニアなどからのインバウンド誘客を図り、佐野市が「クリケットのまち」として国内外から認知されることを目指します。また、波及効果により地域経済を活性化し、財政支援がなくても、市民が楽しみながら自立していける「稼げる」まちづくりを実現します。

今回の募集について

「クリケットタウン佐野 創造プロジェクト」を推進し、本市の新たな「地域価値」を創造するマネージャーを募集します。佐野市、クリケット協会、そして市民とともにプロジェクトチームを結成し、各セクターと連携しながら佐野市が向かうべきビジョン、ミッションを描くところからスタートします。一般的なビジネスモデルにとらわれず、新しいまちづくりの方法を模索し、確立していただきます。

求める人物像

少子高齢化、過疎化、地域産業の衰退といったネガティブな現状を前向きに捉え、強い意志を持ってプロジェクトを牽引できる人材を求めています。トップダウンで計画を遂行するのではなく、地域の意見を受け止め、新たな可能性を引き出し、佐野市のアイデンティティーを社会へ向けて発信していける人。地域に根付いた多様な資産を受け継ぎ、新しい価値に変えていくことに強い好奇心を見いだしながら、ゼロからノウハウをつくっていく人。そんな先端的な人材を歓迎します。

得られるキャリア価値

クリケットは、競技人口がサッカーに次いで世界第2位というグローバルスポーツ。世界へと開かれた巨大なプラットフォームです。本プロジェクトを通して、佐野市というローカルからグローバルへと飛び出すための戦略を自ら立案し、関係者を巻き込んで地域振興につなげる。この経験は、まだ日本に前例がない本事業だからこそ得られる財産だと考えています。

採用担当者からのメッセージ

「クリケットタウン佐野 地域価値創造マネージャー」選考委員会委員長/蓮見 孝

このプロジェクトの目的は、単なるスポーツ振興にとどまらず、まちづくりのエンジンとなることです。クリケットという明確な行動テーマがあることで、市民の力を集結し、新しい佐野市を創造していくことが可能になります。一過性の自治体ビジネスではなく、市民一人ひとりが生きがいや安心感、住みやすさを感じられるまちの在り方を探り、実現していく。そんな本質的なまちづくりが「クリケットタウン佐野 創造プロジェクト」であり、今回募集する人材に求められる役割です。

高度経済成長期が終わり、経済成長の限界が見え始めている現在は、生きやすさや幸福度といった真の豊かさを追求する時代です。そのための重要な要素として、まちづくりがあります。ただし、まちづくりの時代は始まったばかりで、まだ方法論が十分に確立されていません。「クリケットタウン佐野 創造プロジェクト」という、前人未到のスポーツを通したまちづくりの挑戦は、佐野市にとってだけでなく、日本社会にとっても意義があります。だからこそ、国の地方創生事業に採択されたのです。

人口が減少し税収も減るこれからの時代、まちが発展していくには、行政だけがまちの自治を担うのではなく、住民一人ひとりが、自分が住むまちの運営に関わり、エネルギーを注ぐ必要があります。そのため、今回募集する人材には、まちの構造をどう市民参画型に転換できるかが問われています。もちろん一人でできることではありません。プロジェクトチームを組み、チームが成長していくことで実現するでしょう。まちの受け入れ体制は整っています。長期的な視点を持って、多様なステークホルダーとともに、意欲的な活動を育てていきましょう。

募集職種

  • 【公募】クリケットタウン佐野「地域価値創造マネージャー」
    • 経営者・CEO・COO等 事業企画・事業統括 新規事業企画・事業開発
    • 栃木県

    ※12月29日(金)から1月3日(水)は、年末年始の休日のため、ご応募いただいた方への連絡は、1月4日(木)以降となります。ご了承ください。 【プロジェクト概要】 「クリケット」を柱とする本プロジェクトは、国の地方創生推進交付金の採択を受け実施する「地方創生」が目的です。 予め問題と課題を設定された課題解決型のものではなく、交付金終了後の4年目(2021年4月)から『「何をしていくこと」が、 このプロジェクトの「活動」になる』のか、そのために『設定すべき問題と課題は何か』を考え、プロジェクトを創造する ところから始まる、いわばプロジェクトを立ち上げる「プロジェクト」です。 【プロジェクトの社会的意義】 ①スポーツ振興が「目的」ではなく、スポーツ振興が「手段」となって『地方創生』が実現すること ②補助金公共事業実施が「目的」ではなく、これが「手段」となって『住民主体の普遍的事業 (エリアマネジメント)』が実現すること ③国内マイナースポーツ・海外メジャースポーツで地方創生とエリアマネジメントが実現すること 【プロジェクト短期・中長期計画】 短期3ヵ年は交付金を活用し、事業基盤整備を推進します。マネージャー就任後の3ヵ年推進イメージは次のとおりです。 ◆1年目(2018年度)   ビジネスモデル検討・プロジェクトチーム結成・インフラ検討・プレ事業、実務推進 ◆2年目(2019年度)   ビジネスモデル構築作業・コンソーシアム準備・インフラ整備作業・プレ事業、実務推進 ◆3年目(2020年度)   ビジネスモデル構築完了・コンソーシアム形成・インフラ(特に法的)整備完了・プレ事業・実務推進 <中長期計画> 中長期では、短期で構築した基盤を活用し、構想したビジョンの実現に向けて本格的に事業を推進していただきます。 【プロジェクト内部概況と課題】 ■前提 交付金を活用する3年間で、本プロジェクトのソフト・ハード両面の環境整備を完了し、クリケットを活用して本市の様々な“資源”*を最大化し、まち全体で取り組む新しいビジネスモデルを創造する。 *“資源”=人的資本、社会関係資本、人工資本、人口資本、自然資本など ■概況1:プロジェクトチームの立上げ まちづくり全体のビジョン、ビジネスモデルを構想、設計し、その構築のために必要なソフト・ハードの基盤整備を産官学民の壁を越えて活動できる実行部隊を組成することから始まります。 課題としては、本市の様々な資源が融合しイノベーションを起こすこと、そして一体となるようなプロデュースはどのように進めるのかが挙げられます。 ■概況2:事業推進基盤の構築・環境整備 1で描くビジョンやビジネスモデルを実現するため、ソフト・ハード両面における課題を佐野市などのプロジェクト関連機関と連携しながら解決し、ビジョン実現型の仕様にしていくかが求められます。 課題として、クリケット場単体での事業展開に限界があり、廃校跡地の土地利用、廃校舎の取り扱い、クリケット場グラウンドの適切な維持管理やその後の整備検討が合わせて必要となります。 ■概況3:クリケット場を活用した活動の展開 様々な整備が整わない環境にありながらも、交付金が終了する4年目から“社会実装”していくことを目指し(さらに、“自走”することが望ましい)、実験的に事業実戦を同時並行で進めながら、国内外ステークホルダーとの関係構築、消費者とのマーケットコミュニケーションを図ることが求められます。 日本クリケット協会と連携し、クリケットやクリケット場のステイタスやプレゼンスを高め、国際試合の誘致や、市内外から多くの人が訪れるような憩いと交流の場をどのようにプロデュースしていくか等が課題として挙げられます。 【マネージャーに期待すること】 ①プロジェクトチームの結成からコンソーシアム結成 ②佐野市のビジネスモデル構想から構築の牽引 ③クリケット及びクリケット場を活用した「年間事業」のキックオフ