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瀬戸内ワークス株式会社

1日7,000人の観光客が集まる三豊市で、ゼロからビジネスを創る

アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが選ぶ「2019年行くべき52カ所の旅行先」において、日本から唯一ランクインした瀬戸内の島々。なかでも近年、風光明媚(めいび)な自然を持つ香川県三豊(みとよ)市に大きな注目が集まっています。SNSをきっかけに観光地化が進むこの地から、新たな地域経済のあり方、新たな地域での働き方を考える瀬戸内ワークス株式会社のお二人、そして三豊市で活躍するキーパーソンに、三豊市で働く醍醐味と可能性について聞きました。

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募集期間:2019年9月12日(木)〜 2019年10月9日(水)

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地域が抱える「人材不足」という課題に真正面から向き合う

代表取締役/原田 佳南子(写真左)
取締役/古田 秘馬(写真右)

──まずは、お二人の経歴と三豊市に関わるきっかけについてお聞かせください。

原田:私は新卒で楽天に入社後、全国各地の宿泊施設への営業や、行政も含めた地方創生のプロジェクトに従事していました。仕事を通して地域の方と多く接するうちに、自分自身も地域に根差して働きたいと感じ始めていたところ、地域商社づくりでお手伝いしていた三豊市で香川の食文化でもある讃岐うどんを体験する宿を作るというプロジェクトの企画が持ち上がっていたので、新しい事業を起こすところから参画することにしました。それが「UDON HOUSE」のスタートでした。

古田:私はもともと地域のコミュニティーづくりや、地方創生関連の内閣府プロジェクト立ち上げなどに関わっていて、三豊市の前市長とお話しする機会が多くありました。

実際に三豊市にも何度か足を運んでいましたが、豊かな観光資源はもちろん、地域の活性化に意欲的な面白いメンバーが集まっていて、地域商社づくりのお手伝いを原田さんと一緒に行っていたときに、自分たちでも地域での自主事業を作ろうということで「UDON HOUSE」事業を原田さんと立ち上げ、地域に本格的に関わるようになりました。

原田:実際に地域に入って「UDON HOUSE」をはじめてみると、予想をはるかに上回る反響があり、国内外から多くのお客さんが来ていただけるようにはなったのですが、今度はそれを受け入れるスタッフが足りなくなっていきました。地域で同じように頑張っている事業者の皆さんにも同様にもっと一緒に動ける仲間が欲しいという要望があることも分かってきて、それならば、地域の外と内をつなげる機能が必要だと思って立ち上げたのが、瀬戸内ワークスです。

──瀬戸内ワークスはどういった会社なのでしょうか。

古田:瀬戸内ワークスは、地域の人と、外からやってくる人をつなぐ「ハブ」のような役割を持つチームです。私も原田さんも三豊市から見れば「外の人」ですが、だからこそできることもあると思っています。

たとえば、「週に2日間はホテルに勤務し、残りの3日間は農業に従事する」といった新しい地域での働き方を考え、現在、形にしています。既存の価値観にとらわれず、多様な働き方があってもいいのではないか。そうした「外の人」だからこそ思いつけるアイデアを出し合い、さまざまな企画を打ち出しています。

原田:三豊市に限らず、多くの地域では働き手、若者がいないことが最も大きな課題です。特定の企業が優秀な人材を複数採用できたとしても、その地域内にある働き手の不足という課題の根源が改善されないと、地域全体の活性化は見込めません。

ですが、副業・兼業やリモートワークという形であれば、地元や地域のために頑張りたいと思ってくれる方もいらっしゃるはず。瀬戸内ワークスは、そうした働き方を希望する人と地域を結びつける役割になれたらと考えています。

観光の新しい価値をもとに、地域で築く新しい「関係」

──瀬戸内ワークスおよび三豊市で取り組んでいただくプロジェクトや、候補者に期待する役割とはどういったものなのでしょうか。

原田:観光資源豊かな三豊市ですが、携わっていただく分野は観光業だけではありません。次々に新しいプロジェクトが立ち上がりつつあって、地域ならではの課題を解決するサービスを始めようとする方も大勢います。

しかし、経験もノウハウもない方が、ゼロから始めるのは非効率で時間もかかります。そこで、何かを始める強い意志がある人たちに対して、これまで培ってきた知見をシェアし、新しい産業、プロジェクトをプロデュースしてくださる方を探しています。

古田:「日本のウユニ塩湖」とも呼ばれる父母ヶ浜(ちちぶがはま)は、近年、写真共有アプリ「Instagram」の撮影スポットとして急速に注目を集め、多い日には国内外から1日7,000名近い方が訪れるまでになりました。こうした観光客の皆さんの好奇心をくすぐり、つい訪れたくなる空間を作ろうと、地元の人たちから出資を募り、数年かけてプロジェクトに取り組んでいます。

原田:どんなに素晴らしいビジネスのアイデアがあっても、それを動かす人がいなければプロジェクトは進みません。三豊市には他にはない豊かな観光資源と、地元に対する深い愛情、挑戦や変化を恐れない頼もしい仲間がたくさんいます。三豊市は人材に恵まれた土地だと思いますが、それでも今のスピード感だと人手が足りません。昔から続く「お遍路さん文化」の影響なのか、私たちのような外の人間にも、地域の皆さんはすぐ心を開いてくれました。私自身、新天地として移住し、三豊市のために働こうと思えたのも、そうした懐の深さが大きかったように思います。

今回の募集について

事業開発やイベントプロデュース、SNSを用いた広告戦略など、多岐にわたって副業・兼業の選択肢を設けている瀬戸内ワークス。これまでの知見やキャリアを生かし、三豊市をさらに魅力あふれる場所にするために、新たな仲間を必要としています。

求める人物像

どのポジションであっても、地域の中で「ハブ」となれるコミュニケーション能力は不可欠な要素です。また、仕事に対する考え方やスタイルも違う方々を前に大きな将来像を描き、三豊市の未来を地元の人たちと膝を突き合わせて語れるような、情熱を持って目の前の課題にぶつかっていける方を求めています。リモートワークでの働き方は可能ですが、はじめは定期的に足を運んでいただき、地域のありのままの姿を知り、三豊市を理解していただければと思います。

得られるキャリア価値

三豊市内の空き家をリノベーションして2018年秋にオープンした、体験型宿泊施設の「UDON HOUSE」

瀬戸内ワークスは始動してまだ歴史の浅い会社です。しかし、設立当初からは想像もしていなかった地元とのつながりが続々と生まれており、自分たちのアクション一つ一つが大きなうねりとなって、地元の仲間と一緒に新たな何かを生み出すきっかけになっていることを実感できています。

変化をいとわない地元の方と、先入観のない外部のプロフェッショナル人材が交じり合うことで、新たなビジネスをゼロから創出したり、既存の産業を面白い形にアップデートしたりできる。三豊市は、地域の産業もリーダーもいい意味で固まっておらず、自由な発想で活躍できる今だからこそ、変化を最前線で味わえるチャンスが数多くあるといえるでしょう。

瀬戸内ワークスに関わるメンバー

■片山隆史(東邦レオ株式会社)さん
私たちは主に父母ヶ浜海水浴場を中心としたエリアの場所の価値を高め、未来につなげていく取り組みとして施設運営事業を行っています。今年から本格的に取り組みをはじめ、瀬戸内ワークスさんのつながりで仲間づくりに協力していただき、場の活用推進を進めています。今後は、定期的に現地に関わりながら、このエリア全体のブランディング・マーケティングなどができる方との出会いを期待しています。

■真鍋貴臣(株式会社Draworth)さん
インフラ事業を行う家業を中心として、宿泊事業や観光事業など、地元に必要だと考え立ち上げた会社を複数経営しています。目指すところはたくさんの「小商い」の創出。いろいろな人がこの土地で夢をかなえて豊かな人生を送るお手伝いをしていきたいと考えています。私のような経営者が、瀬戸内ワークスさんの関係者にはたくさんいますので、よき「参謀」として活躍いただける方を心待ちにしています。

挑戦し続ける「人」が、三豊市の財産

三豊市政策部長/綾 章臣

──三豊市は「にぎわいが地域を元気にするまち」の実現を目指し、現在デジタルマーケティングによる施策を官民連携で進めています。この取り組みにおける目標は何なのでしょうか。

私たちは、三豊市と関わり、つながっていただける方、いわゆる「関係人口」を増やすことを目指しています。従来の観光とは「観光地を巡ること」でしたが、モノ消費からコト消費へのシフトも進むなか、その土地でしか味わえない体験や交流の重要度がさらに増していくでしょう。

今後は、地域の人々とともに、国内外から訪れる観光客の方々との関係づくりをより深め、関係人口を増やす取り組みを継続的に行っていくことで、地域経済の活性化や新たな雇用の創出、地域外からの資本の獲得といった課題を解決していきたいと考えています。

たとえば、新ビジネスの創出を図るため、現在「関係人口」が反応するキーワードやトレンドなどをリサーチし、志向や行動の傾向を整理・分析しています。その結果を次のステージである「関係人口」の創出に向けたプランニングに取り入れ、効果的に活用していこうとしています。

──父母ヶ浜や、ニューヨーク・タイムズにも紹介された紫雲出山(しうでやま)、粟島(あわしま)のアートプロジェクト「漂流郵便局」など、三豊市はさまざまな観光資源を有していますが、特に強みだと思われるのはどんなところだと思われますか。

特色ある観光資源はもちろんですが、何より「挑戦する人」が集まっていることではないでしょうか。現在、三豊市が誇る自然豊かな風景や伝統が注目を集め、急速に観光地化が進んでいます。こうした変化をチャンスと捉える民間事業者が地域の内外から現れてきており、観光産業を軸とした好循環が生まれようとしています。三豊市というまちに誇りを持ち、今ある地域の魅力を生かしながら挑戦してくれている彼らこそが、三豊市の財産だといえるでしょう。

プロフェッショナル人材の力を借りて、持続・発展し続ける三豊市を

──外部からプロフェッショナル人材を招き入れることで、三豊市にどのような「化学反応」が生じることを期待されていますか。

これからの三豊市は、地域内で活躍するプレーヤーはもちろん、地域の中と外をつなぐ人も必要です。加えて、地域プレーヤー同士の関係性を点から「線」に、そして線をつなげて「面」にすること、つまり仲間づくりが重要と考えています。それは、地域資源も同じです。

点在する資源をつなぎ合わせ、ブラッシュアップした「三豊市ならでは」を発信し、地元に関わる人々が一丸となって持続・発展し続ける地域社会を実現させたいですね。

──最後に、この記事を読まれている方々へメッセージをお願いいたします。

三豊市には今、地域内外の情熱を持ったプレーヤーたちが集まり、ただ足を運んでもらうだけでなく、観光客と地域の接点をどう作るか、受け入れ側としてどうあるべきかを真剣に考え、積極的にチャレンジしてくれる人が増えています。

コト消費時代の観光のあり方を模索し続ける人たちと一緒に、新しい地域経済の形、そしてご自身の未来を切り開いていきましょう。

募集職種

  • 【副業兼業】複数プロジェクトを横断するPMO
    • 事業企画・事業統括 経営企画・経営戦略 新規事業企画・事業開発
    • 東京都 香川県

    当社のある香川県三豊市では今、地域内の様々な意欲あるプレイヤーがつながり、多くの事業が新しく立ち上がっています。 ここ一年で新しいプロジェクトが次々と誕生し、街の知名度も向上、地域内の元気な仕掛けに惹かれて県内外から多くの人が往来する環境になりました。 当社は、三豊市内で立ち上がる様々なプロジェクトと連携し、相乗効果を生み出す仕組みや仲間づくりをサポートしながら三豊市全体の観光振興を目指しています。この公募では、様々なプロジェクトが並行して進む中、それらを俯瞰しつつプロジェクト間で進捗具合や品質を確認、リスク状況などを分析し、必要に応じて助言をしていただくPMOを募集します。 採用させていただいた方には、瀬戸内ワークスが関わる三豊市内の様々な新規プロジェクトに関わっていただきます。 具体的には以下のようなプロジェクトが立ち上がりつつあります。 ◆宿泊・観光コンテンツづくり事業 ◆海の家などの指定管理事業と周辺のサービス開発 ◆シェアハウス事業 【業務内容】 上記のようなプロジェクトが他にも複数並行して走っており、それらのいくつかのプロジェクトに対して新規プロジェクトの現状を把握し、事業戦略の立案から、それに基づくオペレーション構築(飲食業態や、宿泊業態、施設運営業態など)などを行いながら、各事業が連携してシナジーを生み出しやすい環境をつくり、経営管理の効果的な設計や計画立案に伴走いただきます。 具体的には以下のような役割をお願いする予定です。 ・事業戦略に基づいた実際の現場オペレーションの設計、推進支援 (飲食業形態、宿泊業形態、施設運営形態、人材派遣業態など) ・中長期的なアクションプランを見据えた組織間の連携計画の策定、実行支援 当社と、連携する経営者と共に新プロジェクトに深く関わり、事業の品質安定と継続的な展開を目指していただく役割を期待します。 ※経営者との相性・就業開始時期の各事業フェーズを鑑み、選考過程でより具体的な担当プロジェクトおよびポジションを相談しながら決定いたします。 ※そのため、状況によっては上記プロジェクトとは違うプロジェクトに関わっていただく場合もあります。状況変化に柔軟に対応いただける方を希望します。 【選考プロセス】 ① 書類選考 ② 1次面接「web面接」 ③ 最終選考「現地視察および市内関係者交流」(2019年12月7〜8日を予定) 香川県三豊市内にて 瀬戸内ワークスの仕事は、常に市内の様々な事業者と連携して成り立っています。そのため、最終選考では、実際に市内の事業者と交流をしていただき、ご自身が貢献できる点や一緒にやりたいことを議論していただく場を設けます。あらかじめご予定をご調整ください。 最終選考の詳細な内容は、1次面接通過者に随時お伝えいたします。

  • 【副業兼業】複数プロジェクトを横断するPR戦略プロデューサー
    • 広報・PR・広告宣伝 CRM
    • 東京都 香川県

    当社のある香川県三豊市では今、地域内の様々な意欲あるプレイヤーがつながり多くの事業が新しく立ち上がっています。 ここ一年で新しいプロジェクトが次々と誕生し、街の知名度も向上、地域内の元気な仕掛けに惹かれて県内外から多くの人が往来する環境になりました。 当社は、三豊市内で立ち上がる様々なプロジェクトと連携し、相乗効果を生み出す仕組みや仲間づくりをサポートしながら三豊市全体の観光振興を目指しています。この公募では、様々なプロジェクトが並行して進む中、立ち上がったプロジェクトを理解し、経営者とともに効果的なPR戦略を組み立てて発信力を高めてしてくださるPR戦略プロデューサーを募集します。 採用させていただいた方には、瀬戸内ワークスが関わる三豊市内の様々な新規プロジェクトに関わっていただきます。 具体的には以下のようなプロジェクトが立ち上がりつつあります。 ◆宿泊・観光コンテンツづくり事業 ◆海の家などの指定管理事業と周辺のサービス開発 ◆シェアハウス事業 【業務内容】 上記のようなプロジェクトのうち、いくつかのプロジェクトに対してPR戦略プロデューサーとしてご活躍いただきます。 具体的には以下のような役割をお願いする予定です。 ・新プロジェクトのPR戦略立案 ・戦略にもとづいたリリース作成 ・メディア向け企画の立案、デジタルマーケティング 経営者の壁打ち相手となり、ビジネススキルを活用して新プロジェクトを世の中に広く発信し、ビジネスの拡大を支援いただく役割を期待します。 ※経営者との相性・就業開始時期の各事業フェーズを鑑み、選考過程でより具体的な担当プロジェクトおよびポジションを相談しながら決定いたします。 ※そのため、状況によっては上記プロジェクトとは違うプロジェクトに関わっていただく場合もあります。状況変化に柔軟に対応いただける方を希望します。 【選考プロセス】 ① 書類選考 ② 1次面接「web面接」 ③ 最終選考「現地視察および市内関係者交流」(2019年12月7〜8日を予定) 香川県三豊市内にて 瀬戸内ワークスの仕事は、常に市内の様々な事業者と連携して成り立っています。そのため、最終選考では、実際に市内の事業者と交流をしていただき、ご自身が貢献できる点や一緒にやりたいことを議論していただく場を設けます。あらかじめご予定をご調整ください。 最終選考の詳細な内容は、1次面接通過者に随時お伝えいたします。