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三菱地所株式会社

新事業の創造、そして拡大へ。若き事業家たちの挑戦

ビジネスモデルの革新に向けて、新たな事業の創造を目指す三菱地所株式会社。同社は、社内のビジネスコンテスト「新事業提案制度」を通して、次々と新事業をスタートさせています。その制度から生まれたMedicha株式会社は、今年6月に南青山にメディテーション(瞑想)スタジオ「Medicha(メディーチャ)」をオープンしました。今回は、同事業のさらなる成長を促進するCBO(Chief Branding Officer)、CMO(Chief Marketing Officer)を副業・兼業という形で募集するにあたり、新事業創造部統括の宮阪恭一氏、そしてMedicha株式会社の長嶋彩加氏、山脇一恵氏にお話を伺いました。

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募集期間:2019年10月3日(木)〜 2019年10月30日(水)

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2020年代のさらなる成長に向け、新事業の創出に注力

三菱地所株式会社 新事業創造部 統括/宮阪 恭一(写真前列左)

──はじめに、貴社が新事業の創出に注力する理由について教えてください。

ご存じのように日本では少子高齢化が進み、生産年齢人口は急速に減少しています。

そうした大きな社会的変化のなかで、ワークスタイルやライフスタイルの多様化も一層進んでいくはずです。たとえばすでに、シェアオフィスの展開やテレワーク促進などにより、オフィスの在り方が、また、シェアハウスなどによって住宅の在り方が大きく変わり始めています。

現在、不動産業界は活況を呈していますが、私たちとしては、そうした変化に危機感を持っており、先を見据えて「環境変化の加速をチャンスととらえ、2020年代のさらなる成長に向けたビジネスモデル革新を推進する」というビジョンを掲げています。

私が所属する新事業創造部は、そうした背景から2014年に創設された部門であり、大きく申し上げれば「新事業を自ら創出する」「新事業を創出する仕組みを作る」という2つの役割を担っています。

また、オープンイノベーション構想のもと、外部の組織との連携も積極的に行っています。外部環境の変化は、非常に速くダイナミックです。だからこそ、自分たちと異なる視点や手法を取り入れ、スピード感を持って進めることが重要だと考えています。

──貴社は、新事業を創出する仕組みの一環として「新事業提案制度」を実施されています。これはいったいどのような制度なのでしょうか。

社内のアイディアを掘り起こし、既存事業や部署の枠を超え、新たな事業として成長させることを目的とした制度です。年次やキャリアに関係なく全社員が提案可能で、事業内容にも事業規模にも大きな制限はありません。

また数年前から、アイディアが採用された際には、提案者本人が事業の責任者となって事業推進に当たる体制へと変更になりました。事業に対する思い入れがあり、意欲が高く、熱意のある社員が推進することで、周りを巻き込む迫力が出てくると考えたためです。

結果、これまで120件ほどの提案があり、10件以上が事業化。そのなかの一つが、今回、新たに外部から副業・兼業で人材を募集するメディテーションスタジオ「Medicha」です。

──そうした新事業は、貴社にどのような影響を与えているのでしょうか。

「Medicha」の提案者である長嶋・山脇のように若い社員のアイディアが事業化に至ったこと、特に本業の不動産から離れた事業を実現していることは、社内に大きなインパクトがあったと感じています。

実際に制度への提案件数も年々増えていますし、上はある部署の部長から、下は入社2年目の社員まで、応募の裾野も広がってきました。今年からは「ビジネスモデル革新」に業務時間の10%を割くことが可能な制度も立ち上がり、新事業・既存事業にかかわらず、チャレンジすることへの意欲や熱意が高まっていると感じますね。

また、もともと当社は、多様な人・企業が集い、交流することを通じて進化していく街を目指し、丸の内エリアの「オープンイノベーションフィールド」化を進めています。「Inspired. Lab」や「FINOLAB」といったスタートアップ向けの拠点の設立は、その取り組みの一つです。そうした場での交流を通じてスタートアップ文化に慣れてきたことや、新本社への移転も追い風となり、新事業のみならず既存事業の革新を含め、新しいことや面白いことに前向きな文化が醸成されてきていると思います。

副業・兼業という働き方が広まれば、社会はもっと面白くなる

──今回、メディテーションスタジオ「Medicha」でCBO/CMOを募集するにあたって、「副業・兼業」という形を採用された理由について教えてください。

外部環境の変化は速くダイナミックであり、自前主義で試行錯誤を重ねているうちにアイディアが陳腐化したり、当初想定していた市場がなくなったりしている可能性もあります。そのため当社では、組織の外との連携により、自分たちと異なる目線や手法でスピード感を持って取り組んでいく必要があると考えています。中途採用もその一つの手段として積極的に取り組んでいます。

そうしたなか、大企業での副業・兼業が解禁されつつあるという社会的な流れもありますし、新たな働き方の一つとして、優秀な方を副業・兼業という形でお迎えすることができれば、当社にとっても今後の大きなプラスになると思います。

優秀な方ほど現在の職場で重要なポジションを得ており、転職に抵抗がある場合も多いのではないでしょうか。新たな環境に移る転職には大きなエネルギーを必要としますが、副業・兼業であれば多少そのハードルは下がり、当社に力を貸していただける方との出会いが多くなるはずだと考えました。

高いスキルを持つ方が現在の環境を大事にしながら新しいチャレンジもできるこの働き方が広まっていけば、もっと面白い社会になると思います。今回の副業・兼業プロジェクトは、その実現のための大きな一歩と位置付けています。

長嶋・山脇の「Medicha」にかける思いや彼女たちの世界観に共感してくださる方には、ぜひご応募いただき、力を貸していただきたいと思っています。

「Medicha」の世界観を広めていくCBO/CMO募集

Medicha株式会社 代表取締役/長嶋 彩加
Medicha株式会社 代表取締役/山脇 一恵

──はじめに、「新事業提案制度」を通して生まれた新事業「Medicha」についてご説明をお願いします。

「Medicha」は、「自分に余白をつくる贅沢な時間-The Sweetness of Doing Nothing-」をコンセプトとしたブランドです。2019年6月1日、メディテーションにアートと煎茶文化を融合した没入体験型スタジオを、旗艦店として南青山にオープンしました。

日々の生活に生かせる「inner skill」が身につくメディテーション、入店から退店までコース料理のようにデザインされたサウンドやライティング、自分のために淹れる一杯として育まれた煎茶文化を味わいながら、五感を解放して、感情や思考をデトックスする贅沢な時間をお過ごしいただけます。

──「Medicha」が目指す世界観について教えてください。

「自分に余白をつくる贅沢な時間」の提供を通じて、家族、仕事、趣味などを伸び伸びと楽しむ「ビュッフェ型のライフスタイル」を、一つの選択肢として国内外に広めていきたいと考えています。

伸び伸びと楽しむことは簡単なようで難しく、さまざまな情報に触れながら日々生活するなかで、誰しもが、考えごとや悩み、外部情報などの「ノイズ」をデトックスしたいと感じるタイミングがあるかと思います。

時には、「Medicha」で多様な「ノイズ」を横に置き、自分の感覚や直感に従う時間を過ごすことで、新たな発想や行動の選択肢の創造、レジリエンスの向上につながる「余白」をつくっていただけたらうれしいです。

徹底的なユーザーヒアリングを経て、日本流のスタジオが完成

──どのようにしてアイディアを具体化していったのでしょうか。

近い世界観を持つ先行事例が多いニューヨークで働く方々の考え方がすごく刺激的で、彼らとの対話がアイディア具体化の大きなきっかけになりました。

仕事も家族も趣味も大事にしながら、目標や夢を追うことには、やはりパワーが必要です。だからこそ、ニューヨークの人たちはセルフケアの文化をすごく大事にしていました。たとえば、ライフコーチに相談したり、週1回カウンセリングに行ったり、2~3日に1回メディテーションに行ったり。ニューヨークでは、こうしたライフスタイルが一般的になっていたのです。

仕事で活躍しているニューヨーカーの方たちは、もともと精神的に強いのかなとイメージしていましたが、決してそんなことはありませんでした。いろいろな選択肢を組み合わせ、セルフケアを行いながら理想のキャリアを歩んでいたのです。誰もがカジュアルに、セルフケアの文化について話していたのが印象的でしたね。

──事業化決定からオープンまでの経緯や取り組みについて教えてください。

実現に向けて、まずは企画を具体化するため、日本で働く人々へのインタビューを行いました。そのようにしてニーズを検証しながら、どのような体験を目指すべきなのかを考えていきました。

たとえば、ニューヨークでは大きな部屋に大人数が一緒に入るメディテーションスタジオが一般的ですが、インタビュー結果を反映させて、「Medicha」では少人数向けの部屋にしています。これは、インタビューで「プライベート感のある時間を大事にしたい」という声が多かったためです。

このように、単なる思い付きではなく、潜在的なニーズに一致していたことが、社内でも評価され、応援してもらえているポイントだと考えています。

また、「Medicha」のメディテーションガイダンスや光、お茶、音などは、メディテーションの教授、作曲家、ライティングデザイナー、煎茶の家元の先生をはじめとして、いずれもその分野のプロフェッショナルの方の協力を得て開発したものです。

誰もが「余白をつくる時間」を味わえる世界を目指して

──今回、副業・兼業で、新たにCBO/CMOを募集することになった背景について教えてください。

現在「Medicha」は、口コミを中心に認知が広がり、20代後半~30代の企業勤めの方をはじめ、起業家や経営者層、また、一人の時間がなかなか取れない子育てや介護中の方々を中心にご利用いただいています。

ただ、私たちが実現を目指しているライフスタイルを日本でさらに広めていくためには、「Medicha」というブランドを明確に定義したうえで一貫性を持って伝えていく必要があると考えています。

また、ただ伝えていくだけではなく、「サービスの分かりやすさ」と「ブランドの芯」を両立させて表現していかなければなりません。抽象的なコンセプトと具体的な情報を、上手にバランスをとった表現で伝えていくことも大切なポイントになると思います。

こうした背景から、「Medicha」のブランド構築のための戦略を立てていただくCBOを募集することになりました。

並行して、事業課題の整理と仮説設定および検証、まだアプローチできていない層も含めブランド認知を広めていくためのコミュニケーションプランを策定していただくCMOも募集します。

──最後に、未来の仲間へ向けてメッセージをお願いします。

このプロジェクトにはすでに、さまざまなプロフェッショナルの方が関わっていますが、ご自身の人生を楽しみ、「余白」を持っている方が多いと感じています。今回参画していただく方にも、ご自身の「余白」をつくって楽しんでいただき、一緒にいろいろなアイディアを出し合いながら取り組んでいきたいと思います。

募集職種

  • 【副業兼業】新事業のCBO(Chief Branding Officer)
    • 商品企画 広報・PR・広告宣伝 リサーチ・データ分析
    • 東京都

    【募集背景】 三菱地所株式会社 新事業創造部では、「環境変化の加速をチャンスととらえ、2020年代のさらなる成長に向けたビジネスモデル革新を推進する」という全社ビジョンのもと、「新事業を自ら創出する」「新事業を創出する仕組みを作る」という主に2つの役割を担っています。新事業を創出する仕組みの一環である社内のビジネスコンテスト「新事業提案制度」からは、直近3年間で70件越えの応募があり、そのうち既に3件が事業化に至っています。 事業化においては自分たちと異なる視点や手法を取り入れ、スピード感を持って事業推進することが重要だと考えており、この度、新事業提案制度から事業化したMedicha株式会社の支援をしていただくCBOを副業兼業で募集することになりました。 【担当していただくMedicha株式会社について】 「Medicha」は、“自分に余白をつくる贅沢な時間-The Sweetness of Doing Nothing-”をコンセプトとしたブランドです。2019年6月1日に旗艦店として、メディテーションにアートと煎茶文化を融合した没入体験型スタジオを南青山にオープンしました。日々の生活に生かせるinner skillが身につくメディテーション、入店から退店までコース料理のようにデザインしたサウンドやライティング、自分のために淹れる一杯として育まれた煎茶文化を味わいながら、五感を解放して、感情や思考をデトックスする贅沢な時間をお過ごしいただけます。”余白をつくる時間”を生活の中に取り入れていただき、家族、仕事、趣味などを伸び伸びと楽しむ「ビュッフェ型のライフスタイル」を一つの選択肢として国内外に広めていきたいと考えています。 そのライフスタイルを日本で広めていくために、「Medicha」というブランドを明確に定義したうえで一貫性を持って伝えていくために、Medichaのブランド構築のための戦略立案をいただくCBOを募集することになりました。 【仕事内容】 ・市場分析・競合分析・消費者インサイトの構築 ・ブランド戦略の構築及びブランドマネジメントの実施

  • 【副業兼業】新事業のCMO(Chief Marketing Officer)
    • 事業企画・事業統括 Web広告運用・SEO 広報・PR・広告宣伝
    • 東京都

    【募集背景】 三菱地所株式会社 新事業創造部では、「環境変化の加速をチャンスととらえ、2020年代のさらなる成長に向けたビジネスモデル革新を推進する」という全社ビジョンのもと、「新事業を自ら創出する」「新事業を創出する仕組みを作る」という主に2つの役割を担っています。新事業を創出する仕組みの一環である社内のビジネスコンテスト「新事業提案制度」からは、直近3年間で70件越えの応募があり、そのうち既に3件が事業化に至っています。 事業化においては自分たちと異なる視点や手法を取り入れ、スピード感を持って事業推進することが重要だと考えており、この度、新事業提案制度から事業化したMedicha株式会社の支援をしていただくCMOを副業兼業で募集することになりました。 【担当していただくMedicha株式会社について】 「Medicha」は、“自分に余白をつくる贅沢な時間-The Sweetness of Doing Nothing-”をコンセプトとしたブランドです。2019年6月1日に旗艦店として、メディテーションにアートと煎茶文化を融合した没入体験型スタジオを南青山にオープンしました。日々の生活に生かせるinner skillが身につくメディテーション、入店から退店までコース料理のようにデザインしたサウンドやライティング、自分のために淹れる一杯として育まれた煎茶文化を味わいながら、五感を解放して、感情や思考をデトックスする贅沢な時間をお過ごしいただけます。”余白をつくる時間”を生活の中に取り入れていただき、家族、仕事、趣味などを伸び伸びと楽しむ「ビュッフェ型のライフスタイル」を一つの選択肢として国内外に広めていきたいと考えています。 そのライフスタイルを日本で広めていくために、事業課題の整理と仮説設定および検証、まだアプローチできていない層も含めブランド認知を広めていくためのコミュニケーションプランを策定いただくCMOを募集することになりました。 【仕事内容】 ・事業課題の整理、仮説の設定・検証、それに付随する調査業務 ・ターゲット顧客の志向・行動特性の分析 ・売上向上に資するターゲット顧客の心を動かすコミュニケーションプランの策定