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【公募】中小企業庁

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地方創生を担う「ふるさとプロデューサー」研修生を募集

中小企業や小規模事業者の成長支援を通じて、地方創生に取り組んでいる中小企業庁。地域資源を活用した地域活性化の担い手となる「ふるさとプロデューサー」を育成すべく、100日間または30日間の研修生を募集します。

本特集の求人の募集は終了しました。

受付開始日:
2015年6月12日(金)
受付終了日:
2015年7月6日(月)

本特集の求人は、会員ステータスをプレミアムにアップグレードされていなくてもビズリーチ会員であればどなたでも応募が可能です。

地域活性の実践的な取り組みを間近で学ぶ、100日間の研修を提供します

中小企業庁は、日本企業の9割以上を占めるとされる中小企業・小規模事業者の事業発展を支えるべく、創業支援、人材支援などを含め、総合的な経営サポートを行っています。
地域資源を活用した商品の差別化を図り、地域の中小企業の競争力を高めるためには、その土台となる「地域ブランド」の創出が有効ですが、事業者単独では実現が難しいものです。そこで今回、地域ブランドづくりの中核的な担い手「ふるさとプロデューサー」を育成すべく、100日間または30日間のOJT研修を実施いたします。

研修では、地域活性化に取り組み、十分な実績を有する「ふるさとプロデューサー」とともに活動し、現地を一緒に回りながら、実践的なノウハウを学んでいただきます。
プロデューサー人材には、栃木県宇都宮市の「道の駅うつのみや ろまんちっく村」を運営管理している企業の社長や、高知県四万十町の「道の駅四万十とおわ」を運営し、特産品の商品開発を手がけている企業の社長など、すでに多くの実績を出している優秀な方がたくさんいらっしゃいます。

そんなプロデューサーの先輩方は、生産者とどんなコミュニケーションを重ね商品開発を行っているのか、他と差別化するための地域ブランドをどう構築しているのか。そのノウハウを学ぶことで、各地域の将来を支える「ふるさとプロデューサー」を育てていきたいと考えています。

地域資源を発掘し、その魅力を広く域外に伝えるためには、“よそ者”の視点も大切です。地元にいればごく当たり前の自然・風景が、外から見れば非常に貴重な観光資源になることもあり、地域資源を使った商品開発においても、“よそ者”の斬新な発想で新商品のアイデアが生まれることがあります。研修先は、研修生の希望をもとに受け入れ団体との面談等により決定します。

この研修事業では、単に研修に参加して終わり、ということではなく、研修生(卒業生)と研修生を受け入れた全国各地のプロデューサー、本事業を実施する独立行政法人中小企業基盤整備機構、各地域で地域活性化に取り組むさまざまな支援機関のみなさまのネットワークをつくることも、大きな狙いです。このネットワークにより、研修終了後、地元に戻って実践していくなかで、学び合い、励まし合い、時にはwin-winの広域連携で事業拡大したり、といったこともできるようになります。

各地で地域活性化に取り組んでいる「ふるさとプロデューサー」からノウハウを学び、地元に戻って実践したい。地域活性事例を学び、地域資源を生かした事業を立ち上げたい――。そんな意欲あふれる方には、地域活性化の取り組みを間近で学べる貴重な機会になるでしょう。みなさまのご応募をお待ちしています。まずは、ぜひ説明会にご参加ください。

今回の募集について

「ふるさとプロデューサー」の研修生を募集します。2泊3日の座学研修の後、各受け入れ団体に配属され、すでに活躍している「ふるさとプロデューサー」とともに100日間(※)活動していただきます。特産品開発や農業体験の受け入れ、道の駅の運営など、地域ブランド構築のためのさまざまな活動を通じて、地域活性化のノウハウやスキルを身につけることが目的です。
※100日間の長期研修のほか、30日間(分割可)の中期研修もあります。

求める人物像

地域資源を活用し自立した経済基盤をつくっていくことは、時間とエネルギーを要する大変な取り組みです。「地域に貢献したい」という強い意欲と、人と協調し、巻き込みながら、前に進める実行力が必要です。

また、研修を通して得たノウハウを、実際の地域活性化の取り組みに生かしていただくことが目的なので、「地元で起業し、こんな取り組みをしていきたい」など、より具体的なキャリアプランを持っている方に応募していただきたいと思います。研修生の選考にあたっては、地域貢献への意欲とポテンシャル、今後のキャリアプラン(研修の成果を具体的にどう生かしていくかのビジョン)の3点を重視します。

ふるさとプロデューサーのコメント

株式会社巡の環 代表取締役 阿部裕志さん

大学院卒業と同時に大手自動車メーカーに入社し、数年後、たまたま海士町を訪問する機会がありました。そこで出会った、海士の未来を本気で考え行動する人たちに魅力を感じ、自分も仲間に入れてほしいという思いから移住を決めました。
私の役割は、都会と田舎の心の通った共存関係をつくることです。地域内で人間関係を築き、役場のいろいろな部署、観光協会、島の農家、漁師の方々などの話を聞きながら島のニーズを把握。また、地域外の大企業や国や都市住民のニーズも把握し、それらを共に満たす事業や仕組みを生み出していきます。
例えば、島を守るためにとても熱い思いを持って活動する農家さんの手伝いに行った際、人手もほしいけれど、それよりも、販路がないから後継者を雇えないというのが海士の農業の課題なのだということがわかりました。そこで海士の特産品を売る「海士Webデパート」を立ち上げ、海士と都会をつなぎ、生産者や加工、流通、料理に関わる人の思いを紡ぎ上げました。さらに、そこに共感してくれる購買者を増やす「AMAカフェ」というイベントも行うなど、心の通った新たな販路を開拓する取り組みも行っています。
ふるさとプロデューサーは、普段の生活から地域に入り込み、信頼関係をつくり、表面ではなく根っこにある課題を発掘し、解決していく活動を行っています。決して簡単な仕事ではありませんが、自分が頑張れば頑張るほど地域の人が喜んでくれるので、都会と田舎の共存関係づくりに取り組んでみたい方には非常に魅力的な仕事だと思います。

中小企業庁 担当者からのメッセージ

中小企業庁 経営支援部 創業・新事業促進課長/坂本里和

中小企業庁 経営支援部 創業・新事業促進課長/坂本里和

地域活性化では、地元の方の思いを大切にし、協調・協働しながらも、新しい切り口でその地域の魅力を引き出していくことが必要です。求められるのは、保守と革新のバランス。地元の方としっかり信頼関係を築いた上で、巻き込み、方向性がぶれないようにしながら多様な価値観の人を動かしていく。研修を通じて、その推進力を鍛えられるはずです。

また、研修の中で、地方事業に携わる企業の方やNPO団体、生産者の方など、多方面の人的ネットワークを構築できることも、今後の貴重な糧になるでしょう。同じ悩みを持ち、相談できる仲間がいることは、仕事を進める上で何事にも変えがたい資源です。100日間(あるいは30日間)は、地域活性プロジェクトを推進するには短い時間ですが、将来に役立つ知識、事例、人脈を、ぜひ貪欲に吸収していってください。

募集職種

企業概要

中小企業庁

事業内容
中小企業・小規模事業者の育成・発展を図るための施策、経営方法の改善や技術の向上に関する施策の企画立案。また新事業創出のサポートなども行う。
ミッション・ビジョン
経済産業省の外局である行政機関・中小企業庁は、中小企業庁設置法第1条の目的「健全な独立の中小企業が、国民経済を健全にし、及び発達させ、経済力の集中を防止し、且つ、企業を営もうとする者に対し、公平な事業活動の機会を確保するものであるのに鑑み、中小企業を育成し、及び発展させ、且つ、その経営を向上させるに足る諸条件を確立する」を達成することを任務としている。

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