文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト
官民協働事業「トビタテ!留学JAPAN」第二創業期メンバーを募集
日本の未来を担うグローバル人材創出を目指す「トビタテ!留学JAPAN」。今回は100億円のファンドレイジングを手がける事業のけん引役、1万人の将来のグローバルリーダーの卵が集まるコミュニティを活発にするコミュニティマネージャー等、基幹となる人材を募集します。
本特集の求人の募集は終了しました。
- 募集期間:
- 2017年7月6日(木)~2017年8月5日(土)
歴史に残る一大プロジェクト。輩出する学生も、スポンサー企業も、多様な事務局メンバーも、全員が日本代表
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文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」
プロジェクトディレクター/船橋力
1970年、横浜生まれ。幼少期と高校時代を南米で過ごす。上智大学卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社し、アジア等でODAプロジェクトを手掛ける。2000年に同社を退社後、株式会社ウィル・シードを設立し、企業および学校向けの体験型・参加型の教育プログラムを提供。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2009」選出。2012年、NPO法人TABLE FOR TWO International理事に就任。2013年、文部科学省中央教育審議会委員に任命され、同年11月より現職。 -
株式会社ビズリーチ
代表取締役社長/南壮一郎
1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、投資銀行部でM&Aアドバイザリー業務に従事。2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなり、チーム運営やスタジアム事業の立ち上げを行う。その後、株式会社ビズリーチを創業し、2009年4月、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」を開設。「HRテック(HR×Technology)」の領域で日本の採用市場を可視化し、新しい働き方を創造。8年でビズリーチは従業員数870名の組織へと成長。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2014」選出。2015年12月、日経ビジネスが選ぶ「次世代を創る100人」選出。文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」企画評価委員(2014年~)、内閣府「男女共同参画会議・重点方針専門調査会」委員(2016年~)を務める。
南: 2013年に始まった「トビタテ!留学JAPAN」ですが、どのようなことをされているのか、また現在までの実績を教えてください。
船橋: 「トビタテ!留学JAPAN」は、日本の若者の海外留学への機運を醸成する官民協働の留学促進キャンペーンです。ユニークな点は、文部科学省が展開する一方で、企業からの寄附により高校生と大学生に返済不要の留学奨学金を給付している点です。画期的なのは企業が資金だけではなく、学生の募集・選考、教育に参加し一緒に作り上げていることです。また、事務局メンバー40人の半分は民間企業出身でもあります。
こうした手厚いサポートを通じて、これまでに多様なエキスパート&リーダー候補が輩出されています。単なる留学支援や人材育成の枠を超え、個々の学生がさまざまな社会課題に基づき留学し、解決に向けて動いていくという地球規模の社会課題解決プロジェクトとしての拡がりが見えてきています。
支援を受けて海外留学を果たす学生数の目標を「2020年までに1万人」としており、現在は累計で大学生以上2,400人、高校生800人、派遣国数では約100カ国に達しています。応募者数がこの2年でそれぞれ2倍、4倍の伸びを示しているように、学生の「トビタテ!」への認知度も留学に興味のある層には70%、ない層でも35%で、相当浸透しています。
南: 今回は、ファンドレイジングとネットワークプロデュース専任のスタッフを採用するということですね。
船橋: 2020年までに1万人の意欲ある若者を海外留学に送り出すのがプロジェクトの趣旨ですが、より自由度の高い支援ができるよう、あえて官民協働で立ち上げて民間から留学資金を募っています。そこで、留学費用を1人200万円と試算して1万人分、200億円の寄附を募ろうという目標を立てたわけです。現在、209社からの支援総額が116億8,000万円と、目標の半分を超えてきました。
南: すごい勢いですね。支援企業の顔ぶれを拝見すると、ナショナルカンパニーがずらりと並んでいます。日本の未来を担うグローバル人材を生み出すチャレンジに、経済界がもろ手を挙げて賛同している証しですね。
船橋: その通りです。ただ、プロジェクト自体が2020年までという期限で閣議決定されたものなので、各支援企業様も2020年までは寄附の増額が難しく、残りの80億円については戦略を変えていきます。広くあまねく、ALL JAPANに賛同や共感を得るべく、個人へもアプローチしていきます。手法としては、ふるさと納税やクラウドファンディング、60兆円といわれる遺贈寄附の領域に対する働きかけも考えたいですね。プライベートバンク等の協力を得て、富裕層に対して寄附をご提案いただくといった連携もよいでしょう。
南: そうした、さまざまなマーケティング手法を駆使してエンジンとなる人材を求めているのですね。そうすると単なるファンドレイザーではなく、新しい枠組みを考え、作り上げていく「マーケター」であり「戦略家」でしょうか。
船橋: この大舞台で歴史に残る仕事を成し遂げてもらいたいです。国家プロジェクトという信用やつながりと、これまでの3年で培ってきた留学支援の機運や仕組みを最大限活かし、今までにないクリエイティブなファンドレイズの仕組みを生み出し、グローバル人材育成の仕組みとセットにして持続可能なものとし、ユニセフやあしなが育英会に近づく新たな存在を目指したいです。それを一緒に構築していく人材を求めています。
また、ネットワークプロデューサーも同様です。日本国内外につながる1万人のエキスパート&リーダー候補のコミュニティの価値を想像すると無限の可能性を感じています。文部科学省、支援企業からの期待も高いです。ちなみに、学生には留学先で友人を10人作るよう言っています。1万人が留学すれば未来の世界のリーダー10万人とつながるわけです。外交や安全保障の観点でも貢献できる可能性を感じています。
留学を経験した1万人をグローバルリーダーとして育成するため、留学後に継続的な育成機会を提供するとともに、留学生同士のアルムナイを日本のリーダー候補としてネットワーク化し、自分の言葉で語れる学生コミュニティを形成、活性化しようとしています。
また、エバンジェリスト活動(留学の価値の伝道活動)や各自の自主的な活動を促進することにも着手しており、日本全国でさまざまな活動が起こり始めています。将来1万人まで全国で規模が拡大する学生コミュニティを企画・推進するプロデューサー兼マネージャーがイメージです。
南: 日本のリーダー候補が集うコミュニティは、未来の大きな財産になるでしょうし、そちらも非常に意義深い仕事のように感じます。まさに、日本の未来を担う中核となりそうですね。最後に、ご自身がこのプログラムに懸ける思いをお聞かせいただけますか。
船橋: 私自身、学生時代に海外での生活を体験したことでアイデンティティーや独自性を手に入れました。日本にいては得られなかったでしょうし、社会人になってから海外に行くのでは遅いでしょう。学生時代からいろいろな国に留学して、情報が非連続な状態でリアルな肌感覚を養うべきというのが持論です。社会問題が複雑化している現代は、単一の価値観では問題を解決していけません。多様な才能と価値観が集まってこそ、世の中の課題解決が図れるのです。日本にそうした若者を多く輩出したい、そのためのプロジェクトです。今は2020年やその先へ向けての、ギアチェンジのタイミングです。そこにぜひ力を貸してください。一緒に歴史に名を刻みましょう。
今回の募集について
協賛企業からのメッセージ
あらゆるビジネスがグローバル化するなかで、「トビタテ」の価値、意義は非常に大きい
募集職種
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