新潟県三条市
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「選びたくなるまち三条市」を目指し、地域の魅力を発掘&発信するCMOへ
自治体としていち早く電子契約サービスの導入を実現するなど、全国初となるような新しい施策に次々と取り組んでいる新潟県三条市。34歳(当時)の若さで市長に就任した滝沢亮氏を筆頭に、市役所内のIT化・デジタル化に精力的に取り組み、市政運営に新風を巻き起こしています。今回は新たな取り組みとして、三条市のふるさと納税制度の在り方に変革を起こそうと、CMO(チーフマーケティングオフィサー)を募集。自治体のCMOとして得られる醍醐味、ここでしか実現できないキャリアについて、滝沢市長にお話を伺いました。
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募集期間:2021年7月9日(金)〜 2021年8月5日(木)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。デジタルマーケティングの力で、ふるさと納税に変革を
新潟県三条市 市長/滝沢 亮 ──はじめに、三条市の特徴や魅力について教えてください。 三条市は、新潟県の中央に位置する人口約9万5,000人の自治体です。上越新幹線の燕三条駅は東京駅から2時間ほど、北陸自動車道の三条燕インターチェンジも有していて、首都圏とのアクセスも良好です。 2005年に旧三条市と南蒲原郡栄町、同郡下田村の3市町村が合併したため、金属加工業を中心とした「ものづくり」力のある地域と田畑の広がる平野、広大なキャンプ地などもある豊かな山林を併せ持っています。特に「ものづくり」では、2013年に伊勢神宮の「式年遷宮」において三条市でつくられた和くぎや金具類が納められるなど、鍛冶の伝統が受け継がれています。刀や包丁といった打刃物に関しても、最近ではアウトドア用品などにその金属加工技術が生かされています。 また、2021年4月には高度な「ものづくり」の次世代リーダー育成を目指す三条市立大学が開学しており、志願倍率は入試の前期日程で5.4倍、中期日程で31.1倍となるほど、若い層の注目を集めています。 私自身、当時34歳という若さで自治体の長として受け入れていただき、そうした寛容さも含めて、三条市が新しいチャレンジや変化を望んでいることの表れだと思っています。こうした機運のなかで、一緒に働いてくれるCMOを、今回募集することにしました。
──今回募集するCMOが担う役割を教えてください。 まず着手していただきたいのは、三条市のふるさと納税の取り組みを一から考え、実践することです。 三条市のふるさと納税は昨年度7億円の寄附を賜りました。ステイホームの影響から、前年と比較すると2.5倍ほどに伸びているものの、近隣市のなかには40億円を超える寄附を集めている事例もあります。そこで三条市ではふるさと納税寄附額を2022年度に25億円とする目標を設定しており、CMOの方にはその達成に向けて積極的に活動することを期待しています。 地域には、まだふるさと納税の返礼品にはなっていないものの、全国に誇れるような食材や製品があると考えています。また、古民家やアウトドア体験といった、地域の魅力を体感できるコンテンツもあるでしょう。それらを地域として十分に訴求しきれていないことこそ、私たちが解決すべき大きな課題といえます。 ぜひ、民間企業で培った経験を生かし、この地域が持つ魅力や新たなプロダクトを発掘しながら、ふるさと納税の寄附額をいかに伸ばしていけるかを模索し、全国に向けた宣伝・広報を促進していってほしいと考えています。 ──CMOになった方には、具体的にどのような活動を期待していますか。 自ら生産者や地元企業のもとに足を運ぶなど、フットワーク軽く動いてもらい、必要であれば専任チームをつくるなど、組織づくりや運営も含めて提案をしていただきたいです。もちろん、一連の活動においては、私自身も最大限サポートをしていきますし、裁量を持ってアグレッシブに動けるような体制も構築していきます。 また、現在は兼任の職員がふるさと納税に関する業務を担当している状況なので、組織・運営の体制づくりを経て、自走できる仕組みづくりもお願いしたいですね。 今回採用するCMOの方には、三条市の返礼品の魅力向上だけにとどまらず、企業版ふるさと納税への取り組みや、効果的なデジタルマーケティングによる三条市全体のブランディングなど、枠にとらわれず幅広い領域でご活躍いただけると思います。
中長期的なブランド戦略を描き、三条市の魅力を向上させる
──CMOとして、三条市はどのようなスキルやマインドセットを求めているのでしょうか。 単に広告・宣伝手法に秀でているというよりも、デジタルマーケティングの知見・経験を有し、ROIをきちんと示せることを重視しています。つまり、感覚ではなく、数値をもとに動ける方を強く求めています。また、一時的にブームを巻き起こすのではなく、中長期でのブランド戦略を描けることも必要です。そのため、有形商材に限らず、ECやポータルサイトの企画運営などを経験されてきた方は、そこで培った能力を存分に生かしていただけると考えています。
三条市北五百川の棚田 ──三条市のCMOとして働く魅力や、キャリア価値は何だと思われますか。 三条市役所は、行政のなかでもいち早く電子契約サービスの導入を実現したほか、職員間でコミュニケーションツール「LINE WORKS」を活用するなど、自治体として全国初となるような新しい施策に次々と取り組んでいます。新しいアイデアを柔軟に取り入れ、実行に向けて全力でサポートし合う環境が整っていますので、民間からの新しい目線で「もっとこうしたらうまくいくのではないか」「こんなことにチャレンジしたい」など、率直に自身の思いやアイデアを発信していただけたらと思います。 また、デジタルマーケティングやブランディングの知見・ノウハウを地方創生に生かせることは、後々のステップアップや、キャリアを築いていくうえで貴重な経験になるはずです。民間企業で培った経験を自治体という大きなフィールドで生かし、市のブランディングというダイナミックなテーマに挑む。そして自分が関わった仕事が、市民生活のなかに目に見える形で反映される。そういったことにワクワクし、新たなチャレンジの場として取り組みたいという方にご応募いただきたいですね。ぜひ、あなたの手で、市の魅力向上、ひいては地域活性化の実現まで導いてください。 ──最後にこの記事をご覧の方にメッセージをお願いします。 今回、ふるさと納税の寄附額という具体的な数値目標を設定することで、CMOとして知見やノウハウをいかんなく発揮し、ご活躍いただきたいと思っていますが、あくまでも私たちが目指すのはその先、「選びたくなるまち」づくりにあります。「選ばれるまち」と標語に掲げる自治体も多くありますが、三条市では魅力を発信することでファンを増やし、自発的なワクワクを引き起こすような町づくりを推進していきたいのです。ぜひ一緒に、「選びたくなるまち三条市」をつくっていきましょう。
募集職種
- 【CMO】三条市の魅力を発見し発信する最高マーケティング責任者
Web広告運用・SEO広報・PR・広告宣伝商品企画
新潟県
◆募集背景 新潟県三条市は首都圏から約2時間というアクセスの良さ、金属加工業を中心とした「ものづくり」の技術、全国に誇れるような食材、広大なキャンプ地などの豊かな自然を持つまちです。着任当時34歳という若い市長を中心に、市政運営を進めているところですが、まだまだその魅力を発信しきれていない点が課題でもあります。 そこで、上記以外にも三条市にある魅力ある産業や食材などのコンテンツを活かして、ふるさと納税の寄付額を向上するためのマーケティング戦略・戦術の策定を行うCMOを募集します。私たちがまだ気がついていない三条市の魅力の発見と発信、そして、三条市のファンを増やしていただけることを期待しています。 初めに取り組んでいただきたいのは「ふるさと納税」に関わる領域ですが、将来的には、市全体の知名度向上やブランディングに寄与するマーケティング企画もお任せしたいと考えています。 市長の直轄ポジションであり、目標を達成するために必要な組織作りなどもお任せしますので、積極的にご提案いただき、三条市を「選びたくなるまち」になるよう、共に取り組んでいただきたいと考えています。 ◆業務内容 ・ふるさと納税寄付額増額のための企画立案(2020年度実績7億円、2022年度には25億円を目標とする) ・デジタルマーケティングを起点とした三条市におけるふるさと納税制度の在り方の変革 ・市のブランド価値を向上させる企画立案 ・組織の構築 ◆所属部署 市長の直轄ポジションとして、ふるさと納税推進に関する統括。効果的な組織づくりも含めてお任せいたします。