株式会社日本総合研究所

SMBCグループのクレジットカードビジネスを、ITの力で押し上げる
SMBCグループの一員として、シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3つの機能を有する総合情報サービス企業・株式会社日本総合研究所(以下、日本総研)。キャッシュレスの波を受けて会員数・取扱高ともに増え続けている三井住友カードのシステム開発を担うのが、カード基幹システム本部です。同本部の強みやここで働く意義とは何か。カード基幹領域を所管する相川寛行氏と2名のメンバーにお話を伺いました。
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募集期間:2025年3月27日(木)〜 2025年4月23日(水)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。SMBCグループのITを支え、キャッシュレスシステムの未来を創造
カード基幹システム本部 部付部長/相川 寛行 ──はじめに、日本総合研究所におけるカード基幹システム本部の概要を教えてください。 カード基幹システム本部は、三井住友カード株式会社のクレジットカードビジネスを支える基幹系システムの開発・保守を行っています。電子マネーやデビットカード、ポイントシステムなども扱っているため、SMBCグループのキャッシュレス全体に関わるシステムを担っている存在といえます。 本部内にはカード基幹領域とカード共通領域の2つがあります。基幹領域は入会からカード利用、資金回収など、クレジットカードビジネスにおける一連のシステムの安定稼働を支え、3,600万人以上の会員が快適に利用できるシステムの維持に注力しています。共通領域では、SMBCグループで培った業務知識や技術力を生かし、グループ外のお客さまへの開発支援などを行っています。 ──クレジットカードシステム開発におけるSMBCグループならではの特長はどのような点でしょうか。 まずはユーザーである事業会社(三井住友カード)との連携の強さがあります。受注者・発注者という関係性ではなく、SMBCグループの仲間として協業しており、チャットツールを介して気軽にコミュニケーションをとれるほか、お互いのオフィスを行き来する職場交流なども行っています。 私たちは単に依頼されたことを行う存在ではなく、「新しいサービスを導入したい」「今こんな課題がある」といったユーザー側の思いを聞いて、それをシステムとしてどう実現するかを一緒に検討するところからスタートします。 ユーザー側にもシステム部門があり、その先にいる実際にシステムを導入する部門やマネジメント層も含めて、まさに膝を詰めて話し合いながら要件定義を進めていけるのは大きな特長だと思います。
システムの安定稼働と、未来を見据えたチャレンジを両輪で回す
──現在、カード基幹システム本部が注力している取り組みをお聞かせください。 「攻め」と「守り」を意識した組織運営を行っています。「守り」は、システムの安定稼働に関わる部分で、案件の着実な推進、障害の最小化とレジリエンスの強化など、ユーザーが事業を継続するうえで一番大事な要素といえるでしょう。 「攻め」が意味するのは未来起点のチャレンジで、5年後、10年後も滞りなく稼働し、今後の環境の変化にも柔軟に対応できるシステムや組織体制の構築を目指しています。その一環として、現在は既存のシステムのモダナイズやAI活用の推進に注力しているところです。 ──カード基幹システム本部で幅広いポジションを募集されるそうですが、求める人物像を教えてください。 日本総研の中期経営計画のなかで定めている行動指針のなかに、「主体性・やり抜く姿勢・創造的対話・越境性・多様性」という5つのキーワードがあり、これらにフィットする方かどうかを選考の場面では見ることが多いです。 金融サービスは高品質であることが前提条件であり、ユーザーからも高いレベルが求められます。どのようなときでもITのプロフェッショナルとして、当事者意識をもって取り組む姿勢を保てる方は、活躍の幅を広げていけると思います。 ──同部で働く魅力や入社後に描けるキャリアパスはいかがでしょうか。 私は他のSIerを経て日本総研に入社しましたが、カード基幹システム本部は非常に風通しがいい組織だと感じます。年齢や役職にかかわらず発信することが称賛される文化なので、自分の意見を述べやすい雰囲気があります。 入社時点ではクレジットカードのシステム開発経験がないメンバーも多いので、まずは小規模案件で開発の一連の流れを経験していただきます。日本総研としてのシステム開発の進め方を吸収し、スキルが身に付いてきたら徐々に大規模案件やプロジェクトマネージャー(PM)へと活躍の場を広げていけるので、段階を踏んで確実にステップアップができると思います。
クレジットカード決済の要となるシステムを30年ぶりに刷新
カード基幹システム本部 チーム長 プロジェクトマネージャー/野津 直義 ──野津さんのこれまでのご経歴や現在の担当業務についてお聞かせください。 私は2012年に新卒で入社し、三井住友カードの基幹系システムの会員系担当として、大小さまざまなプロジェクトを経験しました。戦略案件や競合案件のプロジェクトもあり、リーダーやPMの立場も担ってきました。 2021年からは、基幹システムの肥大化・複雑化や急増するデータ量に対応するため、照会系の新システムを構築する「モダナイズ関連プロジェクト」に参画し、現在はその業務をメインに行っています。検討フェーズが1年ほどあり、約3年の開発を経て、2024年12月に一部をリリースしました。2025年4月には最終的なプロジェクトの完了を迎える予定です。 ──三井住友カードのモダナイズ関連プロジェクトでは、どんなことを行ってきましたか。 私は基幹系データの複雑化を解消し、新システムにデータを移管するための開発チームでPMを担当しています。基幹システムは30年間稼働し続けていることで構造が複雑化しているだけでなく、キャッシュレス化が進んだことで扱えるデータ量にも限界が見えている状況でした。 これまで経験したプロジェクトのなかでも最も難度が高く、随所で苦労させられました。検討フェーズでは当初、要件が明確に定まっていなかったため、今あるデータを眺めながら、どのようなデータなら今後も使っていけるのかを考え、取捨選択することが最初の関門でした。 開発に移行してからも、設計書が陳腐化していて水平移行が難しかったり、有識者のいないチームだったことで分析に時間がかかったりとさまざまな課題に直面しましたが、そのたびに部門やチームの垣根を越えて、多くの人の知見を借りながら進めました。
若手のうちから裁量をもってプロジェクトをリードしていく
──プロジェクトを通して成長を実感する部分はありますか。 今回のプロジェクトはこれまでに経験したことがない規模だったので、非常に多くの学びがありました。例えば、既存のカード基幹システムから新しい仕組みに移行する際には、私が持っていたアプリケーションの知識だけでは対応しきれず、基盤担当者の応援も仰ぎましたが、結果として基盤に関する知見も深まりました。 また、開発では新しい外部パートナーにも参加していただいたため、当初の予想よりも開発が進まず、自分自身が積極的に現場に入り込まざるを得ない局面もありました。しかしこの経験を通して、以前よりもプロジェクトの進め方やチームメンバーへのアプローチが明確になったと感じます。 ──この記事をご覧の方にメッセージをお願いします。 日本総研では若手から責任あるプロジェクトを任せてもらえるので、成長につながる機会が豊富にあります。私自身も新卒2年目から小規模プロジェクトで主担当を担い、リーダーやPMなどへとつながっていきました。 働き方についても柔軟で、リモートワークを活用しつつ密なコミュニケーションが必要な際には出社をするなど、自分の裁量で決められます。キャリアの幅を広げるのに最適な環境をお探しの方は、ぜひ応募をご検討ください。
金融業界の開発経験を生かし、クレジットカードのシステム開発へ
カード基幹システム本部 アプリケーションエンジニア リーダー/樋口 雄馬 ──樋口さんは2024年2月にキャリア入社されていますが、入社の決め手についてお聞かせください。 私は2007年に新卒で損害保険のシステム関連会社に入社し、損害保険の保険金支払いシステムの開発・保守、システム刷新プロジェクトなどを担当しました。16年ほど在籍するなかで一連の開発工程を習得し、部下やパートナー数十名をマネジメントする立場も経験し、「もっと新しい領域にも挑戦したい」と考えるようになったときに出会ったのが日本総研でした。 最初はカジュアルな面談だったのですが、会社の良い面だけでなくマイナスになり得る面も含めてオープンに話してくれたことが印象的でした。また、日本総研の母体にはクレジットカード会社だけでなく銀行もあり、事業の幅が広いので、エンジニアとしての選択肢も広がるのではと考えました。 ──アプリケーションエンジニアとしての担当業務について教えてください。 クレジットカードの売り上げに関わるシステムを担当しており、クレジットカードの加盟店舗の管理や精算業務を担っています。前職でも基幹領域の開発経験はありましたが、クレジットカードのシステム開発の仕組みや日本総研としての進め方などは新たに習得する必要があったので、入社から1~2カ月は学習の時間を多めに取らせてもらいました。そして徐々に保守開発や障害対応、小規模開発プロジェクトのリーダーへと活動の幅を広げていきました。 プロジェクトには要件定義などの上流フェーズから参画し、ユーザーと一緒になってシステム開発を進めています。前職でもユーザーとのやり取りはあったものの、カード基幹システム本部の場合は一つの資料をユーザーの担当者と一緒につくるところから連携しており、フラットな関係性には驚きました。
急拡大するクレジットカード領域だからこそ、新たな知見を積める
──前職の経験が生かせている部分と、新たに知見が得られた部分についてお聞かせください。 カード基幹システム本部はおのおのが複数のプロジェクトに参画しながら自らの役割を果たしていくので、裁量をもって業務を進められます。 クレジットカード業界では扱うデータ量が格段に増えているため、データ容量があふれたり、性能問題が発生したり、思わぬリスクを想定して物事を考える視点が身に付いたのはエンジニアとしての幅の広がりを感じる点です。システムが変われば前提条件も異なるので、学ぶことはまだまだあると日々実感しています。 ──今後のキャリア展望について教えてください。 現在はクレジットカード業務のホスト領域を担当していますが、一定の経験を積んだのちは、銀行系のシステムやサーバーシステムなど新たな分野にも挑戦したいです。また、現在はチームリーダーを担っていますが、ゆくゆくは組織の管理職として、組織運営や組織力の強化などに貢献できる人材にもなっていけたらと思います。こういった挑戦機会は会社の制度としても整っているので、そういったチャンスを生かしていきたいですね。
募集職種
- アプリケーションエンジニア・インフラエンジニア~プロジェクトマネジャー(クレジットカードシステム分野・信販システム分野)
プロジェクトマネージャー(Web・オープン系)プロジェクトマネージャー(汎用系)インフラエンジニア
東京都大阪府
【当社(JRI)について】 ・SMBCグループのシステム企画・開発を担うSier。 クライアントが同じSMBCグループ内の企業のため、同等の立場でシステムの開発を行うことができるのが強みです。 次世代起点で知見・技術を追求し、「顧客・社会と新たな価値を共創」することをビジョンに掲げ、組織運営を行っています。 【当本部について】 ・三井住友カードをメインユーザとして、クレジットカードシステム・信販システムの企画・開発を行っています。 (三井住友カード以外にも、国内カード会社約70社が利用する大規模なシステムです) 進化を続けるキャッシュレスのサービス拡充、社会インフラであるシステムの安定稼働をミッションとして掲げ、 システムの構想段階からユーザと一体運営でプロジェクトを推進しています。 SMBCグループだからこそ、単なるシステム開発だけではなく、最上流の工程にも関わるチャンスがあるのが当組織の特徴です。 <具体例> ー三井住友カードと共催で勉強会実施 └三井住友カードの現場部長や有識者に登壇頂き、経営方針や業務概要の説明などを定期的に行っています。 三井住友カード×JRIの一体運営で、よりユーザーに近い立場でビジネスを捉えられる機会となっています。 【募集ポジションについて】 ・プロジェクトマネジャー、インフラエンジニア、アプリケーションエンジニア <担当プロジェクト例> ーカード基幹システム(会員、加盟店、債権管理など)に係る開発プロジェクト ーカード決済システム(オーソリ、不正検知など)に係る開発プロジェクト ーカード業務システム(入会、延滞管理、CRM、交通系ICなど)に係る開発プロジェクト ー信販システム(割賦、債権買取、集金代行など)に係る開発プロジェクト ーカードシステムのモダナイズプロジェクト、WEBシステムの統合プロジェクトなど