東京都北区

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100年に一度の大規模再開発が進行中。広報戦略で北区の未来を描く

都心への圧倒的なアクセスの良さを持ちつつ、自然豊かで住み心地のよい北区。新一万円札の顔となった渋沢栄一が、晩年に居を構えたことでも知られています。令和6年度に「シティブランディング戦略課」を新設し、北区のシティブランディングに携わる「戦略広報・ブランディングアドバイザー」を副業・兼業で募集しています。複数の主要駅で再開発が進められるなど、今後のさらなる発展が見込まれる北区のシティブランディングに取り組む醍醐味とは何か、やまだ区長にお話を伺いました。

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募集期間:2024年7月2日(火)〜 2024年7月29日(月)

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  • JRの駅は都内最多。住みやすく、働きやすい北区の魅力とは

    北区長/やまだ 加奈子 ──東京23区の中でも北区ならではといえる特徴や魅力について教えてください。 北区は交通の便が良く、自然豊かな魅力あふれるまちです。JRの駅が都内で11と最も多く、都心にすぐに出られる一方で、73,000平方メートルに及ぶ桜の名所として知られる飛鳥山公園や音無親水公園、自然と触れ合える赤羽自然観察公園などユニークな公園が数多くあります。さらに70に及ぶ個性豊かな商店街では、人と人との温かな交流が生まれています。最近では子育て世代も多く転入しており、幅広い世代の方に親しまれるまちとなっています。 また、北区の主要駅である王子、赤羽、十条、東十条の各駅周辺では再開発やまちづくりの検討が進められており、新しい街並みがつくられようとしているところです。再開発というと駅周辺だけが変わるかのように思われがちですが、北区は駅と駅の間をいかに活用するかも含めた広範なエリアデザインに取り組んでおり、どこへ行っても北区らしさが感じられるまちづくりに挑んでいます。 昔からある街並みの良さを維持しながらも、新しいまちへ生まれ変わろうとしている。北区は今まさに大きな転換点を迎えているまちだといえます。 ──北区がシティプロモーションにおいて注力していることをお聞かせください。 2016年に策定した「北区シティプロモーション方針」に基づき、北区はさまざまなプロモーション活動を行ってきました。特に力を入れている施策の一つが、今夏の新札発行に向けた「新一万円札発行カウントダウンプロジェクト」です。北区は渋沢栄一が住んでいた地であることから、「東京北区渋沢栄一プロジェクト」というプロモーションを展開しているところです。 他にも、北区には文化のまちとしての側面が色濃くあります。芥川龍之介やドナルド・キーンなどの著名人が生活したことでも知られており、令和8年には全国初となる芥川龍之介の単独記念館が開設予定です。このように文化人のレガシーを後世につなげる活動も推進しています。

    北区における「シビックプライド」を醸成したい

    園内に3つの博物館や旧渋沢庭園を有する飛鳥山公園。渋沢栄一が居を構えたことや、桜の名所としても知られる

    ──まちとして大きく変わろうとしている今、北区は令和6年度に「シティブランディング戦略課」を新設しました。なぜシティブランディング強化に取り組んでいるのか、その背景を教えてください。 私たちは先述のようなプロモーション活動に力を入れてきましたが、北区の認知度が十分に行きわたったとは考えていません。私自身、区長になる前に4期区議会議員を務めるなかで、北区の素晴らしい制度や環境をもっとアピールするべきだと感じてきました。そのことも、今回「シティブランディング戦略課」を新たに設けた背景の一つです。 都市間の競争は今後ますます激しくなることが想定されるため、これからの北区は人生の舞台として選んでもらい、もっと愛されるまちになる必要があります。シティブランディングの取り組みは今後の区政において、非常に重要な位置付けにあると捉えています。 ──今回のキャリア採用を通じて、北区の未来をどのように実現したいとお考えですか。 今年度末には「(仮称)シティブランディング戦略ビジョン」を策定予定です。その中で「区民のシビックプライド醸成」、そして「北区ファンの増加」を目指していきたいと考えています。 シビックプライドとは、自分が住む地域に対する誇りを指します。例えば、新宿区や渋谷区、港区などに比べると、北区はまだ明確なイメージが定まっていません。しかしそれは裏返すと、「北区は何にでもなれる」「これからいかようにもデザインできる」ということだと捉えています。 総合的・戦略的なブランディング活動によって、職員だけでなく区民も北区の魅力を広く知り、「北区はこんなまちだ」と発信できるようになれば、一層愛着がわきます。そしてそれは、区外の「北区ファン」の獲得にもつながるはずです。 区民を巻き込んだ公民連携でのシティブランディングを通じて、私たち職員だけでなく区民の皆様も北区の魅力をアピールしたくなるようなまちを目指したいと考えています。

  • 北区の新しいPRのあり方を一緒に形作り、シティブランディングを推進

    ──今回、副業・兼業で募集する「戦略広報・ブランディングアドバイザー」に期待する役割についてお聞かせください。 大きく2つあります。1つ目は、広報やシティブランディング戦略課に対する、専門的な知見を生かした支援です。北区が取り組んできた従来の手法にとらわれない、時代に合った戦略的なPR活動を提案していただくことを期待しており、PRに関する企画・資料作成や効果的なメディア発信の方法など、北区としての新しいPRのあり方を一緒に形作ってもらいたいと思っています。また、ご経験に応じて、PR活動の効果を最大化するための戦略立案やロードマップの策定などについてもアドバイスいただきたいと思います。 2つ目は北区におけるプロモーション内製化の促進です。北区の取り組みを外部に発信していくことの意義や適した手法について、勉強会やマニュアルの作成を通じて啓発し、「PRは一部の専門的な部署だけが行うものでなく、庁内が一体となって取り組むものだ」というシティブランディングに誰もが前向きになれる体制をつくっていただきたいです。 なお、私が区長に就任してから、今まで年1回だった記者会見の数を月1回に増やしました。北区の取り組みをメディアに対して情報発信する機会が多くあるので、そこで発表する内容についてもサポートいただければと思います。 ──入職後は、どういったメンバーと働くことになるのでしょうか。 「戦略広報・ブランディングアドバイザー」は幅広い職員と関わることになりますが、特に密な連携が求められるのは、配属先となるシティブランディング戦略課のメンバーです。 今年度新設された同課には、30代後半の若い課長のもと、若手を中心とするフットワークの軽いメンバーが集まっています。若いといっても、他の部署を経験しているメンバーがほとんどなので、庁内での業務経験やネットワークは豊富です。 また、シティブランディング戦略課の次に関わることになるのは広報課です。広報課は北区の公式ホームページやSNS、区報を所管しているので、打ち合わせを通じ、適切なアドバイスをお願いしたいです。そのほか、全庁を巻き込んだ企画やブランディング戦略の提案、私との意見交換も必要なタイミングで行っていただきたいと考えています。 ──どのような方に仲間になってほしいですか。 「(仮称)シティブランディング戦略ビジョン」の実現に向け、ビジョンの中身や策定プロセスを伝えられる力を持った方にお力添えいただきたいです。広報戦略やその実行に向けたプランニングなど自由にアイデアを出していただき、実行に向けて一緒に取り組んでいけたらと思いますので、広報やブランディング戦略の立案から実行まで一貫して行ってきた経験をお持ちの方だと心強いですね。 そのうえで重視したいのはマインドです。効果的な広報やブランディングを行うためには、作り手の想いが欠かせないからです。特に求めたいのは「プロモーションの力で北区の魅力を伝えたい、行政課題を解決するチャレンジをしたい」という熱い想いを持つ方です。また、シティブランディングは公民連携で取り組むので、区内の事業者や区民と積極的に関わっていけるコミュニケーション力をお持ちの方も大歓迎です。

    北区が変わる今だからこそ、歴史に名を残す仕事ができる

    新東京百景、名勝として国の文化財に指定されている旧古河庭園

    ──今このタイミングで北区のブランディングに携わる醍醐味はどういったところだと思われますか。 主要駅周辺での再開発や新庁舎建設を追い風に、北区が次の10年で大きく発展するのはほぼ確実であり、他のどの区よりも伸び代のある区といえます。 北区の広報が守りから攻めへと転じる、そんなタイミングで北区のブランディングに挑み、一定の成果を出していただいた暁には、「自分はこのまちでこんな仕事をしたんだ」と後世に語り継げる経験になるのではないでしょうか。キャリアアップという言葉では言い表せないほどの達成感とやりがいを、一大転換期を迎える北区でぜひ私たちと一緒に味わってほしいです。 ──最後に、記事をご覧の方にメッセージをお願いします。 民間企業から来て区の職員として働くことに不安を覚える方もいるかもしれませんが、北区ではDX部門を中心に外部人材の登用を積極的に行ってきた実績があるので、ぜひ安心してください。 シティブランディング戦略課には、好奇心旺盛で行動力のあるメンバーが多く集まっているので、何かを始める際に孤立してしまうようなことはありません。挑戦したいという気持ちに満ちた職員たちと協力し合いながら、庁内を活性化し、シティブランディングを成功に導いてください。 一緒に「北区ブランド」を構築し、北区の名を全国にプロモーションしていきましょう。熱い想いを持った方とお会いできる日を楽しみにしています。

募集職種

  • 【副業兼業】戦略広報・ブランディングアドバイザー

    広報・PR・広告宣伝戦略コンサルタントマーケティングコンサルタント

    東京都

    【募集背景】 北区は現在、主要駅である王子・赤羽・十条・東十条の各駅周辺では、再開発やまちづくりの検討が進められています。 また、「渋沢栄一」や「芥川龍之介」など偉人の縁の地として文化資源を数多く保有していることから、昔からある街並みの良さを維持しながらも、新しい街並みを創りあげているところです。 そのようなストーリーや体験は、コンテンツとしてもポテンシャルを持っていますが、十分にアピールし切れていないと感じています。 そこで今年度、区の魅力を戦略的に発信していくため「シティブランディング戦略課」を新設しました。今年度末には「(仮称)シティブランディング戦略ビジョン」を策定予定です。 しかし、「(仮称)シティブランディング戦略ビジョン」の実現に向けた効果的な企画・資料作成や効果的なメディア発信を行うにあたっては、区の職員のみでは知見やノウハウに課題があります。 ぜひ広報PRのノウハウや知見をお持ちの方に北区の「戦略広報・ブランディングアドバイザー」になっていただき、区の魅力を戦略的に発信していただくお手伝いをお願い出来ればと考えています。 (※募集背景の詳細は、公開中のビズリーチ公募記事をご参照ください。) 【業務内容】 従来の手法に捉われない、時代に合った戦略的なPR活動をご提案していただくことを期待しています。 また、ご経験に応じて、PR活動が最大限発揮するための戦略立案、ロードマップの策定までアドバイスいただけますと大変ありがたいです。 携わってきた領域・産業により得意分野も異なると思いますので、得意領域に応じて、以下適切な業務をご担当いただきます。 <具体的な業務内容> ・「(仮称)北区シティブランディング戦略ビジョン」に連動するPRコンテンツの企画サポート ・PR資料の企画・作成サポート ・メディアリレーションズ(新聞、テレビ、雑誌等) ・庁内、内製化を行うためのマニュアル作成や勉強会などの実施 ※ご経験に応じて、以下業務もお任せしたいと考えています。 ・PR戦略立案・企画提案・推進のサポート ・ビジョン戦略の実行プランを支えるための定性・定量分析のサポート ・プロモーションによる成果指標等の設計サポート 【受入体制】 配属先:シティブランディング戦略課 シティブランディング戦略課は、今年度4月に新設された組織です。 8名の職員が所属しており、30代後半の若い課長のもと、若手を中心とした柔軟な組織です。 【選考フロー】 ・書類選考:ビズリーチに登録している職務経歴書の記載内容に基づき審査します ・1次面接:オンラインにて実施 ・最終選考:対面にて実施 ※着任予定日:2024年9月1日以降を想定