株式会社NTTデータ

公共・社会基盤領域の高難度案件をリードする「技術戦略担当」とは
国内最大規模のIT企業であり、あらゆる分野のDX実現を支援するNTTデータ。なかでも中央省庁や地方自治体、社会インフラ領域に特化して事業を展開する公共・社会基盤事業推進部では、技術に特化した横断組織が活躍しています。その名は「プロジェクト推進統括部 技術戦略担当」。トップエンジニアを多く輩出し、高難度のプロジェクトを次々と解決に導く同部門で働く魅力、描けるキャリアについて、技術戦略担当の技術者3名に伺いました。
本ページの求人の募集は終了しました。
募集期間:2024年9月26日(木)〜 2024年10月23日(水)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。前例のない大規模・高難度案件に挑む「プロジェクト推進統括部の技戦」とは
NTTデータの公共・社会基盤事業推進部は、中央省庁や地方自治体、医療・ヘルスケアから、通信・電力に至るまで、社会インフラを担う様々なお客様に高付加価値なITサービスやソリューションを提供することをミッションとしています。その横断組織として各プロジェクトをプロジェクトマネジメントと技術の両面でサポートするのが私たち「プロジェクト推進統括部」であり、なかでも技術の専門家としてプロジェクトを最上流からリードする役割を担っているのが「技術戦略担当」です。組織内では「技戦」と呼ばれ頼りにされています。 私たちの組織の特徴を一言でいうと「技術集約組織」です。クラウド、インフラといった汎用性の高い技術を有し、難度の高いプロジェクトの課題解決に特化して活動しています。活動の形は、顧客とのコミュニケーションを通しシステムの仕様を決定し、開発をリードする立場で活動することもあれば、後方支援のような形で技術領域の深い部分をサポートすることもあり、案件に応じて様々です。 参画するプロジェクトは、社会インフラを支える巨大かつ社会インパクトのあるものばかりで、先行事例のない国内初の試みが大半です。そうした公共・社会基盤の課題に向き合い、プロジェクトごとに必要とされる技術領域に秀でたメンバーでチームを組成し、解決に向けて邁進しています。
技術研鑽、技術の幅出しができる組織運営
技術戦略担当には、アマゾン ウェブ サービス(AWS)やマイクロソフト(Microsoft)のアワードを受賞したトップエンジニアが多くいます。こうした高い技術力を養える背景には、OJT、Off-JT、そして技術コミュニティの活動等、当部門ならではの成長環境があります。 具体的には、業種・利用技術の異なる様々な高難度のプロジェクトに参画することで幅広い技術領域をOJTで習得できるほか、Off-JTとしての資格取得支援制度、上位技術者が同じカテゴリーの技術者を支援するメンタリング制度などを設けています。そして技術コミュニティは、プラットフォーム領域、ネットワーク領域、データベース領域、クラウド領域、生成AI領域等、技術領域ごとに構成され、その技術領域のトップエンジニアから、これから新しくその技術領域を学びたい初学者まで、幅広く知見やスキルを共有できる場があります。各コミュニティでは自由に利用可能な機器やクラウド等の環境も整備されており、検証や自学自習に活用されています。
トップエンジニアを目指せる人財育成体制
当社には、プロジェクトマネージャや営業などと並び、ITアーキテクト、ITスペシャリストといった技術者の人財像と、アソシエイト、シニア、エグゼクティブといったレベルを定義し、各人財とレベルに応じた育成と人財レベルの認定と仕事のアサインを行うという社員のキャリア形成の仕組みがあります。 技術戦略担当では、「技術集約組織」としてのミッションの達成とそこで働く技術者の成長やキャリア形成を両立するため、この仕組みを取り込んで3種類の活躍タイプで育成を考えています。タイプの1つ目が特定の分野の深い知識が求められる「スペシャリスト」、2つ目は複数の領域におけるスペシャリティが必要になる「フルスタック」、3つ目は抽象度の高い技術が求められる「アーキテクト」です。これらのタイプとレベルに応じて育成施策を設け、推進しています。 「スペシャリスト」として得意な分野を作ったのち、幅を広げて「フルスタック」になる、広げた分野の知見から抽象度を上げて「アーキテクト」になる、あるいは得意分野をさらに研鑽し「スペシャリスト」として先鋭化するなど、技術者本人の希望や志向、モチベーションに沿ったキャリアを築いていけるのが特徴です。
複雑化・多様化する社会課題に「技術戦略担当」として挑む
昨今、人々の暮らしを支える公共・社会基盤分野では、デジタル技術の活用が喫緊の課題となっており、当部門への要請が年々増加しています。そこで組織のケイパビリティを拡大すべく、育成や採用を強化しています。 私たちの仕事の醍醐味は、複雑化・多様化する社会課題に真正面から向き合い、技術力をもって解決に導けることです。ご自身の技術力で社会に貢献したい、社会をよい方向に変えていきたいという思いを持っている方にとって、絶好のフィールドだとお約束します。
「社会を豊かにする仕事」公共・社会基盤領域ならではの魅力
公共・社会基盤事業推進部 プロジェクト推進統括部 技術戦略担当 シニア・エキスパート/大森 正也(右) シニア・エキスパート/守屋 統(左) 主任/西川 洋平(中央) ──はじめに、入社された動機とご担当業務についてお聞かせください。 大森:私は2010年にNTTデータに入社しました。大規模かつ自分の生活に関わるシステムの設計に関われることを魅力に感じたのが決め手です。入社以来、公共系システムに携わっており、設計や要件定義など上流工程を経験した後、上流から下流まで全体に関わるプロジェクトにも携わり、今はクラウドの基盤構築チームのリーダーや技術課題の検討支援といった立場で複数の案件を支援しています。 守屋:私が入社したのは2016年です。もともと公共や教育の分野に興味があり、システムを通して社会を豊かにする仕事に共感して入社を決めました。現在はオンプレミスからクラウドにシステムを移行するプロジェクトなどを担当しています。 西川:私は2021年に入社以来、技戦でクラウド案件に携わっています。公共分野のシステム開発におけるノウハウやアセットを作る施策活動や案件支援に携わっています。支援先としてはヘルスケアや決済関連、直近では地方公共団体のシステム開発に携わっています。 大学では情報系の学部に所属し、業界を絞らずスタートアップなども含めて就職先を探していました。当時NTTデータの社員複数名と会話する機会をもらったのですが、課題ドリブンで働けること、多様なキャリアパスがあることに魅力を感じて入社しました。
大森 正也/2024 Japan AWS Top Engineers(Network)受賞。中央省庁システムのクラウドリフト案件や地方税案件などを手掛ける。 ──印象に残っているプロジェクトにはどのようなものがありますか。 大森:特に印象に残っているのは、ある通信領域のお客様のシステム仮想化プロジェクトです。要件定義からサービス開始まで約1年半をかけたもので、OSやアプリケーションを変えられないなど制約も多いほか、高いセキュリティを担保しなければならないなど非常に難度の高いものでした。 なかでも一番の難所だったのは性能試験のフェーズです。サービス開始時を想定した業務量を走らせ、負荷をかける試験を実施するのですが、どこが遅いのか、その原因は何かなど、限られたスケジュールのなかで一つ一つ解決していきました。この案件を経験したことでシニアITスペシャリストの社内認定を受けたこともあり、自分を成長させてくれた思い出深いプロジェクトとなっています。 守屋:私は、大森と一緒に参画した行政のお客様のプロジェクトが印象に残っています。お客様のオンプレミスのデータをクラウドに移行させる際にトラブルが発生し、私たちがアサインされました。そして現場ヒアリングを始めたところ、移行予定だったクラウドサービスではお客様のご要望にお応えできないことが判明し、再度、要件の整理やクラウドサービスの選定から行いました。ベンダーと密に連携して最終的に解決策が見つかったときは達成感がありましたね。私がマイクロソフトのトップエンジニア認定を受けることができたのも、この案件がきっかけです。 西川:私は現在、地方公共団体の基幹業務システムの標準化に取り組んでいます。扱うデータは膨大かつセンシティブなものも含まれ、国内では前例のないプロジェクトです。私が所属する技術コミュニティのエンジニアはもちろん、他部門の有識者にもアドバイスをもらいながら進めているところです。 大森:私たちが手掛けるシステムはどれも巨大で難度も高いので、一人では太刀打ちできず、チームワークが不可欠です。そうした連携に長けているのは、NTTデータの強みだと思います。
コミュニティ活動を通じ、切磋琢磨しながら技術を磨く
守屋 統/Microsoft Top Partner Engineer Award 2024(Azure)受賞。中央省庁・地方自治体システム基盤更改、中央省庁大規模システム更改(パブリッククラウドリフト)などを担当。 ──プロジェクト推進統括部だからこそ得られる経験やスキルとして、どんなものがありますか。 大森:先ほど西川が話した技術コミュニティは、日々の課題解決はもちろん、技術レベルを上げるのに非常に有用ですね。私自身、専門領域ではない課題に直面したときによくアドバイスをもらっています。私たちは、長期間特定の案件にかかりきりになり、担当領域以外の知見を習得する時間を取れない場面もあります。そうしたとき、様々な領域の専門家が集まるコミュニティを活用することで、最新の技術や知識をキャッチアップできています。 守屋:この組織には教え合うカルチャーが根付いていますよね。入社当時、私は右も左もわからない状態でしたが、周囲の先輩に何度も助けてもらいました。自分なりに考えて、仮説を立てたうえでアドバイスを求めれば、必ず適切なフィードバックやレビューをもらえます。 他にも、コミュニティ内でテーマを設定して技術勉強会を行うこともあります。技術戦略担当に所属するトップエンジニアから学び、切磋琢磨できるのは恵まれているなと思います。
西川:先日は、プラットフォーム分野のコミュニティで大森が主導してトラブルシューティングの勉強会をしていましたよね。 大森:はい。本番でトラブルが発生すると焦ってしまいがちなので、事前にトラブルが仕込まれた環境で練習する機会があるとよいと考え、実施しました。 西川:社内には大森のようなトップエンジニアが何人もいて、一緒にプロジェクトに入っていなくても、上司部下の関係性でなくても、多方面からアドバイスをもらえます。技術者としてのロールモデルが身近にこれだけ多くいるというのも、技術戦略担当ならではですね。 ──特にやりがいを感じるのは、どんなときですか。 守屋:テーマやお客様を限定することなく、様々な難度のプロジェクトを担当できることです。また、繰り返しにはなりますが、コミュニティ内で学びが得られること。これらはこの部門ならではのやりがいだと思います。 西川:公共・社会基盤の多岐にわたる課題に向き合える点です。「国内初」といえるようなプロジェクトばかりなので、そのなかで課題を発見する能力、解決策を見出す思考力が養われていると感じます。
西川 洋平/2024 Japan AWS Jr. Champions受賞。地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化を推進。 ──今後のキャリアビジョンを教えてください。 大森:私は引き続きプラットフォーム領域のスペシャリストとして技術を磨きたいと考えています。現在は社内でシニアITスペシャリストの認定を受けているので、エグゼクティブ認定を目指しているところです。 そのうえでは、他のメンバーを育成する役割も求められてきます。日々の業務はもちろん、コミュニティ活動にも一層力を入れていきたいですね。 守屋:私が目指すのは、自分の技術力で公共のシステムをより良くすることにあります。そのためにはクラウドエンジニアとしてまだ修行が必要だと考えています。クラウドネイティブ案件、基盤のコンテナ化案件など、新しい経験をどんどん積んでいきたいです。 西川:私が興味を持って取り組んでいるテーマは、「人口動態が変わる日本においていかに社会インフラをより良くできるか、維持していくか」です。これまで手掛けたプロジェクトもこのテーマに関わるものでしたが、今後も挑戦し続けます。いずれはマネジメント領域にも手を広げていきたいですね。
募集職種
- オープン基盤エンジニア/経験を活かしたクラウドへのチャレンジも
SE(Web・オープン系)プロジェクトマネージャー(Web・オープン系)プロジェクトリーダー(Web・オープン系)
東京都
【職務内容】 ・公共・社会基盤分野(中央省庁および関連団体、地方自治体、公益法人等)のプロジェクトに参画し、オープン系基盤リーダ/エンジニアとして、提案・設計・構築を担当します。 (1)国内有数の大規模システムのインフラ、HW/MWの調達・設計・構築・試験 (2)オンプレ・クラウドを問わずシステム基盤の提案支援、システムアーキテクチャ設計支援、グランドデザイン策定 (3)各社製品・サービス等のソリューション調査、技術動向調査、技術検証、社内外講演等 ・公共・社会基盤分野の技術集約組織として、様々な公共系案件を技術面で支援します。 【アピールポイント】 当社では、社員一人ひとりが自分らしく、やりがいを持って働ける環境を大切にしています。多様な業務・工程に携わりながら、自身のキャリアアップを目指し、成長できる場を提供しています。 技術のエキスパートとして、業界をリードする存在になりませんか? ・国内有数の大規模システムの調達・設計・構築・試験に携わることで、自身のスキルアップと業界をリードする存在としての成長を目指せます! ・AWS/Azureなどのパブリッククラウドを利用する案件も多数あり、案件参画を通じ、ご自身の技術領域の幅だしをすることができます! ・開発工程だけではなく、システム基盤の提案支援、システムアーキテクチャ設計支援、グランドデザイン策定など、提案工程も担当しており、お客様のビジネスに貢献することができます! ・担当内には国内有数のトップエンジニアが多数在籍しており、技術的なフォローはもちろん、互いに切磋琢磨し技術研鑽を積む環境が整っています。 ・チームワークを大切にし、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まる環境で、一人ひとりが自分の意見を発信しながら、よりよいサービスを提供できるよう成長できます! ・ワークライフバランスにも配慮しており、フレックスタイム制度やリモートワークの活用など、柔軟な働き方を選択できます!現在はほとんどの社員が育児休暇取得を活用しており、育てと仕事を両立できる環境が整っています。
- クラウドエンジニア/社会基盤システムのクラウドネイティブ開発案件で活躍
SE(Web・オープン系)インフラエンジニアプロジェクトマネージャー(Web・オープン系)
東京都
【会社情報】 当社は、日本社会のDXの加速・実現に向けデジタル技術を活用した社会システムを創出し、世の中に「仕組み」と「価値」を提供することでより豊かで調和のとれた社会の実現の貢献する企業です。 その中でも公共・社会基盤分野は、行政(中央省庁・自治体)、医療、テレコム(通信業界)、電気・ガス等のエネルギー業界等、公共性・地域性の高い領域における課題に対してデジタル技術を活用し解決することをミッションとしています。 NTTGとしての実績や培ってきたノウハウを活用し、受託ビジネスだけでなく顧客の共創パートナーとして社会や顧客の未来をともに描いています。 <ポジション情報> 公共・社会基盤分野は、技術的には医療・テレコム(通信業界)の領域が先行していますが、昨今では行政(中央省庁・自治体)領域においてもガバメントクラウドの利用が求められています。これを背景に先進的な技術が求められる領域が急拡大し、社会の仕組みを支える中央省庁基幹系の大規模システムに及びます。こうした先進的な開発を行う案件で、インフラ技術リーダー・メンバとして活躍いただきます。なお、配属先や担当する職務はご希望やご経験を考慮して入社までの間に決定します。 【魅力】 社会貢献につながる公益性の高い案件において技術力を発揮できます。 当担当は、当社の公共・社会基盤分野の技術横断組織です。そのため、クラウドベンダ公認のトップエンジニアを含む技術者集団に囲まれながら、特定の案件に縛られず複数の案件に関与することができます。また、組織的に技術的フォローやノウハウ共有をし、切磋琢磨しながら技術研鑽をする文化の中で仕事をすることができます。 【公共・社会基盤分野における主なプロジェクト事例】 ■官公庁・地方自治体 各府省庁基幹システム、マイナンバー関連システム、スマートシティ関連システム、教育系システム、防災情報連携システム、ドローン関連システム、等 ■テレコム 大規模データ分析システム、等 ■医療・ヘルスケア 健康管理クラウドサービス、社会保険系システム、等 ■ユーティリティ スマートメーターシステム、等