慶應義塾

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ノーベル賞受賞素材の実用化で世の中を大きく変える

慶應義塾では、2022年3月に大学発スタートアップの創出・成長支援を目的とした部門を新設、部門メンバーを採用しました。学内の支援体制が整いつつあるなか、今回は起業を目指す研究者と共に伴走する「客員起業家」を募集します。慶應義塾のスタートアップ支援体制と構想について、スタートアップ部門責任者の新堂信昭氏に、起業を目指す研究内容と募集ポジションについて、牧英之教授に伺いました。

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募集期間:2022年12月15日(木)〜 2023年1月11日(水)

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  • 国内トップクラスを目指す大学発スタートアップ支援体制

    イノベーション推進本部 スタートアップ部門 部門長 特任教授/新堂 信昭 ──大学発スタートアップ創出への思い、これまでに実行されてきた取り組みについてお聞かせください。 1990年代後半以降、慶應義塾大学各キャンパスにおいて数多くの大学発スタートアップが生まれ、2015年には慶應義塾大学のベンチャーキャピタルとして、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブを設立しました。現在までに総額約150億円のファンドを運用し、45社のスタートアップに対して投資が実施されています(2022年10月時点)。 2022年3月には、慶應義塾大学発スタートアップの創出・成長支援を担う「イノベーション推進本部スタートアップ部門」を始動しました。2022年5月には、スタートアップ推進に関する専門知識や経験を持つメンバーの採用活動を実施し、フルメンバーがそろう2023年1月からはより支援体制を強化していきます。 当部門では、起業支援窓口の設置、各キャンパスからの起業支援・起業後の成長支援に関するニーズ把握、さらに支援のための学内体制の整備などを、発足時より精力的に進めてきました。今後は、アントレプレナー教育情報や起業関連イベントの全学展開、イノベーション精神が醸成されるコミュニティー作り、起業支援策の推進など本格的に活動を進めていきます。 これからの大学の社会的使命として、従来の教育と研究に加えて、イノベーション創出の中心となることが強く求められています。現内閣においても、スタートアップが成長戦略の重点分野として掲げられるなど、ますます大学発スタートアップへの期待が大きくなってきています。慶應義塾の目的である「全社会の先導者たらん」は、当部門が掲げる「新たな産業の担い手となるスタートアップ創出を促進する」という目標にも合致するところです。 ──慶應義塾の大学発スタートアップの現状と、目指す未来について教えてください。 経済産業省が公表する「大学発ベンチャーデータベース」によると、慶應義塾大学発スタートアップの数は2021年度に総計が175社となり、大学別の企業数では国内5位に浮上しました。 また、2022年度上半期の「大学発スタートアップの大学別資金調達額推移・割合(株式会社ユーザベース公表)」において、慶應義塾大学発スタートアップ企業が総額181億円(全体の22.8%)の資金を調達し、国内第1位となりました。 今後は、慶應義塾大学が大学別のスタートアップ数、資金調達額などで国内トップクラスになることを目指していきます。同時に、慶應義塾大学発のスタートアップが成長し、社会にインパクトのある貢献をもたらすこと、さらに経済的にも成功することで慶應義塾大学にもその果実が還元され、大学の機能強化、教育力・研究力の向上、そしてさらなる社会貢献が続いて生まれるといった、大きな循環を作り出していきたいと考えています。

    ──新たに慶應義塾大学発スタートアップを支援する制度を設けたと伺っています。この狙い・概要について教えてください。 当部門の活動を進めるにあたり、起業経験のある、または起業を目指す教員、在学生、塾員(卒業生)に対し個別インタビューを行い、起業支援・成長支援に関する大学に対するニーズを収集しました。その結果、大学からのさまざまな支援やつながり・コミュニティーを求める声が多く上がりました。また、各種調査等による慶應義塾大学発スタートアップのめざましい増加の公表を受けて、多分野で活躍する塾員をはじめとする個人や企業の方から、慶應義塾大学発スタートアップへの支援の申し出も多くいただきました。 これらの声を受け、当部門では2022年12月に「慶應義塾大学関連スタートアップ制度」という新たな取り組みを開始しました。この制度では、一定の条件(慶應義塾が保有する知的財産権の技術移転、慶應義塾との共同研究等の実施、慶應義塾の教職員・学生・出身者が創業メンバーや顧問になっていること、慶應義塾からの起業支援を受けていること等)を満たす企業を「慶應義塾大学関連スタートアップ」と位置づけ、積極的に支援していきます。 本制度の対象となるスタートアップおよびスタートアップ起業を目指す教員・学生に対しては、 1)ヒト:人材紹介や専門性などのノウハウ提供 2)モノ:アクセラレーションプログラムやベンダー等からの優遇プログラム、情報の提供など 3)カネ:投資家紹介やファンディング等の支援 の3要素に関わる各支援策を提供していくことで、慶應義塾大学発スタートアップの創出や成長を促進するとともに、大学とのコミュニティー形成につながるインセンティブを提供していきます。

    大学発スタートアップ起業時の「ヒト」の課題に取り組む

    ──新制度のなかで人材面の支援を実施されると伺いましたが、この理由について教えてください。 慶應義塾大学は特色ある学部・研究科・研究所等からなる総合大学であり、ここから創出される研究シーズを、社会における課題解決に役立てたいとの思いを持つ研究者が数多くいます。 当部門で研究者から起業に向けた相談を受けた際には、学内外の専門家(知財専門員、投資家等)を巻き込んだ伴走体制による協議支援を行っていますが、これらの支援のなかで明らかになってきたことが「事業経験のある共同創業者の重要性」です。 研究や教育を担う多忙な大学教員が起業を推進していくには、事業化計画やマーケット調査、資金調達計画や資本政策の構築など、起業準備に不可欠な経験を有する「起業家人材」が必要となりますが、そのような人材を大学内で確保するのは難しいという現状があります。 このような「起業家人材」を見いだすための支援が必要と考えており、研究シーズの事業化のための起業準備を、大学教員に伴走しながらオーナーシップを持って推進してくれる、経験豊富な客員起業家を当部門に招き入れたいと考えています。 さらにはこの客員起業家が大学教員と共同でスタートアップを起業し、創業以降の会社経営を担ってくださることを期待しています。 ──先述の取り組みを今回だけではなく継続的に実施されると伺っています。将来的にどのような仕組みを構想されているのか教えてください。 今回は理工学部の牧英之先生の研究シーズに関わる客員起業家を募集しますが、大学内には数多くの研究シーズがあり、複数のスタートアップ起業準備段階の教員から相談を受けている状況です。 これらの事業化検討においても、同様に起業家人材の確保の課題があると考えていますので、今回のような客員起業家の公募を今後も継続して行っていきたいと思っています。 また、各応募の選考過程において、将来の他研究シーズに関わる客員起業家等のための候補人材のプールを構築していくことで、速やかに適切な人材を発掘しマッチングすることが可能になると考えています。 さらに創業した後にも、会社の成長拡大に応じて経営人材やプロフェッショナル人材が必要になるケースが出てきます。「慶應義塾大学関連スタートアップ」企業に対しては、大学からの成長支援の一環として、ヒトに関する支援を当部門から行いたいと考えています。

  • ノーベル賞受賞素材を活用した研究を事業化する

    理工学部 物理情報工学科 教授/牧 英之 ──牧先生の研究内容について教えてください。 牧研究室では、ノーベル賞を受賞した「グラフェン」などの最先端のナノカーボン材料を用いて、半導体のようにチップ上に集積が可能な光デバイスの開発と、その世界初の実用化を目指しています。 ナノカーボン材料は、発見当初からトランジスタなどの集積電子デバイスへの応用が期待され、世界中で多くの研究開発が進められてきました。しかし、高性能な集積電子デバイスとしてはいまだに実用化のめどが立っていません。 一方、当研究室では、ナノカーボンを「電子デバイス」ではなく「光デバイス」用の材料と捉えて注目し、研究開発をスタートしました。この結果、「半導体上に集積可能な赤外光源」という、全く新しい光源の開発に成功しました。 赤外光源というと、現在の技術では主に白熱電球が使われていて、これはエジソンの時代から140年間ほとんど進化がありませんでした。サイズは小型でも1ミリメートル程度あり、性能についても、1秒間に10回程度しか点滅できません。それに対し私たちのナノカーボン光源は、100ナノメートル規模まで小型化ができて半導体のようにチップ上に集積も可能ですし、さらに、1秒間に最大で10億回高速点滅できるという高い性能も有しています。 そのため、この光源は世界のトップジャーナル「Nature」系の論文誌にも掲載され、オリジナリティーと高い性能が専門家からも認められ注目されました。また、量産化可能なプロセスでの作製にも成功したため、非常に低コストな赤外光源が実現でき、実用上でも優れた光源といえます。

    事業化により人々の生活が劇的に変わる可能性

    ──今後の事業化を目指されていると伺っています。先生の研究が事業化された場合、どのような分野で活用されることになるのでしょうか。 赤外光は多くの産業や生活で使われていますが、最も有名な応用は、分析技術やセンシング技術です。ナノカーボン光源を用いた赤外分析装置は、従来と比べて10倍の空間分解能があり、極めて高い性能を有します。 そのため、材料・化学・環境・創薬など以前から赤外分析が利用されてきた分野においては、今まで分析できなかった希少な物質探索や医薬品開発、マイクロプラスチックなどの環境分析に応用できます。 また、バイオ・医療など従来は赤外光が限定的にしか利用できなかった分野での応用も新たに開拓できます。新たな材料や医薬品、医療技術の創出を通して、世界中の人々の生活を豊かにする基盤技術になります。 さらに、ナノカーボン光源は、半導体のようにチップ上に集積できることから、赤外分析技術を劇的に小型化することが可能です。そのため、従来は専門技術者が行ってきた赤外分析を各家庭などで「いつでもどこでも誰でも」行えるような、身近な環境分析や医療診断等で使える赤外分析技術の創生もできるようになると期待されます。 光源の一種である「青色発光ダイオード」の発見が世の中を変えてノーベル賞を受賞し、この光源でわれわれの生活も一変しましたが、光源技術は私たちの産業や生活を支える基盤技術の一つです。われわれが開発したナノカーボン光源も同様に、赤外分野で世界を席巻できると考えています。 ナノカーボン材料を用いた光デバイスの開発は、世界でもほとんど行われていません。これが実用化されれば、われわれの技術は世界中でさまざまなシーンにおいて活用され、生活を劇的に変えるような広い応用が期待されます。赤外分析だけではなく、センシングや情報通信などの広い分野で、グローバルにナノカーボン光デバイスを事業化できると期待しています。 ──現時点での事業化の進捗について教えてください。 2022年4月に、ナノカーボン光源を用いた新しい原理の赤外分析装置の開発に成功したことを発表しました。既に赤外分析最大手の企業と分析装置の共同開発をスタートしており、この装置の実現によって、ナノカーボン光源を用いた世界初の赤外分析装置の商用化が可能となります。ナノカーボン光源が量産的に供給できる体制が整えば、早い段階で市場に投入できると考えています。 ナノカーボン光源の製造に関しても、既に量産化が可能な基盤技術を構築しており、これらの技術を用いた量産技術を実現することで事業化が可能になると考えています。そのため、実際に量産できる体制を整えることと、これらをどのように市場に投入して供給できるようにするのかを考えることが、次のステップと思っています。 さらに、もっと新しい原理のさまざまな赤外分析技術の実証や、情報通信や量子分野といった新たな分野への展開を模索しています。

    事業経験豊富なビジネスプロフェッショナルとともに起業を実現する

    ──今回、客員起業家を募集する狙いについてお聞かせください。 現在ナノカーボン光源の社会実装に向けてさまざまな取り組みをしていますが、私自身は大学の研究者であり、製品の実用化や起業の知見や経験がないことから、社会実装に関する経験や熱い思いを有する方と一緒に進めていく必要があると感じています。そのため、客員起業家としてまずは副業・兼業にて参画していただき、起業に向けたプランを描き、その取り組みを一緒に進めていただくことで、事業化を実現したいと思っています。 この研究が事業化されると、世界中のさまざまなシーンにおいて活用され、私たちの生活を大きく変えられる可能性があります。起業等の経験のあるプロフェッショナルな方とタッグを組み、この研究を世の中に出していきたいという強い思いを持っています。 ──客員起業家の具体的な仕事内容について教えてください。また、どのような人材を求めているのでしょうか。 客員起業家には、事業化計画の策定やロードマップ作成、マーケット調査、知財戦略策定、資金調達計画の立案や資本政策の構築、経営チームの組成検討など起業に必要な活動を推進していただくことを想定しています。私のパートナーとして、起業までの道に伴走していただくイメージを持っています。 前に述べたように、この研究は世界中のさまざまなシーンで活用できます。そのため、どこからどのように活用を広げていくのか、グローバル展開を見据えた戦略を作り、起業までのさまざまな実務をリードしていただける方を求めています。 デバイス技術や光計測技術に関する知識をお持ちの方は歓迎しますが、なくても構いません。ただナノカーボン光源をはじめとする科学技術への興味は持っていただきたいですし、研究の実用化に意義を感じていただける方と一緒に取り組みたいと考えています。 ──今回客員起業家は副業・兼業での募集と伺っています。働き方や仕事の魅力を教えてください。 基本的には私と一緒に進めますので、矢上キャンパスで業務にあたってもらうことが多いと想定しています。また、慶應義塾大学発スタートアップの創出・支援をするイノベーション推進本部のスタートアップ部門のメンバーとも連携が必要となります。適宜リモートワークを交えて進めていくことになると思います。 起業という大きなゴールに向かって共に走っていくことになります。このゴールへのコミットメントを強く意識していただく必要がありますが、チャレンジングではあるものの、世界を代表する技術系スタートアップになると思っていますし、そのようなスタートアップの共同創業者や経営者となるチャンスだと捉えていただければと考えています。 私の研究は、ノーベル賞を受賞した新材料を世界で初めて集積デバイスとして実用化する技術ですので、世界で一番を目指したいという熱い思いをお持ちの方や、人々の生活を大きく変えうるこの技術の社会実装にワクワクした気持ちで取り組んでいただける方と一緒に働けるとうれしいです。

募集職種

  • 【副業兼業】客員起業家(イノベーション推進本部 スタートアップ部門 EIR)

    事業企画・事業統括新規事業企画・事業開発戦略コンサルタント

    東京都神奈川県

    【募集背景】 慶應義塾大学は特色ある学部・研究科・研究所等からなる総合大学であり、多様な分野の研究シーズから大学発スタートアップが生まれています。慶應発スタートアップの創出・育成を推進するために慶應義塾大学イノベーション推進本部にスタートアップ部門を新設しました。 大学の研究シーズから研究開発型スタートアップを創出していくための大きな課題となっている「起業家人材」を見出すため、研究シーズの事業化のための起業準備を大学教員(理工学部 牧英之教授)と伴走しながら、オーナーシップをもって推進してくれる客員起業家(EIR: Entrepreneur in Residence)を副業兼業で募集します。尚、EIRには大学教員と共同でスタートアップを将来起業し、創業以降の会社経営を担ってくださることも期待しています。 今回開発するナノカーボン光源は、ノーベル賞も受賞したグラフェンという新材料を集積光源として世界で初めて実用化する技術です。世界を代表する技術系スタートアップを起業したいという熱い思いをお持ちの方や、この技術の社会実装によって世界を変えていきたいという気持ちで取り組んでいただける方の応募をお待ちしております。 【業務内容】 慶應義塾大学スタートアップ部門がサポートする客員起業家として、大学発シーズ・技術を基にしたスタートアップ起業の準備を大学の教員・研究者と伴走し、自律的に推進していただきます。事業化計画の策定やロードマップ作成、マーケット調査、知財戦略策定、資金調達計画の立案や資本政策の構築、経営チームの組成検討など起業に必要な活動についてリーダーシップを発揮いただくことを期待します。 牧教授の研究技術に基づくのスタートアップの起業を1-2年以内を目安に実現したいと考えています。このゴールに向かって自律的に計画し取り組んでいただくことを期待します。 【担当部署】 ・イノベーション推進本部 スタートアップ部門が担当。 ・スタートアップ部門:慶應義塾発のスタートアップ起業支援・成長支援を行う部門で学内の各キャンパスや学外の多様なステークホルダ(公的機関やプロフェッショナルファーム、ベンチャーキャピタル等)との連携しながら大学内スタートアップエコシステム強化を推進する部署。 ・部門長の下に5名の特任教員が勤務しており、客員起業家と学内外の支援者との橋渡しを手厚くサポート。 ・研究シーズを有する学内の教員・研究者との伴走業務の際にスタートアップ部門メンバーも加わりサポートする。 ・部門のオフィスは三田キャンパスにありますが、主に教員・研究者が勤務する矢上キャンパスでの業務およびリモートワーク。 ・業務は、牧教授及びスタートアップ部門長と連絡・相談のうえ、スタートアップ部門のバックアップのもと推進していただきます。 【得られる価値】 ・大学発の研究シーズに起業前の段階から深く携わり、大学発スタートアップの起業準備に関する業務を副業しながらハンズオンにてリードしていただきます。 ・起業後はスタートアップに参画し経営をリード頂くことを期待しています(参画自体は、創業者や設立後の企業の判断となります)。 【選考について】 ・1次選考:書類審査(ビズリーチ登録上の職務経歴書により実施) ・2次選考:面接 ※スタートアップ部門・教員等からの複数回の面接を実施する予定 【契約条件】 ■業務時間想定:月4日相当程度を想定していますが、業務の進め方や勤務時間はご相談の上決定いたします ■業務場所:慶應義塾大学 主に矢上キャンパスでの業務、およびリモートワーク (必要な時にキャンパスにて業務していただくことを想定していますがリモートワークも多いと想定) ■契約形態:業務委託契約 ■契約期間:3ヶ月毎に更新(双方の合意に基づき更新あり) ■報酬:想定月額〜4万円程度 ■注意事項:ご応募にあたっては必ず現在の勤務先の副業関連規定を順守し、業務開始前に現勤務先にて必要とされる申請手続き等はご自身の責任においてご対応いただきますようお願いいたします。また、本業務に必要な経費は自己負担になります。

  • ナノカーボン光デバイス開発研究員(慶應義塾大学 理工学部 牧研究室 研究員)

    研究・開発研究・開発

    神奈川県

    【募集背景】 グラフェンなどのナノカーボン光源の開発とそれを用いた光計測技術に関する研究および関連するナノカーボンデバイス技術に関して、素子作製や計測実験を中心とした研究業務に従事頂きます。 なお、これまでの専門分野が上記の研究関連でなくとも、理工系の修士以上の学位を有し、産学連携やナノカーボンデバイスの社会実装に興味があり、ご自身の専門的な知見を当該分野に活かしてみたいという意欲のある方の応募も歓迎いたします。(アカデミック以外に、企業ご出身の方でも問題ございません。) なお、研究室で取り組む研究内容等の詳細については、慶應義塾大学の牧研究室ホームページをご覧ください。 【業務内容】 <直近> ・ナノカーボン光デバイスの開発とそれを用いた光計測。実際に素子作製や計測実験を行う。 <将来> ・ナノカーボン光デバイスの量産技術等、実用化に向けた取り組みへの参画。 【得られるキャリア価値】 ノーベル賞を受賞するなどしたナノカーボン材料の最先端研究開発に従事することが可能となり、大学発のイノベーション技術の実用化に貢献できます。また、将来的には、本技術の社会実装に関する経験が可能と期待できます。 【受入体制・協力者】 ・大学教授 1名 ・研究室メンバー 学生15名程度、実験補助員1名 場合によっては、下記も含む ・大学教職員(イノベーション推進本部、知財部門等) ・外部機関(企業、ベンチャーキャピタル等)

転職が決まりご報告いただいた方にはお祝いを用意しております。