KDDIデジタルセキュリティ株式会社

KDDIデジタルセキュリティ株式会社

【#01】KDDIグループの基盤を生かした環境で豊富な経験と多様なキャリアを得られる

KDDIグループのセキュリティを担う専門企業として設立されたKDDIデジタルセキュリティ株式会社。通信事業者ならではの高度なセキュリティ技術と、中堅・中小企業向けの独自サービスを展開し、その事業領域は着実に拡大を続けています。今回は、同社の事業戦略と、IT営業・セキュリティコンサルタントとしてのキャリアの可能性について、代表取締役社長の田岡功二郎氏にお話を伺いました。

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募集期間:2025年3月27日(木)〜 2025年4月23日(水)

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  • すべての企業に最適なデジタルセキュリティを届ける

    代表取締役社長/田岡 功二郎 ──はじめに、事業概要を教えてください。 当社は、クラウドサービスやIoTの需要急増によってインターネットセキュリティの重要性が高まるなか、KDDIグループやそのお客様のセキュリティを担う専門企業として2018年に設立されました。現在は、大きく3つの事業を展開しています。1つ目は、KDDIのセキュリティを担うインハウス事業です。2つ目は、KDDIと伴走しながら、大手企業を中心としたお客様のセキュリティ対応し支援する事業、3つ目は当社が独自に展開するセキュリティ事業です。3つ目の事業に関しては中堅・中小企業をメインターゲットに据え、コストや工数などの観点からどのような企業でも導入しやすいセキュリティサービスを開発し、提供しています。 ──大手企業や中堅・中小企業に提供しているサービス内容について、詳細を教えてください。 情報漏えい診断、セキュリティ診断、セキュリティコンサルティングなど、多岐にわたるソリューションを提供しています。特に中堅・中小企業向けには、まず企業の現状を可視化する「クイックアセス」というサービスを提供し、そこから脆弱性診断やプラットホーム診断など、必要に応じたサービスを展開しています。 また、KDDIのインハウス事業では、通信事業者ならではの高度なセキュリティ対策を実施しています。これら対策および、セキュリティ運用で培った豊富な知見とノウハウを生かし、大手企業向けにも非常に高度なセキュリティソリューションを提供しています。 当社が目指しているのは、企業規模に関係なく、すべての企業が適切なセキュリティ対策を実施できる世界です。大手企業は充実したセキュリティ投資が可能である一方、中堅・中小企業ではセキュリティ対策が十分でない場合が多いのが現状です。そこで当社では、企業規模や予算に応じて柔軟に導入できるサービスラインアップを構築し、あらゆる企業の事業継続を支援しています。

    KDDIグループの知見と機動力で挑む、新時代のセキュリティ

    ──貴社ならではの強みや独自性についてお聞かせください。 当社の強みは大きく3つあります。1つ目は、KDDIグループとのプロジェクト経験や知見を生かした、高度なセキュリティサービスの提供力です。例えば、KDDIのauブランドを守るために開発したフィッシングサイト検知サービスは、EC事業者や金融機関など、偽サイト対策を必要とする企業にも展開しています。 2つ目は、中堅・中小企業向けの適切なセキュリティソリューションの展開です。例えば、セキュリティアセスメントは高額なサービスが多いなか、当社では中堅・中小企業でも導入しやすい価格帯で、「クイックアセス」を提供しています。多くの企業ではウイルス対策ソフトを導入すればセキュリティ対策は万全だと考えてしまいやすいのですが、当社では技術的な診断だけでなく、担当者へのヒアリングを丁寧に行い、社員のセキュリティ教育状況や書類管理など、組織全体のセキュリティリスクを総合的に評価します。 3つ目は、ベンチャー企業のようなスピード感です。世の中のニーズや動向を捉えながら、新しいサービスを積極的に開発しています。例えば、「ぱすとり」というパスワードレス認証サービスは、当社が独自に開発したソリューションです。 ──今後の事業展望についてはいかがでしょうか。 今後は主に3つの方向性で事業を展開していく予定です。まずは、AIを活用したセキュリティサービスの強化です。人間の対応範囲とAIでしか対応できない範囲を見極めながら、より高度なセキュリティソリューションを提供していきます。 次に、IoTセキュリティへの対応です。DX推進の波が加速するなか、IoTデバイスの普及が進み、ネットワークの保護とセキュリティ対策がますます重要になってきています。従来のサイバー攻撃対策に加えて、IoTセキュリティの領域でも先進的なサービスを展開していきたいと考えています。 最後は、セキュリティ人材不足への対応です。世界的に人材が不足しているため、当社では複数の企業でセキュリティ人材を共有できるような新しいモデルの構築を検討しています。AIと人間のハイブリッドモデルを活用しながら、効率的なセキュリティ運用の実現を目指しています。 これからも、社会のデジタル化に伴う新たなセキュリティニーズに応えながら、中堅・中小企業も含めた幅広い層に向けて、安心・安全なデジタル環境を提供していく所存です。そして、日本のビジネス全体の安定性向上に貢献したいと考えています。

  • コンパクトな組織で実現する、自由度高いキャリア形成

    ──今回はIT営業やセキュリティコンサルタントといったポジションでの採用を強化されるそうですが、その背景について教えてください。 当社の事業規模は着実に拡大しており、特にKDDIグループ以外の一般企業向けの案件が増加しています。また、これまではKDDIと共にサービスを展開するケースが中心でしたが、現在では当社の直接営業によるサービス提供がKDDIとの共同プロジェクト数と同程度の規模まで成長しています。このような事業拡大に伴い、お客様と直接対話し、課題を解決できる人材の採用を強化しています。 ──今回募集されているIT営業、セキュリティコンサルタントが担う役割を教えてください。 IT営業は、お客様の要求をヒアリングし、それに応じた最適なセキュリティソリューションを提案する役割を担います。当社では「販売」ではなく「ソリューション提供」を重視しており、お客様の課題解決に向けたコンサルティング型の営業を行っています。IT営業を担う方々に対しては、将来的にはクイックアセスメントが実施できるレベルまで成長していただくことを期待しています。そのため、NIST(米国立標準技術研究所)が策定する、セキュリティに関する世界的な標準フレームワークなどの知識を身につけ、お客様と専門的な会話ができる人材を育成していきます。 セキュリティコンサルタントは、まず当社のクイックアセスメントを実施する役割を担います。さらに、より深い分析が必要な場合には、「セキュリティプランニング」と呼ばれる、1カ月程度かけてお客様の状況を詳細に分析し、中長期的なセキュリティロードマップを策定するような業務も行います。このような高度な分析・提案ができる人材は業界的にも不足しており、当社では特に力を入れて採用・育成を行っています。

    KDDIグループの基盤のなかで、セキュリティのプロへ

    ──それぞれのポジションで働く魅力や得られる経験を教えてください。 IT営業では、2つの異なるキャリアパスを選択できることが大きな魅力です。1つはKDDIと共同で大手企業向けのビジネスを展開し、億単位の大規模プロジェクトに携われるキャリアパス。もう1つは当社が直接顧客開拓を行い、中堅・中小企業向けにより機動的な営業活動が可能なキャリアパス。配属は個人の志向や強みに応じて決定しており、どちらのキャリアパスを選択しても、セキュリティの専門性を身につけながらキャリアを築けます。 セキュリティコンサルタントとしては、業界でも希少な「セキュリティプランニング」のスキルを習得できることが特徴です。アセスメントの実施から、お客様の中長期的なセキュリティロードマップの策定まで、幅広い経験を積むことが可能です。また、KDDIグループの案件に携わることで、通信事業者ならではの高度なセキュリティ課題にも触れられます。 さらに、セキュリティ企業の多くが診断専門や運用専門など特定の領域に特化しているなか、当社では総合的にセキュリティサービスを提供しているのが特徴です。そのため、IT営業もセキュリティコンサルタントも、脆弱性診断からセキュリティ運用、新しいセキュリティプロダクトの開発まで、幅広い領域でキャリアを構築できると考えています。 コンパクトな組織であることを生かし、部門間の異動も柔軟に行っています。例えば、IT営業からよりテクニカルなプロダクト営業のキャリアチェンジや、特定のセキュリティ製品のスペシャリストへの転向なども可能です。四半期ごとの1on1を通じて、個々人のキャリアプランを丁寧にサポートする体制も整っておりますので、ご自身の思い描くキャリアを実現していただけると思います。 ──それぞれのポジションで求める人物像を教えてください。 IT営業については、ネットワークの基礎知識を持った方を求めています。これは、セキュリティとネットワークが密接に関連しており、お客様との対話をスムーズに進めるうえで重要なためです。セキュリティの専門知識については、入社後のOJTや教育制度を通じて習得できます。また、「走りながら考えられる」というマインドセットを持った方ですと、より一層活躍していただけると思います。 セキュリティコンサルタントについては、ネットワークの知識に加え、セキュリティの知識もある程度持っている方にぜひ来ていただきたいと考えています。企業でセキュリティ担当の経験がある方や、エンジニアとして活躍されてきた方など、技術的な知識を持ち、丁寧なコミュニケーションを大切にされている方とお会いできたらうれしく思います。 ──最後に、この記事をご覧の方へメッセージをお願いします。 当社は330名ほどのコンパクトな組織ですが、だからこそ一人一人が自由にキャリアを描ける環境があります。 KDDIグループという基盤があることで、大規模なプロジェクトに携わる機会も豊富です。KDDIは約100社のグループ企業を持っており、そのアセットを活用した大きなビジネスにチャレンジできます。セキュリティ業界で、ご自身の可能性を広げたい方のご応募をお待ちしています。

  • 【連載】日本のビジネス全体の安定性向上に貢献。(全3回)

    クラウドサービスやIoTの需要急増によってインターネットセキュリティの重要性が高まるなか、KDDIグループやそのお客様のセキュリティを担う専門企業として2018年に設立されたKDDIデジタルセキュリティ株式会社。大手通信事業のグループ会社ならではの強みを生かし、大手企業から中小企業まで幅広くセキュリティソリューションを提供しています。同社が今後目指す展望や、必要となる人材とは。3回の連載を通じて紹介します。

    【#02】セキュリティ運用のプロとして、技術で安心を届ける

    詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

    KDDI株式会社と株式会社ラックのジョイントベンチャーとして設立された、KDDIデジタルセキュリティ株式会社。通信事業者ならではの高度なセキュリティ技術を強みに、KDDIグループのセキュリティ領域を担いつつ、幅広い企業を支援しています。今回は、運用部門のエンジニア採用を強化するにあたり、組織文化や同社で働くことで得られる経験について、代表取締役副社長の佐古純一氏にお話を伺いました。

    【#03】2025年5月22日(木)公開予定

    詳細は決まり次第更新します。

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