国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)

培った「強み」と最先端技術の掛け合わせで社会・人類へ貢献する
日本の宇宙航空分野において、その研究開発をリードする国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)。世界各国での探査活動の活発化や、民間企業による宇宙産業ビジネスなど、宇宙開発を取り巻く環境が加速度的に変化するなか、幅広い人材を求めて通年でキャリア採用を実施しています(下記の「募集期間」は、本公募への掲載期間)。今回、技術職の募集を行うにあたりJAXAで働く意義や魅力について、副理事長の佐野久氏にお話を伺いました。
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募集期間:2021年1月21日(木)〜 2021年2月17日(水)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。宇宙航空産業の変化に対応し、常に高みを目指す
副理事長/佐野 久 ──はじめに、JAXAの概要とその理念についてお聞かせください。 JAXAは2003年に、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合して設立されました。政府全体の宇宙開発利用などを技術で支える、中核的な実施機関として位置づけられており、民間の宇宙産業育成という役割も担っています。 JAXAの理念は、経営理念と行動宣言の2つから構成されています。経営理念は「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現します」。先導的な技術開発によって生み出した成果を、日本はもとより、世界レベルにまで展開するのが大きな目標です。 また、行動宣言は職員が経営理念を実現するための心構えとして以下の3つを掲げています。人類社会の生活を進化させることで生み出す「人びとの喜び」。常に高みを目指し、どんな困難にも立ち向かう「創造する志」。社会からの信頼に応えるため誠実に行動する「責任と誇り」。このどれが欠けても、経営理念を実現することはできないと考えています。 ──2018年3月に第4期中長期計画が発表されました。策定の背景や概要についてお聞かせください。 JAXAの活動は、政府が定めた宇宙基本計画および研究開発計画にのっとっています。さらに、昨今は災害や気候変動対策の重要性増大、宇宙航空産業の国際的競争激化、世界各国での探査活動の活発化など、周囲を取り巻く環境は刻々と変化を続けています。アメリカの商業有人宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げに代表されるように、民間企業の宇宙開発ビジネスも目覚ましい発展を遂げています。 こうした環境の変化を鑑みつつ、施策を着実に実行するべく策定したものが中長期計画です。第4期中長期計画の策定においては、社会を科学・技術で先導し、新たな価値を創造する組織へと変革するために、以下の4つの方針を柱に事業を推進しています。 (1)安全保障の確保及び安全・安心な社会の実現 (2)宇宙利用拡大と産業振興 (3)宇宙科学・探査分野における世界最高水準の成果創出及び国際的プレゼンスの維持・向上 (4)航空産業の振興・国際競争力強化 また、第4期中長期計画は2018年から7年間を対象としていますが、計画は宇宙基本計画などの政策を踏まえて毎年アップデートされています。そして、計画や達成状況については全てオープンに公開されているのも、国の機関であるJAXAの特徴です。
宇宙航空分野の活性化に貢献する存在に
──中長期計画に定めた4つの方針それぞれについて、現在はどのような取り組みを行っているのでしょうか。 各事業は4つの方針を多面的に実現しようとしており、また内容は多岐にわたります。それぞれ代表的なものについてお伝えします。 まず、「(1)安全保障の確保及び安全・安心な社会の実現」の取り組みとしては、H3ロケット事業が挙げられます。H-IIA/Bロケットの打ち上げにおいて、日本は世界トップの成功率を誇ります。その後継となるH3ロケットの開発を進めており、来年度には試験機1号機の打ち上げを予定しています。また、H3ロケットは民間事業者が打ち上げサービス市場に打って出られる競争力も実現するものになりますので、その点では「(2)宇宙利用拡大との産業振興」にも資するものです。 「(2)宇宙利用拡大と産業振興」ではスペースデブリ(宇宙ゴミ)対策に取り組み、デブリ除去の事業化に向けてベンチャー企業との共同実証を開始しました。この事業では、JAXAがパートナーとなる企業に対して技術的なアドバイスや試験設備の供与も実施しました。両者の技術を組み合わせた世界初のデブリ除去技術の確立をめざし、民間の宇宙産業育成という観点に貢献する取り組みが始まりました。クリーンな宇宙環境は宇宙利用の拡大に欠かせないものですが、デブリの把握については防衛省とも協力を進めており、「(1)安全保障の確保及び安全・安心な社会の実現」の安全保障の確保にもつながるものです。 「(3)宇宙科学・探査分野における世界最高水準の成果創出及び国際的プレゼンスの維持・向上」という点においては、小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星リュウグウの探査はもちろん、火星探査を見据えた月近傍および月面上における持続的な探査活動の実現に向けたアメリカのアルテミス計画(有人宇宙探査計画)への参画を通じて、国際宇宙探査に貢献する予定です。ここにも積極的に民間事業者の参画を実現し、「(2)宇宙利用拡大との産業振興」につなげることを目指しています。 最後に「(4)航空産業の振興・国際競争力強化」に関する取り組みです。JAXAは宇宙のイメージが強いので意外に思われるかもしれませんが、航空機のエンジンや機体などに関する高い技術を持っており、航空分野の国際競争力強化にも力を入れています。シミュレーションを通じた首都圏空港の効率的な運用や、民間超音速機の開発に向けた騒音基準策定など、産業活性化への貢献を進めています。
──今後注力するプロジェクトやJAXAが目指す未来について教えてください。 内閣総理大臣が本部長の宇宙開発戦略本部にて定める「宇宙基本計画および工程表」にのっとることが前提となりますが、やはり惑星探査やスペース・デブリ対策といった、宇宙利用の拡大が大きなトピックとなるでしょう。宇宙空間での輸送手段確立もそのひとつであり、国際的に検討が進められている月周回有人拠点(月面および火星に向けた中継基地:Gateway)への輸送手段として、無人補給船「HTV-X」の開発にもより一層注力していきます。 また、「革新的技術衛星実証プログラム」を通して、民間企業や大学が超小型人工衛星の実証実験を行う場を提供するなど、産業育成や教育機会の創出にも取り組んでいます。こうした日本の宇宙航空分野の活性化に一層貢献する。これこそがJAXAが取り組むべきことであり、未来へ続く道のりであると認識しています。
宇宙航空分野を取り巻く環境が変化しているからこそ、幅広い人材が活躍できる
──今回、JAXAがキャリア採用の強化を図る背景についてお聞かせください。 先ほどお話ししたとおり、宇宙航空分野を取り巻く環境の変化はすさまじく、同時に5GやAI、ビッグデータなどの先端技術も加速度的に進化しています。こうした変化のスピードに対応するために、宇宙基本計画に盛り込まれるJAXAの担当業務も年を追うごとに増えつつあります。 また、日本の宇宙航空分野全体の人材層を、より厚く、より拡大させることもJAXAの責務のひとつです。そこで宇宙航空分野に関わる工学系人材だけでなく、幅広い業種・業界から人材を迎え入れたいと考え、キャリア採用の強化を決めました。 ──どのような方をJAXAでは求めているのでしょうか。 求めるスキルは、宇宙航空分野に限りません。今回募集を行う技術職の場合であれば、基本的な工学の知識は必須になりますが、さまざまな業界で培った「強み」を生かしてもらいたいと考えています。現状、宇宙航空分野に従事していない方も、研究開発対象が宇宙航空分野に変わっても、各分野で蓄積されたスキル・経験は応用可能であり、培った強みを生かすことで十分に活躍していただけます。 マインドの面では、宇宙航空への興味関心はもちろんのこと、JAXAの行動宣言にもある「創造する志」を忘れないでほしいと思っています。さまざまな制約や困難を乗り越え、創造的なミッションや研究テーマを自ら提案し、周囲を巻き込みながらミッションを完遂に導く。そんな粘り強い人材を求めています。
──実際にキャリア採用された職員には、どのような経歴の方がいるのでしょうか。 自動車メーカーでエンジンシステムの評価開発を担当していた職員や、電力会社でガスタービン設計に携わっていた職員、精密機器メーカーで音響振動計測をされていた職員など、経歴の幅はとても広いですね。鉄道や航空といった交通インフラや、銀行でITシステム開発に携わっていたメンバーなども活躍しています。みなさん前職までに培った強みを生かし、そしてJAXAの持つ技術や知見に自らの強みを掛け合わせて研究・開発に励んでいます。 志望理由としては、社会や人類への貢献を挙げる方が多いでしょうか。また、これまでに経験できなかった新しいチャレンジへの参加意欲や技術提案が歓迎される環境に身を置きたいという理由からJAXAを希望される方もいらっしゃいます。
最先端技術に携わる、他に類を見ないキャリア価値
──JAXAで働くことで得られるキャリア価値については、どのようなものがあるのでしょうか。 やはり宇宙航空における最先端技術に携われること、そして最先端技術という前例がない技術を扱うがゆえに、その技術をリードする希少な存在となれるのは、大きなキャリア価値となるのではないでしょうか。各プロジェクトにおいては、計画の立ち上げから運用までの全ての工程に一貫して携わりますので、技術的なノウハウの蓄積に加え、プロジェクトマネジメントスキルも培われます。 キャリアパスについては、スペシャリストとして専門性を高めるキャリアはもちろん、1つの部門に限らず多様な環境に身を置いたキャリア形成も可能です。実際に、専門性を追求するために一事業部で研究を続ける方もいれば、宇宙から航空まで幅広く部門を経験する職員がおり、多種多様なキャリアパスを持った方がJAXAには在籍しています。 また、職員それぞれが高い志、目標を持ってJAXAに参画しており、事業の実現に向けて尽力するというカルチャーがあります。同じ目標を見据えて切磋琢磨するなかで、刺激を受けることも多いですね。
──JAXAではワークライフバランスにも注力されていると伺っておりますが、働く環境について教えてください。 事業所内保育園やベビーシッター費用補助、産休育休に加え育児に必要な特別休暇など、子育て支援にも注力しています。もちろん、コロナ禍の影響もあってリモートワークを推奨しており、育児時短勤務や介護中の職員に対する時間外勤務制限など、個々の働き方にあった制度を整えています。 また兼業も可能ですので、JAXAでの経験や知見を他の場面に生かし、新たな価値の創出に挑戦する職員もいます。JAXA内での自由なキャリア形成のみならず、パラレルキャリアなどの多彩なキャリアを実現できる環境が整っていることも、JAXAの働く環境の特徴ではないでしょうか。 ──最後にこの記事を読んでいる候補者の方へメッセージをお願いします。 私自身も民間企業からJAXAに加わりました。民間とのギャップについてよく質問を受けるのですが、研究開発のアプローチは通底するものがあり、ギャップを感じることはほとんどありません。「国の機関だから」と身構えることなく、チャレンジしていただければと思います。 幼いころ宇宙航空に関わる仕事を夢見ていた方はもちろん、その夢がかなわなかった方からの再チャレンジも歓迎します。あなたが培った強みを、ぜひJAXAに貸していただければと思います。お会いできる日を楽しみにしています。
募集職種
- 【宇宙科学・探査】将来宇宙探査のためのオープンイノベーション共同研究
研究・開発
神奈川県
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 人類の活動領域の拡大と、科学技術の未踏領域の二つのフロンティアを拓く活動として「宇宙探査」を推進しています。 宇宙探査の進展により人類の生存圏・活動領域を拡大することは、新たな宇宙開発利用の価値創出に繋がります。今後10~20年の宇宙探査は、民間企業を含む多様なプレーヤーが参画し、国際協働・競争による月・火星への探査に向けた活動が中心となります。様々な異分野の人材・知識を集めた組織を構築し、これまでにない新しい体制や取り組みから機構全体への研究の展開や定着を目指すため、2015年4月に本組織が設置されました。 【業務内容】 当機構では人類の活動圏を月火星へと広げるための国際宇宙探査プログラムを推進していますが、今後宇宙探査が発展し、成熟していくためには、今以上に多くの民間企業や大学等研究機関が宇宙探査に参画し、活躍することが必要になります。本募集では、様々な企業等を宇宙探査へ呼び込み、当機構と企業等が連携して将来宇宙探査を目指した研究開発を実施する組織の職員を募集します。 宇宙探査という新しい分野を企業等と共に学びつつ、かつ、様々な機関が集い連携する「オープンイノベーション環境」における研究開発を実施していただきます。本事業は、月面探査や拠点構築等の将来宇宙探査へ研究成果を適用することを目指しつつ、民間企業の地上事業創出を同時に目指している点が特徴であり、応募者には当該事業や関連する技術分野における共同研究の実施を担っていただきます。
- 【人工衛星利用】地球観測衛星のデータ処理・データ提供システムの企画・開発・運用
データベースエンジニアデータサイエンティスト研究・開発
茨城県
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 当機構は、人工衛星、ロケット、宇宙ステーションや宇宙科学などの宇宙航空に関する様々な研究開発を行っています。 その中で、第一宇宙技術部門は、暮らしを支える人工衛星等の開発・利用を着実に進めるために2015年4月1日に誕生しました。 将来の宇宙利用サービス向上に向けたシナジー効果を生み出すために、人工衛星の開発・利用を一体的に行います。 【業務内容】 第一宇宙技術部門では、人々の暮らしに役立つ「人工衛星」の開発・利用を扱っています。 地球観測衛星の観測機器(センサ)で取得したデータは、地上設備で処理された上で研究者や実業利用者にオンラインで提供され、さまざまな用途に役立てられます。 本ポジションでは、情報システムの構築・運用業務の経験を活かして、観測データの処理からデータの提供までを行う一連の情報システムの企画、開発ならびに運用に従事して頂きます。また、海外宇宙機関と共同開発・運用を行っている地球観測衛星もあるため、海外宇宙機関とのデータ処理・データ提供に関する技術調整にも従事して頂きます。 なお、近年では、複数衛星のデータの統合処理や高度な加工処理による高付加価値化、国際的なデータの相互利用のための標準化が進みつつあります。また、クラウド基盤を活用した大規模なデータの活用の試みも当機構内外で始まっています。このような衛星データの利用拡大と情報技術の進展に対応しつつ、地球観測衛星のデータ処理・提供システムの企画・開発・運用を、長期的視野に立って進められる人材を求めます。
- 【人工衛星利用】地球観測衛星ミッション運用系共通インフラシステムの企画・開発・運用
インフラエンジニア
茨城県
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 当機構は、人工衛星、ロケット、宇宙ステーションや宇宙科学などの宇宙航空に関する様々な研究開発を行っています。 その中で、第一宇宙技術部門は、暮らしを支える人工衛星等の開発・利用を着実に進めるために2015年4月1日に誕生しました。 将来の宇宙利用サービス向上に向けたシナジー効果を生み出すために、人工衛星の開発・利用を一体的に行います。 【業務内容】 当機構では災害対策・国土強靭化、地球規模課題などへの貢献を目指して、様々な地球観測衛星から得られたデータを地上システムで処理し、科学的或いは行政的に意味ある情報となるように解析を行った上で、ステークホルダーに提供しています。 各衛星の観測機器で取得されたデジタルデータを地上局で受信した後、観測データを物理量に変換するために、衛星毎に固有のデータ処理設備を整備・運用しています。本業務で対象とする「地球観測衛星ミッション運用共通インフラシステム」は、これら個別の衛星データ処理設備が共通的に利用するネットワークシステム、データストレージシステム、仮想計算機システム等の共通インフラシステムとなります。 本業務ではこの共通的インフラシステムの運用、及び次世代システムの企画、開発に従事して頂きます。 また、海外宇宙機関と共同開発・運用を行っている地球観測衛星もあり、海外宇宙機関とのデータインタフェースに関する技術調整にも従事して頂きます。 なお、近年では、衛星の高機能化により扱うデータ量が非常に大きくなるとともに、複数衛星のデータの統合処理や高度な加工処理による高付加価値化、国際的なデータの相互利用のための標準化が進みつつあります。また、クラウド基盤を活用した大規模なデータの活用の試みも機構内外で始まっています。このような衛星データの利用拡大と情報技術の進展に対応しつつ、地球観測衛星ミッション運用系共通インフラシステムの企画・開発・運用を長期的視野に立って進められる人材を求めます。
- 【宇宙科学・探査】観測ロケットの研究開発および運用業務
研究・開発機械設計電気・電子制御設計
神奈川県
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 宇宙の起源・構造・進化の謎や、惑星の誕生のプロセスを解明し、生命の起源を探るためのさまざまな研究活動を行っています。 宇宙の構造やその起源を追及すべく大気の外に出て行う天文観測、地球を含む太陽系の生い立ちを探る太陽系科学、微小重力環境等を利用してさまざまな実験を行う宇宙環境利用科学、これらの研究を支え、新たな宇宙への可能性を切り開く宇宙工学が活動の中心です。こうした宇宙科学の特性に最適な組織体制・運営体制のもと、大学との緊密な協働関係などにより宇宙科学研究を推進するとともに、その研究成果を通じて宇宙開発利用への一層の貢献を図ります。 今後はこれらの活動を充実させ、さらにその範囲を広げていくとともに、新しい試みや新しい成果に関する国際社会への発信を通じて、当機構の国際的地位や日本の知的存在感を高めることに貢献していきます。 【業務内容】 当研究所が計画し公募する観測ロケット実験の準備、搭載機器の開発および運用業務に従事します。 具体的には、宇宙科学研究所の委員会で採択された観測ミッションを実現する科学観測機器を、ロケットに搭載するための仕様検討や設計、飛翔前試験工程の実施計画や安全計画の立案と管理、打上げ運用といった、計画整備段階から打上げ運用に至る工程に携わります。 上記業務の経験を踏まえ、将来的には新しい飛翔体システムや衛星システム開発における中核人材となることを期待しています。
- 【宇宙科学・探査】科学衛星の研究開発業務
研究・開発機械設計電気・電子制御設計
神奈川県
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 宇宙の起源・構造・進化の謎や、惑星の誕生のプロセスを解明し、生命の起源を探るためのさまざまな研究活動を行っています。 宇宙の構造やその起源を追及すべく大気の外に出て行う天文観測、地球を含む太陽系の生い立ちを探る太陽系科学、微小重力環境等を利用してさまざまな実験を行う宇宙環境利用科学、これらの研究を支え、新たな宇宙への可能性を切り開く宇宙工学が活動の中心です。こうした宇宙科学の特性に最適な組織体制・運営体制のもと、大学との緊密な協働関係などにより宇宙科学研究を推進するとともに、その研究成果を通じて宇宙開発利用への一層の貢献を図ります。 今後はこれらの活動を充実させ、さらにその範囲を広げていくとともに、新しい試みや新しい成果に関する国際社会への発信を通じて、当機構の国際的地位や日本の知的存在感を高めることに貢献していきます。また、将来の宇宙利用サービス向上に向けたシナジー効果を生み出すために、人工衛星の開発・利用を一体的に行います。 【業務内容】 宇宙科学研究所が計画する公募型小型4号機のプロジェクト準備及びプロジェクト業務に従事いただきます。 具体的には、ミッションを実現し得る科学衛星システム概念設計と技術仕様、開発計画の検討や、コスト・スケジュールを含むプロジェクト計画の検討等のプロジェクト準備を行います。 プロジェクト開始以降は衛星システム開発を主に担当いただきます。 上記業務の経験を踏まえ、将来的には衛星システム技術分野の中核人材となる事を期待しています。
- 【航空科学技術】固定翼航空機を対象とした機体成立性を考慮したシステム設計視点での研究開発
研究・開発機械設計電気・電子制御設計
東京都
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 航空技術部門では、産業界、学会、大学と連携して、社会のニーズに応える革新技術を生み出し次世代を切り開く先進技術の研究開発及び航空産業の持続的発展につながる基盤技術の研究開発を実施しています。 日本の航空技術研究の中核機関として、安心で豊かな社会の実現のため、そして航空産業の発展のために「航空環境技術の研究開発プログラム(ECAT)」 「航空安全技術の研究開発プログラム(STAR)」 「航空新分野創造プログラム(SkyFrontier)」を重点的に研究開発しています。 【業務内容】 航空技術部門では、日本の航空産業の成長に貢献し、様々なニーズに応えるための研究開発を進め、航空輸送大国である日本にふさわしい次世代航空機の可能性を切り拓きます。 本ポジションでは、航空技術部門が進めている革新環境航空機技術の研究開発事業、及び静粛超音速機統合設計技術の研究開発事業において、技術参照機体として検討している想定将来機の技術成立性を検討するシステム設計研究を取りまとめる業務に従事いただきます。 固定翼機の概念設計の知見を活かして当機構の技術を適用した技術参照機体の性能評価・システム成立性・技術課題の洗い出し等を行い、研究開発事業の技術目標達成に責任を負います。 また、研究開発により得られる優位技術を実証するための飛行実証を含む技術実証プロジェクト構想立案において実証システム検討の取りまとめを担当します。実証システムの開発を行う航空機メーカー等との技術調整の主担当としてプロジェクト管理を行うとともに、実証すべき技術課題と実証システム成立性の両立に責任を持ち、プロジェクト成果の最大化とコストの最小化を図ります。
- 【基盤技術】スペースデブリモデリング・解析技術の研究
SE(汎用系)データサイエンティスト研究・開発
東京都
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 研究開発部門は、機構の事業戦略に基づき、国家課題解決や国際競争力向上に向けたシステムの能力や価値を高める技術の研究開発を重点的に実施し、併せてプロジェクトの確実な実施の為、 基礎的研究の推進および基盤的技術研究の維持、向上を図っています。 【業務内容】 本ポジションでは、スペースデブリのモデリング・解析技術等に関する研究開発を行います。具体的な研究開発課題の例は下記の通りです。 ・デブリ環境の現状分布解明、将来予測 ・デブリに関わる各種解析、ツール開発 ・デブリ対策の評価、実現性検討 これらの成果を用いてデブリ環境の状況や様々なデブリ対策を評価することにより、プロジェクトの支援やデブリ関連国際ルール化の支援等、長期持続的な宇宙開発の実現に資する研究に従事します。また、国際機関間会合等における議論に参加すること、デブリに関する知見を国内外に発信すること、人材育成への貢献等も期待されます。
- 【基盤技術】施設の整備改修及び保全運用に係る機械設備技術者
建築施工管理電気設備施工管理その他
神奈川県
【機構概要】 当機構は、政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。創立から10年の節目となる2013年に、当構は経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、コーポレートスローガンに〝Explore to Realize〟を掲げました。今後展開する宇宙航空分野における研究開発に貢献することを前提として、宇宙航空分野に限定せず多種多様な分野から、改革力と実行力、高い専門性を持つ人材を求めています。 【部門概要】 当機構の全事業所の建築物、機械設備、電気設備、土木インフラの新設、更新を行うとともに、その保守、保全、改修を担っています。ロケットや人工衛星、航空機の開発、試験、打ち上げ、運用など、宇宙航空開発を支えるこれらの施設設備は、1つ1つが特殊な要求に基づき整備されるものであり、その業務にあたっては、環境基準や省エネルギーなどを考慮しつつ、研究開発現場からの要求を満たす設計や機能性能を確実に実現することが期待されています。 【業務内容】 事業所の機械設備の整備・改修・保全運用の設計・監督管理。 当面は、各施設の老朽化対策を中心に活躍していただきます。 例)特別高圧受変電設備の更新に係る機械設備の整備計画 構内インフラ(給排水配管他)の更新計画 飛翔体環境試験棟のクリーンルーム用空気調和設備の更新計画