シーホース三河株式会社
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「Be With」クラブ強化と地域貢献の深化で西三河地方を大きく変えていく
1947年、現在の株式会社アイシンのバスケットボールチームとして誕生し、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(以下、Bリーグ)に加盟するシーホース三河。同チームを支えるシーホース三河株式会社は、2026年から始まるBリーグの構造改革「B.革新」に向けて、Bリーグの最高峰である「Bプレミア」への参画に向けた取り組みや、新たな本拠地となるアリーナの建設を進めています。今回、これらの取り組みを推進しつつ、さらなる組織強化を担う「経営企画責任者」を募集します。シーホース三河のありたい姿や経営企画責任者に求める人物像などについて、取締役社長の寺部康弘氏にお話を伺いました。
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募集期間:2024年9月17日(火)〜 2024年10月14日(月)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。地域と共に「まち」「ひと」「なかま」を創るクラブチーム
取締役社長/寺部 康弘 ──はじめに、シーホース三河の概要をお聞かせください。 シーホース三河はアイシンの前身である愛知工業のバスケットボール部として1947年に創部されました。2024年で創部77年になりますが、これは日本国内でも1、2を争う歴史を持つチームです。Bリーグが設立された2016年にシーホース三河株式会社として法人化し、2024年で8年目を迎えます。 2023年のFIBAバスケットボールワールドカップや2024年の夏のパリ五輪でのバスケットボール日本代表の活躍の後押しもあり、Bリーグ全体の来場者数はコロナ禍以降、毎年歴代最多を更新しています。成長著しいBリーグにおいて、シーホース三河は愛知県刈谷市をホームタウンとし、その活動拠点を西三河地域全てに広げていきながら、地域に愛されるクラブを目指して活動しています。 クラブミッションは大きく2つあります。「スポーツを通じて地域振興に貢献すること」「バスケットボールの普及・育成に寄与すること」です。これらのミッションを通じ、スポーツの最大の魅力である感動の共有と一体感の醸成を核に、人と人、人と企業、人と街をつなげて仲間を増やし、共に社会課題の解決に取り組むことで、より良い未来を創ることを目指しています。 ──シーホース三河の特徴についても教えてください。 私たちシーホース三河の大きな特徴は、ホームタウンエリアである愛知県西三河地域の複数の自治体と連携し、さまざまな地域活動を行っている点です。愛知県のなかでも特に西三河地域は企業スポーツが盛んであり、シーホース三河も地域の人々や企業といった多くのステークホルダーの皆様に支えられて活動しています。 その一貫としてチームの社会貢献活動である「Be With」というサステナビリティープロジェクトを推進しており、「まちづくり」「ひとづくり」「なかまづくり」の3つの観点で地域のニーズに対する取り組みを行なっています。
社内全体とファンが一丸となって達成した「COUNT 90,000 PROJECT」
──Bリーグの構造改革「B.革新」によって、2026年からBリーグは新たなフォーマットでスタートしますが、そこに向けて注力していることなどはありますか。 2026年から発足するBリーグの最高峰「Bプレミア」への参入を実現することはクラブとしての必達事項であり、売上高基準・入場者基準・アリーナ基準の3つの要件をクリアすべく、取り組みを行なってきました。従前より売上高基準はクリアしていましたので、直近では、入場者基準・アリーナ基準への対応に注力しました。入場者基準をクリアするために昨シーズン行なった「COUNT 90,000 PROJECT」では、基準値の年間9万人の入場者数を達成すべく、シーズン通してホームゲームをほぼ満員とするための施策を考え、実行してきました。 実は前年の2022年に、コロナ禍の影響による入場制限が解除となり、それまで約1,500人に抑えられていたアリーナの収容人数が3,300人に戻りましたが、簡単には客足が戻りませんでした。この状況にメンバー全員が危機感を持ち、さまざまな部署が一つになってミーティングを行い、知恵を出し合うなかで反応のよかった施策をよりすぐり、「COUNT 90,000 PROJECT」に採用しました。まさに、社内全体やファンが一丸となったことでプロジェクトを成功させることができました。 ──地域に愛されているからこそ達成できたプロジェクトだと思いますが、これほどシーホース三河が愛される理由は何だと思いますか。 「ホスピタリティ」だと思います。私たちはファンへのホスピタリティを何よりも大事にしており、「来場者に対しこうしたらいいのではないか」「これを変えたほうがより良くなるのではないか」といった意見を聞き積極的に取り入れ、実行しています。 例えば、選手の等身大パネルを置いてファンの気持ちを盛り上げたり、2023年からシニアプロデューサー(現チームディレクター)に就任した日本バスケットボール界のレジェンド、佐古賢一さんと会場入り口で交流できる場を設けたりと、シーホース三河のバスケットボールを見に来てくださったお客様に気持ち良く観戦していただける取り組みを進めています。このような地域の皆様へのホスピタリティが、愛されるチームへとつながっていると考えています。
新アリーナを「三河安城交流拠点」にし、さらなる地域貢献を
──シーホース三河の今後の展望をお聞かせください。 チームとしては、悲願のBリーグ優勝を果たすとともに、より多くのファンやスポンサーの皆様を獲得していくことを進めていきます。また、Bプレミアへの参入に向けた直近の取り組みであるアリーナへの対応については、重点領域としてより一層取り組みを加速していきます。 安城市や関係者の皆様との検討を重ね、2024年8月に要件を満たしたアリーナ建設計画の発表を実施いたしました。新たなホームアリーナは完成後に安城市所有の公共施設となりますが、シーホース三河が主体となりアリーナの運営を行ないます。 Bリーグのホームゲームは年間30試合しかありませんので、それ以外でアリーナを活用する方法を検討しなければ収益化につながりません。アリーナを起点にどう地域貢献するかが今後の課題となります。そこで、私たちは地域の方たちと共に取り組む「アリーナプロジェクト」を立ち上げ、アリーナの活用方法についてワークショップを開催してきました。最終的には安城市の市長にも参加していただき、ワークショップで話し合ったアリーナの活用方法を発表いただきました。 私たちは新たなアリーナが「三河安城交流拠点」となってほしいと考えています。そのためにも、アリーナプロジェクトを通して、地域の皆様に「新設アリーナは地域の全員の施設である」と感じていただき、バスケットボールの試合がないときでもにぎわう場所づくりに取り組んでいきたいと思っています。開業は2028年と約4年後の予定ですが、今年からアリーナに向けたさまざまな準備が着々と進んでいきます。クラブとしては経験のない取り組みも今後展開していく予定であり、アリーナに関連するステークホルダーとの連携・コミュニケーションを強化していきます。 ──展望の実現に向けて、どのような組織体制で臨んでいこうと考えていらっしゃいますか。 アリーナ運営に特化した子会社の設立を検討しています。例えばコンサートの実施など、バスケットボール以外のアリーナ活用については新設する子会社に任せたいと考えています。 ただ、シーホース三河とアリーナ運営会社が別々に行動することで、かえってムダが出てしまう可能性もありますので、入社される経営企画責任者にはシーホース三河のキーパーソンとして、アリーナ運営会社を含めた体制構築と経営戦略立案、実行を期待しています。
優秀なメンバーの力を引き出す経営企画責任者と一緒に未来を創りたい
──どのような方に経営企画責任者として入社してほしいとお考えでしょうか。 戦略立案力と実行力の高い方を求めています。実行力の背景には、会社を引っ張っていこうというリーダーシップが大切で、そのリーダーシップに応えられる優秀なメンバーが当社にはいます。 大手チケット販売会社や元プロ野球チームの企画職、製菓メーカー、デザイナーなど、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーたちが、シーホース三河の成長・拡大を推進したいという熱意を持って参画してくれています。先に言及した「COUNT 90,000 PROJECT」も、メンバーがボトムアップでさまざまな施策を率先して講じたことが目標達成につながったと考えています。このような優秀なメンバーと共に、チームの成功やアリーナ運営を成功に導いていただける方に経営企画責任者として入社いただきたいです。 スポーツチーム運営の知識がある方でしたらなおありがたいですし、スポーツ業界出身でなくても、経営企画や事業責任者として中長期的な視点で事業を推進してきた経験のある方、そしてこれから訪れるBリーグの大変革期のなかで会社をより良い方向に進めていける方と一緒にシーホース三河の未来を創っていきたいです。 ──最後に、シーホース三河で働く魅力をお聞かせください。 B.革新という大きな改革に向けた挑戦を推進できることは、ビジネスパーソンとして大きな魅力だと思います。なお、Bリーグは今まさに成長市場でもありますので、活気ある領域の経営を担うことは今後のキャリア価値にもつながることでしょう。メンバーも若く、機動力とポテンシャルのある、活気あふれる職場ですので、このような環境で自分の力を試して、チームの成長に貢献していただけたらと思います。 クラブチームの運営というのは、チームの強化やアリーナ等の環境を充実させることなどを複合的に引き上げることで、はじめて成功します。複数領域の経営戦略を考えていく必要がありますので、アイシンのアセットを活用しつつ、時にはシーホース三河自らの力で事業を推進することで、2026年のBプレミアリーグ始動までに自立したクラブ運営ができる組織を目指したいと思っています。 私は新設アリーナを「夢のアリーナ」だと考えています。バスケットボールの試合を見にきていただくことで非日常感が味わえる、そんなアリーナにしたいと思っています。選手たちも楽しみにしています。ここを拠点に、西三河地方を大きく変えていきたいです。 いずれは、愛知県内のプロ野球球団である「中日ドラゴンズ」、プロサッカークラブである「名古屋グランパス」に並んで、「シーホース三河」を全国に認知されるようなチームにしたい。そんな夢に力を貸してくださる方をお待ちしています。
募集職種
- 【経営企画責任者】Bリーグクラブの変革をリードし組織強化を担う
経営者・CEO・COO等事業企画・事業統括経営企画・経営戦略
愛知県
【募集背景】 「シーホース三河」はB.LEAGUE B1 中地区に所属するプロバスケットボールチームです。1947年に前身となるアイシン精機バスケットボール部を創設し、2016年からBリーグに参画。2026年のBリーグ構造改革(昇降格制度の変更)に伴い、開幕新B1(Bプレミア)参入に向けて、昨シーズンは入場者数10万人以上を達成、愛知県安城市への新アリーナ建設も進んでいます。 地域のクラブとして、スポーツ振興に寄与し、スポーツを通じた地域貢献を行うという使命を果たし、これまで以上に地域に必要とされるチームとして存在価値を高めていくことと合わせて、ビジネス面でも自立したプロ集団として変革を進めるべく経営体制の強化を図っています。 そこで今回、経営企画部門の責任者として事業を推進いただける方を募集いたします。 【業務内容】 経営企画責任者として、中長期的なビジョンの策定や管理を行い、各部門と連携を図りながら事業成長を推進していただきます。 経営層や各事業部、社外のパートナー(協賛企業・行政機関)など、多岐にわたるステークホルダーとの連携や調整、新アリーナの建設も踏まえた新規サービス企画や戦略立案などをお任せします。 プロスポーツビジネスとして選手やファンのためにすべきことを事業戦略に落とし込み、地域社会との連携も含めた事業推進を中心となって進めていただくことを期待します。 <業務詳細> ・中長期経営計画の策定と実行、マネジメント └ 新アリーナの建設や地域貢献の拡大を踏まえて、5年後・10年後を見据えた事業戦略の策定 ・社会・地域・企業活動におけるプロスポーツの役割や価値についての理解増進 └ 経営層への提言や調整、地域や自治体、協賛企業等多岐にわたるステークホルダーとの連携に向けた戦略立案 等