パナソニック株式会社

エナジーの進化で「人類の幸せ」と「持続可能な環境」を両立させる
2021年10月に、パナソニックグループ内の電池関連事業を統合し発足したエナジー社。2022年4月の持株会社制移行後は、新会社「パナソニック エナジー株式会社」として独立し、新たなスタートを切ることとなっています。モビリティの電動化のキーデバイスであり、持続可能な環境の実現にも重要な役割を担う「電池」のグローバル企業として、同社は今後どのように事業を推進し、進化していくのか。副社長の渡邊庄一郎氏に話を聞きました。
本ページの求人の募集は終了しました。
募集期間:2022年1月13日(木)〜 2022年2月9日(水)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。「人類の幸せの追求」と「サステナブルな社会」の両立に挑戦する
通路壁面のミッション・ビジョン掲示前にて。 パナソニック株式会社 エナジー社 副社長/渡邊 庄一郎 ──まずはエナジー社の発足の背景について教えてください。 エナジー社は、2022年4月にパナソニックが持株会社制に移行するのを見据え、従来のカンパニー制でインダストリアルソリューションズ社やUS社のテスラエナジー事業部および本社部門に分散していた電池関連事業を統合する形で発足しました。持株会社制移行後は、「パナソニック エナジー株式会社」として独立します。 そもそも持株会社制移行の狙いとして、絞り込んだ事業領域において競争力を磨き上げる「専鋭化」があります。パナソニックは今や、家電メーカーのカテゴリーに収まりきらないさまざまな事業を抱えており、領域を絞ってそれぞれに最適な戦略をとって戦っていかなければ、この先勝ち続けることはできないと考えています。そのため各事業領域で事業会社として独立し、「自主責任経営」を徹底していくことになったのです。 エナジー社はこうした背景のもと発足しましたが、単に「電池」というつながりをもとに部署がくっつくだけでは、うまくいくはずがありません。乾電池事業を行っていた部署と、テスラ社向けの車載電池事業を行っていた部署とでは、戦略もオペレーションも全く違うわけです。 そのため、ただ部署が一体化するだけでなく、「一から会社をつくるならどんな会社にしたいか」を徹底して話し合うとともに、「何のために一緒にやるか」を考え抜き、ミッション・ビジョンに落とし込んでいくことからスタートしました。 ──その結果、どういったミッション・ビジョンが生まれたのでしょうか。 Our Missionとして、「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現。」、Our Visionとして「未来を変えるエナジーになる。」、そしてOur Willとして「人類として、やるしかない。」を掲げています。 まずはっきりさせたのは、「私たちはただ電池をつくって売るだけの会社ではない」ということです。「では私たちは何をする会社なのか?」「存在意義は何か?」と突き詰めていったところ、「エナジーによって社会課題を解決する」ことこそが私たちの実現したいことであり、なすべき役割だという考えに行き着きました。 そのうえで、とりわけ今、何に一番チャレンジしなくてはならないのかを考えました。私たちは今まで、「人類の幸福」という側面をとことん追求してきました。しかしここにきて、「環境」という側面についても考えざるを得なくなっています。そこで、「人類の幸せの追求」と「サステナブルな社会」の矛盾のない両立に、「エナジー」の観点から挑戦する会社になると自らを定義づけることによって、誰もが納得して一つの方向を目指していけると考え、これをミッションとしました。 「未来を変えるエナジーになる。」というビジョンには、「自分たちが未来を変える先頭を走る集団になる」という決意と、「自分たちがつくり出す商品としてのエナジーが未来を変えていく起爆剤になるんだ!」という熱意を込めています。そして「人類として、やるしかない」というWillは、このミッションを強い思いでやり遂げるという私たちの覚悟を示すものです。
エナジーの進化の速さに対応すべく、3事業部と「センター化」「統括本部化」した事業部横断開発組織へ
──エナジー社の組織体制についてお聞かせください。大きく3つの事業部があるそうですが、それぞれがどのような領域を担っていますか。 おっしゃるように、「エナジーデバイス事業部」「モビリティエナジー事業部」「エナジーソリューション事業部」の3つの事業部があります。 「エナジーデバイス事業部」は、おなじみの乾電池やリチウム一次電池、ニッケル水素電池の製造・販売を行う事業部です。日々の「くらし」を支える電池をつくってお届けするということに加えて、近年は気候変動の影響で自然災害が増えていることもあり、防災の観点からいざというときにお客様に安心・安全をお届けすることも事業の目的に掲げています。 「モビリティエナジー事業部」は、従来、テスラエナジー事業部という名称だった事業部で、EV(電気自動車)用の円筒形リチウムイオン電池の製造・販売を行っています。名称を変更したのは、「テスラ社向けの車載電池だけにとどまらない幅広い事業成長を目指す」という意図からです。もちろんテスラ社のEVを中心に製品を提供していくことに変わりはありませんが、近年、車のみならず、船・建設機械・飛行機などさまざまなモビリティに電動化の流れが押し寄せています。そうした移動の電動化を牽引する事業部を目指しています。 「エナジーソリューション事業部」は、リチウムイオン電池やそれを活用した電池パック・蓄電モジュールを扱う事業部です。リチウムイオン電池はもともと携帯電話やパソコンを中心に用いられていましたが、近年、自転車・バイクなどの駆動用電源や家庭用蓄電システム、さらには通信基地局やIT企業のデータセンターのバックアップ電源などへと用途が急拡大しています。モバイルを支えていた事業部から、社会システム・社会インフラへエネルギーソリューションを提供し、その成長を促す事業部へと転換しています。 ──ほかにも、新たな組織体制として刷新したことはありますか。 新たな組織体制では、先ほど申し上げた3つの事業部と並列する形で、「研究開発センター」「セル開発統括本部」「システム開発統括本部」からなる技術部門を置き、3事業部全ての電池研究開発を「センター化」するとともに、リチウムイオン電池を扱う技術・生産技術部門とシステム開発を行う技術部門をそれぞれ「統括本部体制」で一元化したのも大きな特徴です。 「研究開発センター」では、10年、20年先を見越した基礎研究や競争力を生み出す電池の原型開発、プロセスの開発を行います。リチウムイオン電池そのものの中身とその生産システムをつくるのは「セル開発統括本部」。ここには化学材料のエンジニア、商品開発のエンジニア、商品を量産する設備を開発するエンジニアの全てが配置されます。「システム開発統括本部」は「セル開発統括本部」が開発したセルを使い、お客様の用途に合わせた制御やユニットを入れたシステム・パッケージを開発し、提供するのが役割です。 そのうえで、出来上がった電池を使って事業を行うのが3事業部。事業化する・しないの判断はもちろん、どう生産し、どう販売するか、どれくらいの投資をするかといったことは全て事業部が決定します。 ──「センター化」「統括本部化」の目的や意義はどこにあるのでしょうか。 エナジーの進化の速さに対応していくのが最大の目的です。電池が使われる領域が広がるほど、その領域と領域の間に多くの隙間が生まれます。例えばバイクの電動化の場合、それをエナジーソリューション事業部とモビリティエナジー事業部のどちらが担当するか、さらにそのバイクが大型化したらどうするか、などということを議論して進めていたら、変化のスピードについていけず周回遅れになってしまいます。そうではなく、いったん全てを技術部門で受け止めることで、フレキシビリティーを上げて開発を加速することを目指します。 もう一つ、マインドセットの面でも狙いがあります。従来のような、「私は○○事業部のエンジニア」という意識では、その事業部以外の仕事は無関心になりがちです。それに対し、例えば、全ての電池開発を行うセル開発統括本部に属していると、自分の担当以外の話も自然と耳に入ってきて興味を持つようになります。縦割り的な思考を変える意味でも、「センター化」「統括本部化」は有効だと考えています。
車だけにとどまらず、あらゆるモビリティの電動化に注力
エレベーターホールのミッション・ビジョンの掲示。 ──競合他社にはないエナジー社の強みはどのようなところだと思いますか。 パナソニックは100年近くにわたって電池事業を手掛け、市場の拡大とともにパイオニアとして最前線を走り続けてきました。車載電池というカテゴリーだけとっても、世の中を大きく変えるブレークスルーに関わり続けてきたと自負しています。 そうした長い歴史のなかで、私たちは、高いレベルの研究開発を継続的に行うコアな組織体と、エナジーの将来を見据える先見の明を養ってきました。それこそがエナジー社の特色だと考えます。 現在、私たちはテスラ社向けに、年間数十億セルもの車載用リチウムイオン電池を出荷しています。それだけのボリュームを、大きな問題を起こさずに生産するには相当な技術力やスキルが求められます。こうした技術力やスキルは、パナソニックがこれまで長年かけて、時には大きな失敗をしながら蓄積してきたものであり、近年数多く生まれている新興のEV用電池メーカーにはない強みかもしれません。 さらに今回、新しくできる会社の名前を「パナソニック エナジー株式会社」とし、あえて「電池」という言葉を外しました。このことからもわかるように、私たちは向き合うマーケットを明確に変え、ミッション・ビジョンに共感してもらえる企業とのコラボレーションもさらに加速していきたいと考えています。それがまた新たな強みにつながっていくことは間違いないでしょう。 ──エナジー社が今後、特に注力していきたいと考えているのはどのようなことでしょうか。 やるべきことはたくさんありますが、やはり「電動化」は大きなキーワードです。今、ようやく車の電動化が本格化してきましたが、先ほども話に出たように、船や建設機械、飛行機など、化石燃料を使って動かしているものはまだまだたくさんあります。お客様からもさまざまなご相談をいただいており、ぜひ一緒にモビリティの電動化を進めていきたいと思います。 また、環境面ではリサイクル、リユースも重要なテーマとして取り組んでいかなければなりません。電池には希少金属を用いることもあり、私たちにとって無視できない問題です。つくった電池を分解してリサイクルする方法もありますが、それではまた製造する際にエネルギーを使うことになるため、できる限りリユースを進めたいと考えています。 その際、以前のユーザーが電池をどのように使っていたかわかると、「あとどれくらい使えるか」「この用途では再度使える」といったことが判断でき、リユースを有効に行えます。そのため、クラウドに電池データを残し、一元管理できるシステムの開発・導入も行っています。 ──エナジー社はこれから、どのように進化していこうとしているのでしょうか。成長戦略をお聞かせください。 電池事業とは、シンプルにいえば世の中から化学物質の材料を持ってきて、電気をためやすい形にパッケージして、制御などをつけてお客様にお届けする事業です。まずはこれからも、そのプロセスを世界一上手に行える企業であり続けること、そして、お客様が電池で何か新しいことをしたいと考えたときに、真っ先に想起していただける存在でありたいと考えています。 スタートは3事業部体制ですが、今後ソリューションベースで小さなパッケージ事業をたくさんつくり、その集合体としてビジネスをさらに成長させていきたいですね。 電池はまだまだ進化できる。その一方で、世の中には無駄な使われ方をしているエネルギーが多いのも事実です。本来は、人間が必要なときに必要なだけエネルギーを供給できればいいので、私たちは電池の力でそこを極めたい。それが、ミッション・ビジョンの実現につながると考えます。
誰も成し遂げたことのない領域に挑み、世界の電池事業をリードする
キャンプスタイルの休憩スペースにて。 ──エナジー社が、今このタイミングで採用強化を図る狙いを教えてください。 ミッション・ビジョンを制定する過程で、私たちのやりたいことは明確になりましたし、組織体制の変革で社内の人材の流動性も高まりました。しかし、私たちはこの3~4年、テスラ事業だけでも数千億円ほどの投資を行っており、今後のさらなる成長には、まだまだたくさんの人材が必要です。第2、第3のテスラ社のような会社と一緒に新しい世界を創っていく。その中心になってくれる人材に集まっていただきたいと思っています。 ──エナジー社で働くからこそ感じられる仕事の醍醐味、またここでしか得られない経験についてお聞かせください。 エネルギーというのは、社会・環境の「ど真ん中」にあるものです。世界の電池事業で存在感を示すパナソニックのエナジー社で働くことは、まさにその「ど真ん中」に入っていくことにほかなりません。それ自体がモチベーションを大きく刺激してくれるはずです。 また、電池の開発は陸上競技や競泳のように、数字で結果が出やすいという傾向があります。そのため、自分の仕事がダイレクトに世界で評価され、非常にわかりやすい達成感を得られるのではないでしょうか。 「グローバル」という観点でも大きな魅力があります。私たちの生産拠点は世界のさまざまな国・地域にありますし、お客様も世界中におられるため、グローバルなビジネスに携わるダイナミズムを体感できます。自分の持つ技術を武器に、世界を舞台に活躍したいという人にはまたとない環境と言えます。 電池の分野でパイオニアになるには、前例のないところに踏み入り、自分たちの手でルールづくりから行っていかなくてはなりません。とりわけ今は、まさに事業が成長ポイントに入ったところで、一から工場を建て、人材を採用してといったゼロベースで事業を進めていく機会も豊富にあります。誰も成し遂げたことのない、スケールの大きなチャレンジができるのも当社ならではだと思います。
困難も楽しみに変えられるチャレンジャーを求む
商品展示スペース「解放の軌跡」。 ──エナジー社はどのような方を求めているのでしょうか。 今、申し上げたように、私たちの仕事は「道なき道を行く」ようなもので、失敗も数多くあります。そのため、そこでへこたれず、粘り強くチャレンジし続けられる人、「リスクがあるからやめよう」ではなく、「とにかくやってみよう!」と前向きに挑んでいける人を何よりも求めています。当社では、一度や二度の失敗でその人を評価するようなことはありません。むしろ、「前向きな失敗ならばそれも一つの経験じゃないか」と受け入れる風土があります。 また、幅広い業界・業種の人と協力しながら仕事を進めなくてはならないので、コミュニケーション力も重要ですね。グローバルでの連携も必要なので、英語をはじめとする外国語もできるとよいですが、「できなければならない」というわけではありません。むしろ、「語学力は足りないかもしれないけれど、現地に行って頑張ってみます」と自ら手を挙げるような、困難も楽しみに変えられるキャラクターの人であれば、伸び伸びと活躍できるでしょう。 ──実際にどのような人が中途入社で活躍していますか。 前職の業界・業種はさまざまで、むしろ電池メーカー以外から入社した人が多いかもしれません。電池の開発はつまるところ、化学物質をパッケージにしていくプロセスなので、例えば食品や薬品などの分野で積んだ経験も十分に役立てられます。 機械設計についても、業界は問わず、設計の基礎力さえあればそれを展開して活躍していくことが可能です。また電池は近年、非常に高度な制御が求められていることから、ソフトウエアの制御技術を有する人材も多く入社しています。
玄関ホールに設置した「ハーモニアス エントランス(調和の森)」にて。 ──最後に、この記事をご覧の方にメッセージをお願いします。 2022年4月から、私たちは「パナソニック エナジー株式会社」となります。今回新会社をつくるにあたって経営陣が考えたのは、「いったん辞めたとしても、もう一度入りたいと思える会社にしよう」「この会社で働いていることを家族に誇りに思ってもらえる会社にしよう」ということです。ぜひこれから入社される人とも一緒に、そうした会社をつくり上げていきたいと考えています。 繰り返しになりますが、電池の分野をリードし続けるには、急で険しい坂道を上っていくような困難も待ち受けています。しかし、そこを上りきった暁には、今まで誰も実現できなかった世界をこの目で見ることができるでしょう。そこを喜びとしてチャレンジできる人、そして私たちのミッション・ビジョンに共感していただける仲間をお待ちしています。
募集職種
- エナジー社における事業戦略企画・推進
事業企画・事業統括
大阪府
エナジー事業全体における事業戦略企画担当として、以下を推進 ・事業環境やマーケットの変化を見据えた戦略分析・立案 ・事業・商品の将来予測に基づいたポートフォリオマネージメント ・経営管理プロセスの強化
- グローバル情報システム(技術・品質管理)企画・運営
セールス・サービスエンジニア
大阪府
グローバルに事業の事業経営にかかわる技術・品質分野担当課長として、以下を推進内容推進 ・グローバルに社内技術(PDM,CAD等)品質管理アプロケーションシステム画・設計・導入・運用 ・グローバル情報システム(技術・品質管理)戦略企画
- リチウムイオン電池セルおよび新電池の開発業務
研究・開発
大阪府
・リチウムイオン電池向けの材料(正・負極活物質、電解液)/セル及び要素技術開発 ・全固体電池の材料及び要素技術開発 ・ポストリチウムイオン電池向けの材料/セル及び要素技術開発 ・計算科学を用いた次世代二次電池向け材料開発
- 車載用円筒リチウムイオン電池の生産設備 設計・開発
研究・開発生産技術機械設計
大阪府徳島県
車載(EV)向けリチウムイオン電池の生産ラインの開発・導入・立上。 (工法開発推進リーダー/メカ設計/制御設計/画像検査開発/溶接工法開発/設備調整/生産システム設計)
- 車載用円筒リチウムイオン電池のセル機構設計
研究・開発生産技術機械設計
大阪府
車載(EV)向けの円筒型リチウムイオン電池セルの機構設計、構造部品開発
- 車載用円筒リチウムイオン電池の品質管理
品質管理品質管理
大阪府
●品質保証部のミッション ・地球規模での環境問題に対応するため、あらゆるモビリティの電動化が進む中で、電池に求められる水準が高まっています。容量、寿命、安全性、それぞれに対する社会からの要請に、「品質」の面で応えるのが、私たち品質保証部のミッションです。 ●品質管理課のミッション ・自社の製造工場と連携して、製品の品質を管理して向上させることが品質管理課のミッションです。自社の製造現場に要望を出して、工法や工程を見直すこともあります。 ●担当業務と役割 ・主な担当業務は、車載向け電池に関する、「セル生産工程(日本・海外)の品質管理」、「品質向上活動」、「新製品立上げ」になります。 ・品質、技術、オペレーション、この3点に長けたメーカーが、市場からは求められています。生産体制を拡充して量産化を進める中、品質の管理や向上の重要性は一層高まっています。 ・製品に不具合が起こった後の対応だけではなく、不具合を未然に防ぐことができる仕組みをつくる。それが新しい品質管理の仕事には求められます。従来の「品質管理」の可能性を拡張することも、この仕事の大切な役割です。 ●具体的な仕事内容 ・電池の国内での製造拠点である「守口工場」「住之江工場」「貝塚工場」「和歌山工場」が、品質管理の対象になります。 ・それぞれの工場の製造現場と連携して、品質を向上させるのが大切な仕事です。1日に約600万個の電池を製造していて、その製造データは全て管理できています。どのような要因が不具合につながったのか、トレースを行いながら、根本的な原因を探り当てることも求められます。 ・工場内では問題を解決できないケースもあります。その場合は、デザインや設計、材料など製造の源流にまでさかのぼり、品質を高めるための働きかけを行うのも、品質管理の役割の一つです。 ・今までの工場の現場での経験、勘、コツを数値化して、ノウハウとして蓄積することも重要です。統計管理の手法に通じた方であれば、「電池製造領域のDX担当」としてのスキルを伸ばすこともできます。 ●この仕事を通じて得られること ・地球規模での問題に向き合っている実感を得ることができます。品質管理の仕事は、電池の安定したデリバリーに直結しているので、自身の職務での頑張りが、環境負荷を和らげることにつながります。 ・日本を代表する企業で、世界の自動車産業に貢献する貴重な経験を積むこともできます。多くの自動車メーカーに品質の高い電池を、適正な価格で安定供給することは、世界の新しい自動車産業を支えることと同義です。当社の品質管理職は、その中心的なプレイヤーとして活躍できるポジションです。 ●キャリアパス ・初期配属の部署の仕事にとどまらず、様々な職務を経験いただいて、総合的なスキルを身につけられるキャリアパスを用意しています。 ・例を挙げると、当社は米国のネバダ州に大規模な拠点を構えています。日本から品質担当の駐在員を派遣しており、その他の拠点も含めて、当社ALLでのジョブローテーションを行います。
- 車載用円筒リチウムイオン電池の品質保証
品質保証品質保証
大阪府
●品質保証部のミッション ・地球規模での環境問題に対応するため、あらゆるモビリティの電動化が進む中で、電池に求められる水準が高まっています。容量、寿命、安全性、それぞれに対する社会からの要請に、「品質」の面で応えるのが、私たち品質保証部のミッションです。 ●品質保証課のミッション ・当社の製品が市場に投入されて、寿命を迎えるまでの安全、安心、満足をお届けする(保証する)のが品質保証課のミッションです。日本国内および世界中に流通する全ての当社製の車載電池が、私たちの担当製品になります。 ●担当業務と役割 ・主な担当業務は、「顧客満足の推進」、「完成品安全性、信頼性評価」になります。 ・製品に不具合が起こった後の対応だけではなく、不具合を未然に防ぐことができる仕組みをつくる。それが新しい品質保証の仕事には求められます。「品質保証」の可能性を拡張することも、この仕事の大切な役割です。 ●具体的な仕事内容 ・テスラ社を初めとした、納品先の自動車メーカーとのコミュニケーションの中で、課題を発掘して製造部門にフィードバックすることも大切な仕事です。「なぜ、その不具合が起こったのか」を数字や現場での現象をもとに、お客様と徹底的に議論する。そこから見出された課題を解決するために、自社の製造スタッフとも知恵を絞ることで、不具合を根本から解決できる仕事です。 ・デザインや設計など製造の源流にまでさかのぼり、品質を高めるための働きかけを行うのも、品質保証の役割の一つです。 ・1日に約600万個の電池を製造していて、そのデータは全て管理できています。どのような要因が不具合につながったのか、トレースできるのが強みです。統計管理の手法に通じた方であれば、そこから根本の原因を見出すことも可能です。 ●この仕事を通じて得られること ・地球規模での問題に向き合っている実感を得ることができます。品質保証の仕事は、電池の寿命や安全性に直結しているので、自身の職務での頑張りが、環境負荷を和らげることにつながります。 ・日本を代表する企業で、世界の自動車産業と対峙する、貴重な経験を積むこともできます。テスラ社をはじめとした、多くの自動車メーカーに電池を安定供給することは、世界の新しい自動車産業を支えることと同義です。当社の品質保証職は、その中心的なプレイヤーとして活躍できるポジションです。 ●キャリアパス ・初期配属の部署の仕事にとどまらず、様々な職務を経験いただいて、総合的なスキルを身につけられるキャリアパスを用意しています。 ・例を挙げると、当社は米国のネバダ州に大規模な拠点を構えています。日本から品質担当の駐在員を派遣しており、その他の拠点も含めて、当社 ALLでのジョブローテーションを行います。
- 電池原材料・機構部品契約業務
購買・資材調達
大阪府
グローバル9拠点のHQとして、集中的に契約を担う材料についての調達戦略立案と戦術の施行、調達部門における契約機能の指導 日本工場で使用する電池原材料/機構部品についての価格分析と折衝 供給安定性・コスト低減を目的とした、新規購入先/新製品/新材料 立上 上記を通し調達部門の契約機能として、お客様の暮らし、社会へ貢献する
- 2次電池・1次電池の新規ビジネス開発
海外営業
大阪府
・B2Bの潜在ニーズの分析・ソリューション提案を、営業・技術・製造との調整を行いつつ推進 ・マーケティング4.0の専門知識を駆使して、ソリューション提案策定の推進を担当し、顧客の自己実現と環境問題解決に貢献
- リチウムイオン電池搭載バッテリーパック/システムのソフト設計
回路・実装設計
大阪府
・「社会インフラ」「動力」「民生」領域おけるバッテリーパック/システムの新規開発・設計を推進 ・主には、ペデレック、データーセンター等の事業部として伸ばす領域でのソフト設計を担当し、収益向上に貢献