アルティウスリンク株式会社

アルティウスリンク株式会社

KDDIと三井物産の共同出資会社が挑む一大プロジェクト

株式会社KDDIエボルバと、りらいあコミュニケーションズ株式会社の経営統合で発足した、デジタルBPO(※)のリーディングカンパニー、アルティウスリンク株式会社。2024年10月、ネットワークインテグレーション業務の戦略的グループ内製化に向け、KDDIにおけるネットワーク・セキュリティ導入・構築の大規模プロジェクトを始動しました。ITソリューション事業のさらなる拡大を見据えた本プロジェクトの意義や、PM(プロジェクトマネージャー)・エンジニアとして切り開けるキャリアの可能性について、当事業を牽引する2名にお話を伺いました。

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募集期間:2024年11月14日(木)〜 2024年12月10日(火)

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  • 300人規模の体制構築が始動──内製化率30%を目指す

    上席執行役員 ITS事業統括本部 統括本部長/吉田 裕樹(左) ITS事業統括本部 ITS企画本部 本部長/宇藤 啓一郎(右) ──はじめに、KDDIにおける「ネットワーク・セキュリティ導入・構築」の大規模受託プロジェクトを立ち上げた背景をお聞かせください。 吉田:アルティウスリンクでは2024年度から3カ年の中期経営計画において、これまでKDDIを中心とした大手企業への技術者派遣が中心だったITソリューション事業(以下、ITS事業)を、サービスやソリューションの提供へとビジネスモデルを転換させるという大方針を掲げています。 実は私自身、KDDIから出向しているのですが、もともとKDDIでは大手法人向けにソリューション提供を行うSE部門を指揮してきました。そこでは、キャリアの通信サービスをベースとしたソリューションを提供してきましたが、昨今ではDXや生成AIなどのテクノロジーの出現でお客様の期待も変化してきており、KDDIが提供するソリューションも変わってきました。 ただ、通信サービスにおいてはお客様の業務の根幹を担うもので、そのニーズは今なお多くのご要望をいただいており、この部分を私たちが担うことで、KDDIも新たな領域へ取り組んでいきます。 宇藤:それが、アルティウスリンク側のビジネスモデルを転換しようという思いと合致したわけですね。実際、KDDIのソリューション推進本部ではフロントSEの業務を行っていますが、KDDI社員が案件創造から引き渡しまでの全工程を担っているパターンと途中の工程からパートナー企業に委ねているパターンとあり、当社として拡大の可能性がある領域といえました。そこで今回のプロジェクトで、当社としても案件創造に参画し、かつ実装についてもグループでの内製化を進めていきたいと考えています。 さらに当社として大きいのは、エンジニアのスキルアップ・キャリアアップ機会の創出です。当事業部門には約2,000人の従業員がいますが、技術者派遣の分野においては、多くがネットワークの運用や監視に従事してきました。それも、今回のプロジェクトを機にPMや設計・構築などに活躍の場を広げることで、キャリアアップの多様な可能性につながると期待しています。

    ──プロジェクトの体制と目指しているゴールについても教えてください。 宇藤:当社による受託体制を、2027年度末までにPM、構築領域で計300人規模にしていきます。まずはスモールスタートで2案件から開始し、プロジェクトメンバーとして事業本部内の公募で選抜した10人がパートナー企業の研修を1カ月間受けた後、適性に応じてPM・構築の業務に就きます。これを四半期ごとに行っていく予定です。 実際、社内での公募には70人と想定以上の応募がありましたし、直近のエンゲージメントサーベイでもキャリアアップを望む声が多く、組織として意欲の高まりを実感しています。 また、KGI(経営目標達成指標)として、2027年度末までに内製化率30%というゴールを掲げています。 吉田:実際には、それ以上の内製化率を達成したいですね。私自身、エンジニアとして設計も構築も経験してきましたが、こうした業務はスキルアップやキャリアアップに着実につながるものです。プロジェクトの規模が大きくなればなるほど意欲的な環境が醸成されると思うので、十分に達成可能だと見込んでいます。

    KDDIのネットワーク運用・監視の現場を支えてきた技術力が強み

    ──本プロジェクトにおいて発揮されるITS事業の強みについてお聞かせください。 吉田:ITS事業自体は経営統合以前のKDDIエボルバの頃から進めてきた事業で、KDDIを含むお客様企業への技術者派遣では多様な実績があります。本プロジェクトではKDDIによる法人向けソリューション・サービス提供に参画させてもらうことになりますが、そこで扱うネットワークやインフラの規模感や難度はほかに類を見ないものです。 加えて、通信キャリアのプロジェクトに参画するというのは、キャリアが持つサービスをベースにネットワークのソリューションに携われる機会になりますので、エンジニアとしても難度が高く、社会への影響度合いも大きな案件に関われるチャンスといえるでしょう。高みを目指したいエンジニアにはもってこいの環境であり、KDDIグループの一員である当社だからこそできるプロジェクトだと自負しています。 宇藤:KDDIで固定通信や移動体通信の運用・監視を約15年間にわたり、KDDIエボルバ時代からのエンジニアたちが支えてきた点は、やはり大きな強みであることは間違いありません。 さらにいえば、今回のプロジェクトはこれまで取り組んできた運用・監視などの「守り」の領域から、PMや構築といった新たに創り「攻める」領域への展開を図る意味合いもあり、ビジネスモデルの大転換期を迎えるチャレンジングな局面といえるでしょう。この工程を確立させることで、事業や会社、ひいては社会に大きく貢献していきたいですね。

  • ビジネス変革期を迎える今こそ体感できる醍醐味とは?

    ──今回のプロジェクトを成功させるカギは、ずばり何でしょうか。 吉田:ソリューションを提供するうえでは、お客様のご要望をどれだけ正しく捉え、それをいかに品質高く実現していけるかが重要です。お客様が求めていることを通信キャリアのサービスを使ってソリューションにしていくわけですが、そのための人材を増やし、多くの案件に携わることが成功のカギといえます。 宇藤:実現に向けては、現場でPMを担ったり、構築を担ったりする人がまだまだ必要で、そのための育成体制も大きなポイントになりますね。本プロジェクトに参画いただく予定の方には、ご経験に応じてネットワークやサーバー、クラウドに関して主要な領域の研修も用意しており、実務を通しても経験を重ねていけるような体制を作っています。新たに入社される方にも、安心して活躍していただけるようなサポートになると思います。 ──アルティウスリンクがビジネスモデルを広げるこのタイミングで参画する醍醐味を教えてください。 吉田:やはり通信キャリアのサービスをベースにしたソリューションに携われることは、エンジニアにとって自身のスキルや経験値を大きく伸ばせる貴重な機会といえます。昨今はSD-WANやゼロトラストなど、新しい考えをベースにしたネットワーク技術も数多く出てきており、通信キャリアの立場でそこを経験できる面白さは確実にあります。 宇藤:現在の仕事でキャリアの道筋が見えず悩んでいる方、もっと大きな案件にチャレンジしたいという意欲や野望のある方にとって、変革期を迎える当社は絶好の場です。 当社が持つアセットや実績に、皆さんの培った経験やアイデアが掛け合わさることで、思いもよらぬ相乗効果や新たな価値が生まれていく。そんなふうに次々と化学反応を起こしながら挑戦できるのは、今のアルティウスリンクならではの魅力でしょう。

    個々のエンジニアが発信力を持ち、強みを発揮できる組織へ

    ──ITS事業のカルチャーや組織風土の魅力はどのようなところにありますか。 吉田:運用や監視という業務は定常的な仕事が多く、粘り強く何かを続けるのが得意な風土はあると思います。一方で、今後私たち組織に求められるのは、お客様に直接ソリューションを提供していくうえで、会話を通して本当に必要なことを正しく捉え、創造し、期待されるものを品質高く提供することです。 そのためには、エンジニア一人ひとりが意志を持ち、それらを発信しながら強みを発揮していけることが大事です。実際、運用や監視を担っているエンジニアの中にも、こういったエンジニアを目指したいという意識が強いのです。 宇藤:個人の意欲を互いに尊重し、サポートし合う空気は醸成されてきていますよね。ITS事業では、指示されたことを着実にこなすだけでなく、ソリューションを提供する一端を担っていくうえで、より自発的に行動する姿勢が求められます。 そうしたスタンスを磨いていくため、今年度より全国の拠点にいるエンジニアとオンラインでつなぎ、事業の方針を対面で時間をかけて伝えるようにしています。従来の管理職経由だけのコミュニケーションよりも、トップ自らが直接コミュニケーションを図ることで個々の思いや自主性が引き出されてきていると感じます。 ──今回のプロジェクトを通して実現したいアルティウスリンクの未来と、そのためにどういった方に仲間になってほしいかをお聞かせください。 吉田:私自身の経験もふまえ、エンジニアがステップアップしていくときには下流から上流へと目が向くものです。そうして最終的にはコンサルティングやビジネスアーキテクトなどを目指すケースが多く、世の中一般でも強く求められているのがそうした職域ですが、本プロジェクトはその第一歩となる貴重な機会です。 そうしたなかで、やはり即戦力として既存のメンバーと交じり合いながら組織やチームを率いてくれる方に活躍していただきたいですね。また、チャットやメールなどのデジタルを使ったコミュニケーションとは別に、お客様やユーザー、自分のメンバーと対面でのコミュニケーションもしっかりと行えることが重要です。上流工程を扱うほど、そうした素養が求められますね。 プロジェクトにアサインする際には、その方の経験や意欲に合わせて適切なプロジェクトサイズや内容をすり合わせますので、安心してチャレンジしてもらえたらと思います。 宇藤:当社が目指すのは、人材や役務提供のビジネスモデルからの転換であり、最終的にはビジネスプロセスにおけるお客様の顕在する課題はもちろん、お客様自身も気づいていない潜在的な課題についても、人と技術で解決していけるような存在です。 そのためには、能動的かつ意欲的に行動できることがとても大事です。もっと大きなことにチャレンジしたいという好奇心、野望を持っている方には絶好の環境をご用意しています。 当社で頑張って経験を培ってきたメンバーと、新たに入ってきていただく方との相乗効果も期待をしていますので、ぜひ、熱い意欲を聞かせてください。 ※「デジタルBPO」は、人的なリソースのみで業務受託するのではなく、AIなどのデジタル技術を活用して受託業務の効率化を実現した上で一連業務のアウトソーシングを受託するBPO手法のことを表現しています。

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