ボストン コンサルティング グループ

ボストン コンサルティング グループ

【#02】異業種から戦略コンサルタントへ転身したBCGの女性たち

「One BCG, Many Paths」というコンセプトのもと、社員の多様なキャリア形成を支援するボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)。世界屈指の経営戦略コンサルティングファームである同社では、コンサルティング経験の有無を問わず、さまざまなバックグラウンドを持つ転職者が数多く活躍しています。実際に、コンサルティング未経験での転職を果たした2名の方にお話を伺いました。

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募集期間:2023年3月7日(火)〜 2023年4月3日(月)

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  • サイエンス業界から転身。新たなキャリアを求め、BCGへ

    Principal/石川 資子 ──石川さんは2015年にBCGにキャリア入社したそうですが、転職の経緯についてお聞かせください。 私は医学系大学院を修了後、新卒で独立行政法人に入り、製薬会社が開発する新薬を承認するための審査の仕事をしていました。 そこでは製薬会社から新薬の開発について相談を受けることが多かったのですが、次第に自分自身に、科学・規制以外のビジネスの知見がないもどかしさを感じるようになりました。事業のプレーヤーとしての視点やビジネス戦略を学びたいと思い、転職活動を始めました。 転職先としてBCGを選んだのは、短期間で成果を出すスピード感に惹かれたからです。BCGは戦略コンサルティングファームのリーディングカンパニーであり、数カ月という比較的短いスパンでコンサルティングを完結させるプロジェクトが多いのが特徴です。より早く自分を成長させることができる環境だと考え、入社を決めました。 ──これまで担当されたなかで、特に印象に残っているプロジェクトを教えてください。 国内の製薬会社が手掛けるオープン・イノベーションを支援するプロジェクトが印象に残っています。 製薬業界では今、世界のアカデミアやスタートアップと連携してイノベーションを起こす取り組みが盛んです。日本の製薬企業はこの領域で十分なプレゼンスを発揮できていないと言われるなか、われわれBCGはクライアントがいかにして世界最先端のスタートアップとイノベーションを起こすか、という戦略を立案しました。 私はプロジェクトマネージャーという立場で、クライアントやBCGジャパンおよびグローバルのエキスパート、外部の有識者と何度もディスカッションを重ね、戦略策定をリードしました。 製薬業界をリードするクライアントの経営層と直接対話し、一体感を持ってクライアントならではのプランを作成できたことに、大きなやりがいを感じました。私が携わった戦略からどんなイノベーションが生まれるのか、今からとても楽しみです。

    子育てしながら働くロールモデルが多く、産休に不安はなかった

    ──石川さんはBCGで産休・育休を取得し、現在はフルタイムで勤務しているそうですね。出産にあたってキャリアに関する不安はありましたか。 不安は特にありませんでした。直属の上司が出産を経てフルタイム勤務をしている女性でしたし、そのほかにも産休や育休を経て活躍している社員が多くいたため、自然と自分に重ねて考えていたのだと思います。 妊娠中から周囲のサポートがあったことも安心感につながっていました。つわりが辛い時期にはリモート中心でプロジェクトを進める、日中の休憩時間を分散させる、夕方以降にはミーティングを入れないなど、体調を気遣ってもらい、とても心強かったです。 また、BCGでは女性に限らず男性社員も積極的に育休を取得しています。育休期間も比較的長く、同じくBCG社員である私の夫は約4カ月の育休を取得しました。産後の大切な時期を家族で一緒に過ごせたこと、家事育児を夫婦間でうまく役割分担できるようになったことが、今の生活に活きていると感じます。 ──単に制度があるだけでなく、社員の皆さんの心遣いやサポートによって働きやすい職場が実現しているのですね。 そうですね。これまで男女問わず長期の育休を取る事例をBCGが数多く積み重ねてきたからこそ、社員皆の理解や、お互いにサポートし合う文化が醸成されているのだと思います。 今、多くの企業でフレックスタイム、リモートワーク、裁量労働制など自由な働き方を叶える制度が整っていますが、「制度だから認める」のではなく「必要な制度だから、ぜひ活用してほしい」というマインドが浸透している点がBCGの魅力です。

    制度とカルチャーの両面で、誰もが自分らしい働き方を選択できる

    ──BCGだからこそ得られる経験、描けるキャリアについてお聞かせください。 BCGには「One BCG, Many Paths」というコンセプトがあります。この言葉通り、BCGでは自身の希望に合ったさまざまなキャリアや働き方を選択できると実感しています。 例えば、出産育児や介護のほか、留学、他組織への出向などさまざまな理由で、長期休業や勤務時間の短縮を申請できます。私の周囲にも、実際にこの制度を活用して国際NGOに約1年間出向している社員がいます。グローバルにキャリアを構築している様子を見ると、私自身も大きな刺激を受けますね。 BCGにおける長期休業や時短勤務は、単に子育てをしている人のためだけの制度ではなく、社員皆のための制度です。すべての社員が自分の望む働き方を実現でき、人生の分岐点で適切なサポートを受けられるBCGであれば、私も自分らしいキャリアを歩んでいけると確信しています。 ──BCGで活躍するためには、どのような素養が求められますか。 活躍している社員は本当に多種多様で、バックグラウンドもさまざまです。共通点をあげるなら、「物事を深く考えることが好き」「仲間と議論をすることが好き」「複雑な問題をシンプルに解決することが好き」といった点でしょうか。 コンサルティング業務の経験をお持ちでなくても、それはBCGにおいて何らビハインドになりません。まったく異なる業界で働いていた私も、入社後にコンサルティングスキルを学び、今着実にキャリアを築けています。異業界での知見やスキルがむしろ強みになる、それがBCGなのです。

  • 「クライアントへの貢献をダイレクトに感じたい」あるエンジニアの決意

    Associate/塩谷 美帆 ──塩谷さんは大手自動車メーカーを経て2022年にBCGに入社されたそうですが、転職の経緯について教えてください。 前職ではエンジニアとして、自動運転系システムの設計開発に従事していました。常に「どうすればクライアントに喜んでいただけるか」と考えて設計をしていたものの、職種上クライアントとの距離が遠いことにもどかしさを感じていたのです。クライアントの声を素早くサービスに反映させたい、クライアントに貢献していることをもっとダイレクトに感じたい、その思いで転職活動を始めました。 当初は営業職も選択肢にありましたが、クライアントの課題に対し提案から実行まで一気通貫で支援できるコンサルタント職に興味をもち、コンサルティングファームへの転職を決意しました。 そのなかでBCGを選んだ決め手は、お会いした社員が皆とても魅力的だったこと、そしてクライアントに真摯に向き合うカルチャーに惹かれたことです。 ──エンジニアからコンサルタントへと業種を変えることに不安はありませんでしたか。 もちろん不安はありました。一つはビジネスの知識です。前職ではコンサルタントに求められるような基礎的なビジネススキルを持ち合わせておらず、例えばP/L(損益計算書)すら触れたことがありませんでした。しかし入社後に必要なスキルを学べる選択型の研修がありましたし、実際のプロジェクト業務を通して鍛えられるので、数字を読む力が徐々に身についていると実感します。 もう一つの不安はスピード感です。割り振られたタスクについて上司から「数時間後に見せて」などの指示を受けることもあり、時間単位、時には分単位でアウトプットを求められるようになりました。 入社直後、時間内にタスクが終わらなかったとき、上司が「間に合わなかった原因は、能力が足りないのではなく、依頼者である私とあなたの間でやるべきタスクの粒度の認識にズレがあったからだ」と言ったことが印象的でした。それからはどういったアウトプットをすべきかを事前にすり合わせることを徹底し、適切なスピードで業務を進められるように努めています。 ──入社前後に感じたギャップがあれば教えてください。 ギャップに関しては、ポジティブなものしかありません。入社前は外資系コンサルタントに対して「雑談をせずに仕事をするドライな人たち」といったイメージを抱いていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。 仕事中のコミュニケーションはもちろん、一緒にランチに行くなど和気あいあいとした雰囲気があります。役職問わず気軽に質問したり相談したりできるフラットな環境も、良い意味でギャップでした。

    国境を超えた連携と絆を生んだオンボーディングプログラム

    ──現在はどのようなプロジェクトを担当していますか。 交通業界におけるカーボンニュートラル施策支援のプロジェクトに参画しています。エンジニアだったキャリアを生かし、さまざまデータ活用を通じて、新しい施策を定量的な費用対効果と合わせて提示することが私の役割です。 現在は、さまざまな交通手段の活用による施策の立案の準備をしています。施策の実施によるCO2削減効果、経済効果、必要コストを明らかにし、対象とすべき地域や具体的な施策の実施方法を検討しているところです。 こうした日本の交通全体のカーボンニュートラルに関わる大規模プロジェクトに携われていることに、非常にやりがいを感じています。 以前担当したプロジェクトではクライアントの経営層が私の分析結果を見て「当社がこのような状況になっているとは知らなかった。すぐに対策を打たなければ」と施策検討が一気に進んだことがありました。 クライアントの声を直接聞き、そして私の提案が事業改善につながる瞬間に立ち会え、大きなやりがいを感じました。現在参画しているプロジェクトでも同様に価値貢献をしたいと思っています。 ──未経験からどのようにコンサルティング業務を学んでいきましたか。オンボーディング制度についても教えてください。 入社後にまず約3週間の新入社員研修がありました。前半は会社のパーパスや実際にプロジェクトで必要なビジネスや分析等のスキル、キャリアデベロップメントの上の心構えなどを学び、後半は同時期に入社したBCGのアジア拠点のメンバーとチームを組みグループワークを行いました。 グループワークのなかで模擬プロジェクトを進めるロールプレーイングがあったのですが、研修の前半で習得したスキルを活用しつつ、戦略立案、資料作成、クライアントとの話し方など実践的なコンサルティングを学べました。 先日は、マレーシアで行われた1週間の合同研修にも参加し、当時のグループメンバーとも再会しました。研修中は各地域の文化や積極性などから仕事の進め方にも違いを感じる場面が多く、良い刺激になりました。 実際にプロジェクトに参画している今、自分の成長に最も役立っていると感じているのは上司や先輩社員との対話です。BCGにはフィードバックの文化が浸透しており、私はプロジェクトリーダーや先輩たちから毎週アドバイスをもらっています。 フィードバックでは、「これを覚えると良い」「こうしたほうが良くなりそう」とネクストアクションにつながる具体的な話をしてもらえるのが、本当にありがたいです。また、単に足りない点を指摘するだけではなく、できることはしっかりと認めてもらえるので、モチベーションにもつながっています。

    「月曜の朝が楽しみになる」成長とやりがいにあふれる職場

    ──今後のキャリアの展望をお聞かせください。 先輩社員たちの、クライアントと1対1の信頼関係を築けている姿に憧れています。BCGには「この人のようになりたい」と思える人がたくさんいるので、1年後、2年後、10年後の自分をイメージしやすいですし、現在の自分とのギャップがクリアにわかることが成長へのモチベーションになっています。 将来的には、大学時代に留学した経験を生かし、グローバルに活躍できる人材になることを目指しています。海外で働いたり学んだりするチャンスもあるので、日頃から英語力を鍛え、いずれ社内制度を利用してグローバルにキャリアを築きたいと思っています。 ──最後に、この記事をご覧の方へメッセージをお願いします。 何よりお伝えしたいのは、BCGはとても楽しい職場だということです。月曜日の朝が楽しみになる会社に入って良かった、と心から思っています。 最後に、私が大好きなBCGのパーパス(存在意義)である「Unlocking the potential of those who advance the world」を紹介させてください。この「Unlock(可能性を解き放つ)」の対象は、クライアントや社会だけでなくBCG社員も含んでいます。すなわち、BCGは個人や組織が自力で成長するのを支援することを表しています。 クライアントや社会に貢献しながら、自分自身も大きく成長したい。そうした強い思いを持っている方であれば、必ずやBCGで充実した日々を送っていただけるでしょう。皆様のご応募をお待ちしています。

  • 【連載】BCGの多彩な働き方が実現する「自分らしいキャリア」(全3回)

    1963年に創設された戦略コンサルティングのパイオニアであるBCGでは、業界屈指のトレーニングや、多様な働き方がかなうカルチャー・制度によって、多彩なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。なぜ転職先にBCGを選んだのか、BCGだからこそ実現できるキャリアとは何か、3回にわたって紹介します。

    【#01】関西・名古屋から業界トップ企業の経営改革を支援する

    ※【#01】での募集は終了しました。

    詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

    幅広い業界で強みを持つBCGは、関西(大阪・京都)と名古屋にも拠点を設け、各地域に根ざす製造業やヘルスケア業界、官公庁をはじめとするさまざまなお客様に対し圧倒的なコミットメントを実現しています。これら拠点で働く魅力ややりがいについて、異業種からBCGに転職したコンサルタント2名にお話を伺いました。

    【#03】IT経験を活かし「戦略コンサルタント」という新たなキャリアを

    ※【#03】での募集は終了しました。

    詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

    BCG Tech and Digital Advantage(TDA)は、高い課題解決力とテクノロジーの知見の融合により企業のトランスフォーメーションを支援しています。企業が直面する経営課題をデジタル領域から支援する魅力とは何か、中途入社した2名にお話を伺いました。

募集職種

    転職が決まりご報告いただいた方にはお祝いを用意しております。