ボストン コンサルティング グループ

【#01】関西・名古屋から業界トップ企業の経営改革を支援する
1963年に創設された戦略コンサルティングのパイオニア、ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)。製造業に強みを持つ同社は、関西(大阪・京都)と名古屋にも拠点を設け、多くの日系企業のお客様に対し圧倒的なコミットメントを実現しています。関西・名古屋拠点で経営戦略コンサルタントとして活躍する醍醐味とは何か。異業種からBCGに転職し、現在プロジェクトリーダーとして活躍するコンサルタント2名にお話を伺いました。
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募集期間:2023年2月7日(火)〜 2023年3月6日(月)
本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも閲覧、応募が可能です。「日本の製造業に貢献したい」その一心で異業種からBCGへ
プロジェクトリーダー/中村 亘 ──中村さんは2018年に自動車メーカーから転職されたそうですが、転職の背景やBCGを選んだ理由についてお聞かせください。 私はもともと大手自動車会社のエンジニアとして、分業体制が導入されている大規模な組織で働いていました。しかし、次第に「どのように資金調達が行われて工場が作られるのか」「どのような商流で製品が販売されるのか」など会社や業界全体の仕組みを知りたいと思うようになり、転職活動を始めました。 異業種であるコンサルティングファームを志したのは、経営戦略コンサルタントとしてさまざまなプロジェクトに参画することで、業界全体を俯瞰する視点や経営視点を身につけられるのではと考えたからです。 なかでもBCGは、日系メーカーでのプレゼンスの高さが魅力でした。私には以前から「日本の基幹産業である製造業に貢献したい」という強い思いがあり、それをBCGでなら実現できると思い、入社を決意しました。 ──BCGに入社してからどのようなキャリアを歩まれていますか。 入社時は東京オフィスに所属し、2021年4月に名古屋で子育てをしたいと考え、転属しました。入社以来一貫して製造業のお客様のコンサルティングに従事しており、戦略策定、全社経営改革、生産技術のバックグラウンドを生かした工場のオペレーション改革など、扱うテーマは多岐にわたります。 日本を代表する大手製造業で名古屋や関西に拠点を置くお客様は多く、同じ土地に根付いて事業を展開しているメリットは非常に大きいです。名古屋ならではのカルチャーやトピックを共有しながらお客様に寄り添えることにやりがいを感じています。 ──名古屋拠点ではどのようなコンサルティングを行われてきたのでしょうか。 日系メーカーの多くはプロダクトアウトを主流とし、革新的なものづくりに取り組んでいます。そこでわれわれBCGが支援できるのは、第三者の視点を生かした外部動向や市場の調査、そしてその結果に基づいた戦略策定です。 例えば「ユニークな製品を作ったけれども、売るべき市場がわからない」というお客様にはターゲット市場の選定とアプローチするべき優先順位を提案し、「新製品の売り上げが思うように伸びず、撤退を検討している」というお客様に対しては製品のポテンシャルを明らかにしたうえで新たな戦略を提案しました。結果として、撤退を検討していた製品の生産継続が決定し、お客様の売り上げに貢献した事例もあります。
日本企業を熟知した、歴史あるファームだからこそできること
──BCGならではの強み、競争優位性についてお聞かせください。 BCGは50を超える国、100以上の都市に拠点を設けているグローバルカンパニーです。このグローバルネットワークが最大の強みだと考えています。 そのうえで、海外の事例を杓子定規な考え方で日本企業のお客様に適用するのでなく、各社個別の事情に配慮しながら、お客様にとって実行可能な形にカスタマイズして提案することを徹底しています。 一般的に、欧米企業にはトップダウンのカルチャーが根付いているのに対し、日系企業の多くはミドル層や現場が強く、ボトムアップでさまざまなアイデアが出てくるという文化的な違いがあります。こうした日本企業の傾向を考慮しながら提案ができている背景には、BCGにとって日本が世界で2番目に進出した拠点であり、長くコンサルティングを提供してきた歴史があります。 もう一つの強みとして、戦略策定フェーズに限らず実行フェーズにおいてもお客様に伴走できることが挙げられます。経営改革は多くのケースで現場の方々に一時的な負担が発生するため、現場の業務を考慮した導入プランを策定するのはもちろん、現場の説得にも積極的に参画しています。 このとき私が心がけているのは、自分たちのロジックを一方的に押し付けないことです。細かなシナリオや問題発生時の対策をお客様と一緒に考え、経営層から現場の方まで誰もが納得して動けるように丁寧に対応することで、地に足がついた実行可能なプランを導き出しています。 ──単に理想的な戦略を描くのではなく、あくまで実行可能なソリューションの提供にこだわっているのですね。その他にも中村さんが大切にしていることがあれば教えてください。 実行可能なプランに落とし込むためには、お客様の組織のなかに深く入っていくことが不可欠です。まずはお客様の組織のなかであらゆる立場の方々と接し、関係性を構築する。そしてプロジェクトを進めるなかで不明点や懸念点が出てきたら、その答えを持っている方に直接ヒアリングし、一次情報を獲得する。そうした地道な取り組みが、最終的によりよい提案につながると考えています。 ──BCGの経営戦略コンサルタントとして活躍するには、どのような素養が求められますか。 一つは「素直さ」です。時流が変化し続けるなかで、経営戦略コンサルタントは誰も解いたことのない未知の課題に直面するケースが多いです。そうした困難な状況でも成果を出し続けるためには、常に素直な気持ちを持ち、新しい知識を吸収して進化し続ける姿勢が欠かせません。 特に私のように異業種から転職する場合、入社後に「前職とは仕事のやり方がまったく異なる」と戸惑う場面があるかもしれません。そんなときも前職での経験や考え方にとらわれすぎず、新しい環境をむしろ楽しんでいただけるといいですね。 もう一つは「主体性」です。経営者が抱える悩みは非常に難解かつ複雑で、コンサルタントが受け身の姿勢で臨んでいては到底解決はできません。現場に足しげく通って一次情報を集め、さまざまな有識者と積極的に議論するなど、自ら考え自ら行動を起こせる方こそが、困難なプロジェクトを成功に導けるのだと思います。
さまざまな専門家が集結するBCG。異業種の知見が生きる環境とは
プロジェクトリーダー/荒木 友里 ──荒木さんは2019年1月にBCGに入社したそうですが、転職の背景やBCGを選んだ理由についてお聞かせください。 私は大学で建築を学び、新卒で建築照明を手掛けるデザイン事務所に入社しました。ホテルを経営するお客様にデザインを提案する機会が多くあったのですが、どんなにデザイン面が優れた提案であっても、「経営者の視点」で受け入れてもらえないケースを目の当たりにし、とても悔しい思いをしました。 そうして「自分には経営の知識が足りていない」「経営者と同じ視点で対等に議論できるようになりたい」と強く思ったのが、経営戦略コンサルタントを目指したきっかけです。 数あるコンサルティングファームのなかでBCGを選んだ理由は、社員の人柄に惹かれたからです。面接過程で話したBCGの社員はみんな実直で、うわべを飾っているような印象がありませんでした。この人たちと一緒に働きたいと強く思いましたね。 ──現在の業務内容と、取り組んでいるプロジェクトについて教えてください。 プロジェクトリーダーとして、通信/テクノロジー業界のお客様を担当しています。現在取り組んでいるのは、その業界でソリューション開発を手掛けているお客様のプロジェクトです。 このプロジェクトでは、お客様の中期目標達成に向けて包括的な支援を行っています。収益を上げる戦略を考えることもあれば、新しいソリューション開発の企画に参画することもあり、M&Aの候補先のリストアップや交渉用の資料を作成することもあります。 このように包括的な支援をするようになったのは、私たちコンサルタントがお客様の状況や目標に合わせ臨機応変に対応してきた結果です。あらゆる側面からお客様のビジネスをサポートできることに、大きなやりがいを感じています。 ──お客様と接する際に意識していることはありますか。 はい。お客様との信頼関係を作るために、お客様以上に熱心に課題に向き合う姿勢を大切にしています。 お客様に耳障りのよいことを伝えるのは簡単ですが、根本的な事業改革を達成するには時に厳しい意見もお伝えしなければなりません。そのとき、われわれがお客様や課題に熱心に向き合っているからこその意見だと理解してもらえるかどうかが、プロジェクトの「成功のカギ」を握っていると感じます。 ──荒木さんが考える、BCGの経営戦略コンサルタントとして働く醍醐味は何ですか。 BCGは幅広いお客様に対してあらゆるテーマで支援をしているので、非常に多様な業界知識や業務知識が身につきます。 また、全社の方針として多様なバックグラウンドの人材を採用することに力を入れているため、社内にはさまざまな分野の専門家が在籍しています。上司や同僚から学ぶことも多く、日々知見が広がっていると実感します。 私自身は照明デザインという非常にニッチな業界を経験していたわけですが、以前同僚から「この照明メーカーについて意見がほしい」と頼まれたことがあり、BCGが扱うプロジェクトの幅広さに驚かされました。BCGにはどんな経験も生かせる環境がある、そう思います。 もう一つの醍醐味はやはり、経営視点を学べることです。経営者にとってどのような数字がどのような意味を持っているのか、どういった課題を抱えているのか、ビジネスの実態を理解できるようになってきました。まさに、BCGに入社するときに期待していたことですね。 まだまだ学ぶべきことは多いですが、かつて見えなかったものが見えるようになったという意味では、確かな成長を実感しています。
充実した人材育成制度で、未経験からプロジェクトリーダーへ
──異業種から転職されていますが、コンサルティングスキルはどのように習得されたのでしょうか。BCGの人材育成制度について教えてください。 入社後すぐに、新人コンサルタントを対象としたビジネスの基礎研修を受講しました。加えて、1~2カ月に一度、丸一日かけて実施されている社内研修もあり、アカウンティングやファイナンス、マーケティングなどのコンサルティング業務で必須とされる基本的な知識を習得できました。研修中は少人数のグループに分かれてディスカッションするなど、机上で学んだことを実務に生かすための工夫がありましたし、他のコンサルタントと親睦も深められ、とてもよい経験でした。 入社から現在に至るまで継続して受講しているのは、英会話のトレーニングです。当社には、オンライン英会話のほか、社内のカフェで受けられる対面の英会話レッスンなどもあり、自分に合った学習方法を選べます。現在のプロジェクトは日本語でのディスカッションがメインですが、業務の幅をより広げるためにも英語力を伸ばしておきたいと思っています。 ──荒木さんは関西拠点のリクルーティング活動にも携わっているそうですが、どのような思いで取り組んでいますか。 私は学生時代に建築を学んでいたので、当時自分は建築の仕事をやっていくものだと思い込んでいました。ところが転職活動を通じて視野を広げた結果、経営戦略コンサルタントという非常に面白い、やりがいのある仕事を見つけました。もっと早くに知っていれば、と思うことも少なくありません。 私と同じように「コンサルタントという選択肢を検討したことがない」という方々にこそ、この仕事の魅力を知ってほしい、キャリアの選択肢の一つとして検討してほしい、そういった強い思いを持ってリクルーティング活動に従事しています。 われわれは関西や名古屋に拠点を構えるお客様だけでなく、日本全国や海外のお客様を支援していますし、仕事の内容や質に関してはBCG東京拠点となんら変わりません。またプロジェクトのアサインは挙手制なので、自分が興味のある分野、領域に合わせて自主的にキャリアを構築できています。 関西や名古屋エリアで生活しながら刺激的な仕事に就きたい、そう考える方にとってBCGは絶好の場だとお約束します。 ──最後に、この記事をご覧の方へメッセージをお願いします。 「経営戦略コンサルタント」と聞くと、もともとビジネスや経済の知見が秀でている人だけが就く職種だと思われる方がいるかもしれません。しかし、私も中村も異業種から転職し、入社後に研修や実務を通して経営コンサルティングを学び、今プロジェクトリーダーとしてチームを率いる立場を担っています。 BCGは研修やトレーニング、ナレッジ共有など、人材育成のための制度が充実しているので、未経験の方も安心して飛び込んできてほしいと思っています。 経営コンサルティングに少しでも興味がある方、そして関西・名古屋を拠点にチャレンジングな仕事に挑戦したい方は、ぜひBCGに話を聞きにきてください。皆様とお会いできることを楽しみにしています。
【連載】BCGの多彩な働き方が実現する「自分らしいキャリア」(全3回)
1963年に創設された戦略コンサルティングのパイオニアであるBCGでは、業界屈指のトレーニングや、多様な働き方がかなうカルチャー・制度によって、多彩なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。なぜ転職先にBCGを選んだのか、BCGだからこそ実現できるキャリアとは何か、3回にわたって紹介します。
【#02】異業種から戦略コンサルタントへ転身したBCGの女性たち
※【#02】での募集は終了しました。 詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
異業界出身者をはじめ、ジェンダーやライフステージを問わず多様な人材が活躍するBCG。なぜ未経験からプロフェッショナルになれるのか、どのようにワーク・ライフ・バランスを実現しているのか、転職者である女性コンサルタント2名が本音を語ります。
【#03】IT経験を活かし「戦略コンサルタント」という新たなキャリアを
※【#03】での募集は終了しました。 詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
BCG Tech and Digital Advantage(TDA)は、高い課題解決力とテクノロジーの知見の融合により企業のトランスフォーメーションを支援しています。企業が直面する経営課題をデジタル領域から支援する魅力とは何か、中途入社した2名にお話を伺いました。