DATA
| 前職 | コンサルティングファーム 経営コンサルタント マネージャー / 年収900万円 |
|---|---|
| 活動期間 | 約6ヶ月 |
| ヘッドハンター面接数 | 3人 |
| 応募求人数 | 5社 |
| 面談社数 | 4社 |
| 内定数 | 2社 |
現職
教育サービス会社 新規事業開発（幹部候補） 年収非公開
経営コンサルタントとして活躍していた戸田氏は、ビジネスを主体的に手掛けたいと事業会社への転職を決意。日本の未来を創造すべく教育業界への転職を希望するが、年収面で希望が合致せず転職活動が難航する。インターネットサービス会社の内定に気持ちが揺れながらも、最終的に教育サービス会社の幹部候補として入社を決意した経緯についてお話を伺った。
転職理由
30代を目前に事業会社でのキャリアを希望。事業の社会貢献性を軸に会社を選定
戦略コンサルタントとして幅広いプロジェクトにかかわり、29歳でマネージャーになった戸田氏は、30代を目前にキャリアについて見つめ直す。経営戦略のプランニングと分析に留まらず、クライアントの事業で成果を出すべく現場にコミットしてきたが、第三者の立場では最終的な決裁を動かせないというジレンマがあったのだ。「コンサルタントとしてのスタイルは、ある程度確立できた感覚がありました。これからのキャリアをコンサルタントとして生きていくよりも、ビジネスの主体者側に回って挑戦してみたいと思ったのです」。
ビジネスの主体者となるべく事業会社への転職を意識し始めた戸田氏は、次にどの業界を選ぶべきかを考える。そして、「社会に貢献している」、または「生活を豊かにできる」事業を展開する会社に入社したいとの結論に至った。特に、学生時代の塾講師経験から教育サービスの価値を実感していたため、教育サービス会社の求人を第一希望とした。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
希望する仕事と年収のギャップに苦戦。情報の間口を広げるためにビズリーチを活用
戸田氏は大手人材紹介会社数社に登録し情報収集を開始した。しかし、面談を重ねるにつれ、このままでは望むような転職は叶わないと感じるようになる。「最も関心の高かった教育サービス業界では年収維持が難しいと言われました。そこで年収維持の可能性を模索する意味も込めてビズリーチに登録しました」。30歳前後で経営コンサルタントのキャリアを持つ彼のもとには、ビズリーチを通じてたくさんのスカウトメールが届いた。その中から事業の社会貢献性と給与水準を軸に求人を絞り込み、ヘッドハンター3名と面談をした。
「ヘッドハンターは私の教育業界への想いを受け止め、待遇の希望も叶えられる仕事を探してくれました。そして、今回入社を決めた教育サービスの求人と出会ったのです」。しかし、最終的に大手インターネットサービス会社と教育サービス会社の2社で内定が出たときは、どちらに入社すべきか迷ったと言う。教育サービス会社はベンチャー。会社のブランド力という点ではインターネットサービス会社のほうが勝っていた。
「ヘッドハンターから、『本当にやりたいことは何なのか、5年後、10年後にどうありたいかを、本気で考えてみたほうがいい』と言われました。あらためて熟考した結果、自分が何かを伝えることで相手が成長する姿を見るのが好きだと思いました。そして、教育サービス会社への入社を決めたのです」。
転職成功の鍵
定期的にキャリアを見直し、必要なアクションプランを見出す習慣が自己PRに活きる
やりたい仕事と待遇のギャップから、理想とする求人との出会いに苦戦したとはいえ、選考に進んでから内定までのプロセスは比較的スムーズだったと言う。コンサルティングファーム、またはアウトソーサーから事業会社を志向する求職者は多いが、戸田氏が転職を成功させた秘訣は何だったのだろうか。
「私はコンサルタントの立場にあっても、クライアントの事業を成功させるために、経営者と同じ目線を持てるようコミュニケーションを重ね、経営戦略を具体的なアクションプランに落とし込んで提案するようにしていました。そして、成果が出るまでコミットするんです。だから、事業会社で仕事をする観点でも、具体的な施策や成果の出し方などリアリティのある自己アピールができました。私は毎年自分の経験を見直し、目標を実現するために何をすべきかを考える機会を持つようにしています。その習慣も、志望動機と自己アピールに活きたと思いますね」。
長期的視点で自分のキャリアを見つめ、明確な目標に向かって行動してきたことによる「志望」と「経験」の一貫性。そして、信頼の置けるヘッドハンターとの出会いが、戸田氏の転職成功の鍵と言えるだろう。
ビズリーチより
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