DATA
前職 | 医療研究機関 研究員 / 年収500万円 |
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活動期間 | 約6ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 2人 |
応募求人数 | 2社 |
面談社数 | 2社 |
内定数 | 1社 |
現職
製薬会社 人事部 研修担当 年収700万円
創薬研究や医療に関わるコミュニケーションをテーマに、研究者としてのキャリアを歩んできた白木氏。前職で関われる業務範囲に限界を感じたことから転職を決意するが、医療に関わる研究者としては異色の経歴であるがために、職種の可能性を模索するところから転職活動がスタートする。結果的に、製薬会社の研修担当というキャリアを手に入れた経緯について伺った。
転職理由
転職先の業務内容や企業風土に疑問を感じ、情報収集をはじめることに
白木氏はこれまで、バイオベンチャーの創薬研究からキャリアをスタートさせ、医療と患者さんをつなぐコミュニケーションの必要性を感じたことから大学院で社会医学を専攻。そこで学んだビジネスマーケティングやチームビルディングの概念を活かし、事業会社で医療情報に関するコミュニケーションツールの企画開発に携わった。その後、難病治療の研究機関に転職したが、入所してほどなく自分の理想とする業務ではないと感じるようになる。
「私は研究者として入所したつもりでしたが、事務作業が中心で研究者としての仕事に集中できる環境ではありませんでした。しかも、業務推進のスピードが遅いことがひっかかり、入所して間もない状況でしたが、ほかにいいところがあれば転職を考えようと情報収集を始めたのです」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
ヘッドハンターとコミュニケーションを重ね、キャリアの可能性を模索
情報収集を始めた白木氏は、ビズリーチを通じて何人かのヘッドハンターからコンタクトを受けた。「医療」と「コミュニケーション」という研究者としては異色の経歴を持つため、明確な職種イメージがわかなかったことから、白木氏は幅広い視点でキャリアの可能性を提案してくれそうなヘッドハンター2名と面談することにした。
「最初から求人を紹介してくれた方ではなく、『まずは会ってお話を聞かせてください』と言ってくれたヘッドハンターとお会いすることにしました。私は、自分の経歴やスキルにどのような可能性があるのかを知りたかったのです。実際にお会いして、自分のこれまでの経歴について筋道を立てて説明するのは難しいと感じましたが、説明したことで得られたヘッドハンターからのアドバイスをもとに、職務経歴書を書き換えました。その行動を通じて、自分自身の強みや価値観を明文化できたように思います」。ヘッドハンターから提案されたのは、製薬会社でMRの後方支援や医師の研究支援を行う専門職だ。志向と合致するか曖昧な部分はあったものの、まずは面接を受けてみることにした。
転職成功の鍵
ライフワークとして取り組もうとしていた分野で、思いがけずオファーが出る
「面接で自分が取り組んできた仕事について説明すると、面接官から別のポジションを提案されました。私は大学院時代に人材の能力開発について学び、そのスキームを活かして研究者のチームビルディングに成功した経験があるのですが、その経験をMRのトレーニングに活用できるのではないかと感じていただけたようなのです」。白木氏は人事部との面接を経て、研修担当者としてのオファーを受けた。もともと人材の能力開発に関しては、ライフワークとしてプライベートで取り組んでいこうと考えていたという白木氏だが、それが思いがけず本業になったのだ。
「今回の転職を通じて、『人の持つ能力を伸ばし、サポートしていくこと』が自分の道だと明確になりました。ひとつの専門性を追求していく道もあると思いますが、自分の能力を活かす道は決してひとつではありません。自分自身の経験を棚卸した上で、さまざまな視点で自分の可能性を見てもらったことがよかったのだと思います」。転職活動を通じて、ヘッドハンターや企業の採用担当者とコミュニケーションを取ることで、白木氏は新たなキャリアの可能性を切り拓いた。
ビズリーチより
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