DATA
| 前職 | コンサルティングファーム コンサルタント / 年収810万円 |
|---|---|
| 活動期間 | 約3ヶ月 |
| ヘッドハンター面接数 | 3人 |
| 応募求人数 | 2社 |
| 面談社数 | 2社 |
| 内定数 | 2社 |
現職
インターネットサービス会社 物流プロジェクトマネージャー 年収1100万円
大手物流会社で輸送事業の経験を積み、最近はコンサルティングファームで物流コンサルタントとして活躍していた篠原氏。将来的には物流会社に戻って上流で大きな仕事を手がけたいと、日頃から求人情報には目を配っていたと言う。そんな篠原氏が、物流会社ではなく事業会社への転職を決め、物流に関する新規事業を手がけることになった経緯についてお話を伺った。
転職理由
物流ビジネスのスペシャリストとして経験の幅を広げたい
篠原氏は、大手物流会社で輸送の現場経験を積んだ後、法人営業、同事業の支店長と着実にキャリアアップしてきた。しかし、入社から7年目を迎え、宅配だけではなくより広い視点で物流の経験を積みたいと転職を決意。第三者視点かつグローバルな視点を身に付けられる外資系コンサルティングファームで、物流戦略のコンサルタントとして活躍するようになる。
「私は物流ビジネスに思い入れがあるので、自分に足りないスキルや経験を補いながら、いつかは物流会社に戻って大規模な物流ネットワーク構築や事業戦略を手がける仕事に関わりたいと考えていました。しかし、そういったポジションはそうそう市場に出てくるものではありませんから、日頃から求人情報には目を配るようにしていました」。篠原氏は前回の転職活動でお世話になった人材紹介会社から情報収集をすると共に、3年ほど前に登録していたビズリーチからも情報収集を重ねた。「コンサルティングファームに転職してから約5年、そろそろ本気で次のステップを考えようと思い始めていたとき、知人を通じて事業会社のインターネット通販会社から声がかかりました」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
職務経歴書を見た企業から、新規事業を打診される
物流コンサルタントとして経験を積んできた篠原氏は、クライアントである事業会社の視点で物流ビジネスに関われることは絶好のチャンスだと思えた。「声をかけていただいた会社で何度か話を聞き、さあどうしようかと考えていたとき、ビズリーチに登録しているヘッドハンターから、同じような通販事業を手がける外資系インターネットサービス会社の求人を紹介されました。最初は倉庫管理の職種で紹介を受けたため、物流を幅広く手がけたいと考えていた私の希望には合致しませんでしたが、その会社は通販市場で急成長しており、興味はありました。するとヘッドハンターから『その求人以外の可能性を探るために、職務経歴書をクライアント側に提示してもよいか』と尋ねられ、OKを出したところ、その企業から新規事業の求人を打診されたのです」。
あらためて提示された求人票には、「宅配に関する経験があり、日本の法制について理解していること。さらに、コンサルタントなどロジカルな思考ができる方」とあった。「ミッションは、通販事業における新たな物流体制構築です。物流会社、またはコンサルタント個別で見ればそれなりに該当者はいますが、どちらも経験している人材は希少だと言われました。そのためか選考もスムーズに進み、2週間後には内定をいただくことができました」。
転職成功の鍵
自分の経験に足りないものを明確にし、外資系企業を選択
かくしてインターネット通販の事業会社2社で内定を獲得した篠原氏だが、悩んだ末に外資系企業への入社を決断する。入社の決め手は一体何だったのだろうか。「待遇や裁量で見れば、お断りした会社のほうが優勢だったかもしれません。しかし、物流量の規模感や事業の可能性は、外資系企業のほうが高いと思いました。私は、経験やスキル面でのキャリアアップを転職の目的としていましたから、同じ事業会社なら手がける物流の規模やグローバル水準でビジネスに関われる環境が、今の自分には必要だと思ったのです」。
物流という明確な軸の中で、今自分に足りないものを手に入れながらステップアップする篠原氏。志向性が明確で、お話を伺っていても清々しい。「輸送事業というのは、物流ビジネス全体で見れば下流の仕事と言われています。それでも私はその仕事に誇りをもってやってきて、今回こうやって大きなチャンスにつながりました。どんな仕事でもこだわりと誇りをもってやりきれば、しっかりした経験になりますし、説得力のある自己アピールができるのではないでしょうか」。
ビズリーチより
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