DATA
| 前職 | ソーシャルアプリ開発企業 現地法人代表 / 年収非公開 |
|---|---|
| 活動期間 | 約6ヶ月 |
| ヘッドハンター面接数 | 5人 |
| 応募求人数 | 9社 |
| 面談社数 | 6社 |
| 内定数 | 3社 |
現職
コンサルティングファーム コンサルタント 年収700万円
ベンチャー企業で役員として活躍していた遠野氏は、東アジアに開発拠点をつくるタイミングで責任者としてベトナムに赴任した。現地の大手企業と仕事を進める中で、自分がより成長するためには、大きなビジネスフィールドで経験を積む必要性があると感じ、転職を決意。その後、コンサルタントへと転身した経緯について伺った。
転職理由
一段高いフィールドで経験を積み、スキルを磨きたい
学生時代からベンチャーであるソーシャルアプリ開発企業に参加し、立ち上げメンバーとして働き始めた遠野氏。卒業後は最年少マネージャーと最年少役員を任された。当時は社員数名のベンチャー企業だったため、営業活動はもちろん、人材採用から広報に至るまで幅広い業務を手掛けたそうだ。アジア進出が決定したときはベトナム法人の経営を任され、海外への赴任が決定。日本で仲間たちと一緒に経営するのと違い、ベトナムでは事業拡大に関わる戦略の立案から顧客開拓に至るまで、一切の経営課題を代表者として担った。
転職を意識し始めたのは、現地に進出している日系企業の経営者から話を聞くうちに、自分のこれまでの経験だけではカバーできない課題に度々直面するようになったことだと語る。「日本なら大企業でも、ベトナムでは小規模の組織であることが多く、担当者や支社長の抱える課題は単なるアプリ開発の領域に留まりません。会社のブランディングや方向性、新しい投資先などの課題を解決させるためには、今の仕事の積み重ねではなく一段高いフィールドで、経験やスキルを磨く必要があると思ったのです」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
異業界への転職を目指し、自らヘッドハンターにアプローチを仕掛ける
経営する立場で最も苦労したのは戦略策定とファイナンスだった遠野氏。金融業界で事業再生やプライベートエクイティにかかわる職種はどうかと思い、知人の金融専門ヘッドハンターに相談をした。すると、「金融業界未経験なのに、人気のある専門職種にいきなり挑戦するのは難しい」とのこと。一方、コンサルティングファームなら可能性がゼロではなく、事業再生に関わるチャンスもあると言われ、コンサルティングファームへの転職を目指すことにした。
そこで、日本で話題になっていたビズリーチに登録。「登録後、いくつかスカウトメールが届きましたが、送られてくるのはベンチャー企業の求人ばかり。自分の転職市場での評価は、「ベンチャー企業の新規事業開発マネージャー候補」のようでした」。このままでは希望する求人と出会えないと判断した遠野氏は、「足あと」をつけたヘッドハンターに対して「経営コンサルティング業界に応募を考えています。推薦いただけそうなファームがあればお教えください」と逆アプローチを仕掛ける。結果、ヘッドハンター数人とスカイプやインターネットを通じてコュニケーションを重ねることができた。
転職成功の鍵
職務経歴・アピール方法の見直しと、良いヘッドハンターとの出会いが鍵に
ヘッドハンターから30社程度の求人を紹介してもらった遠野氏。「ベトナムに住んでいたので、ヘッドハンターからはスカイプやテレビ電話での面接もご提案いただいたのですが、対面での面接にこだわりました。また、書類選考で通過できるように職務経歴書は求人に応じて大きく書き換えました。結果、応募した9社のうち6社から面接依頼をいただくことができました」。
ベンチャー企業の経営実績と、新しい業務にも積極的に取り組む姿勢をアピールしていたが、最初に受けた2社からは「経験を活かせるイメージがない」という理由で落ちてしまう。ヘッドハンターからアドバイスを受けながら、経歴を見直し、事業再生という分野での実績と、どのように経験を活かせるかを具体的にアピールする方向にシフトした。その結果、3社から内定を獲得。コンサルティングファームとして歴史がありグローバルにも強い会社に入社を決めた。「採用担当者からは、「ベンチャー出身者の採用はかなり稀。今回は、ちょうどそういう人材を求めていた」と言われました。こういった情報をキャッチできているヘッドハンターが味方だと心強いですね」。
ビズリーチより
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