DATA
前職 | 大手小売業 子会社 取締役 / 年収1200万円 |
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活動期間 | - |
ヘッドハンター面接数 | 15人 |
応募求人数 | 45社 |
面談社数 | 15社 |
内定数 | 1社 |
現職
広告セールスプロモーション会社 新規事業開発室 室長 年収非公開
広告会社で20年にわたって営業や事業企画などに携わるも、異動の話を契機にエンターテインメント企業、小売業と転職を重ねることになった柴田氏。キャリアに自信を持っていたが、40代後半であることと、強みがはっきりしないジェネラリストであることから、今回の転職活動では苦戦を強いられることに。そんな柴田氏が転職に成功するまでの経緯を伺った。
転職理由
20年勤めた広告会社を退職し、転職を重ねるものの……
広告会社で13年にわたって広告営業に携わった柴田氏。その後社内公募制度で地方都市の営業所長に就任。入社18年目には新規事業開発部署に異動して紙媒体やインターネット、テレビ局を巻き込んだクロスメディア商品の開発に取り組んだ。「事業をゼロからつくり上げていく面白さを感じていましたが、異動の話が出たところで転職を意識し始めました。社歴も20年近く、一通りやり遂げた感覚もあったのです」。
そこで知人やヘッドハンターに相談するとあるエンターテインメントサービスの会社を紹介された。会社の先輩が役員に就任しているため、裁量を持たせてもらえる上に、未経験業界で事業企画の経験を試せることに魅力を感じ、転職を決めた。「しかし、転職してすぐに会社の経営状態が悪化しました。1年経っても経営改善の見込みは立たず、やろうとしていることが一向に進まないことに限界を感じて2度目の転職をしたのです」。
大手小売業界に転職した柴田氏は事業部長を経験後、子会社を設立して取締役に就任。しかしグループ会社の財務悪化のあおりを受けて事業再編が行われ、本社への帰任と中国事業への異動を打診されてしまう。そこで思い切って退職の道を選んだのだ。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
ヘッドハンターとの面談や応募から意外な“落とし穴”に気付く
最初は待遇やポジション、仕事内容にもこだわりを持って転職活動をしていた柴田氏。「経営に近いポジションで事業企画や事業の再構築にかかわるような仕事を希望していました。しかし、40代後半という年齢がネックとなり応募できる求人が限られ、書類選考でも苦戦を強いられました」。求人情報の間口を広げる必要性があると感じた柴田氏はビズリーチに登録し、興味を持った求人に問い合わせを重ねた。すると年齢以外にも大きなネックがあることを知る。
「私の経歴は営業や事業企画、マーケティングなど幅が広く、「何が強みか分かりづらい」という評価を受ける傾向がありました。結果的に1年半の間に応募したのは40社から50社。そこから面接に進んだのは15社程度に留まりました」。エグゼクティブ向けの求人は「経験の深さ」を問うものが多く、経験の幅広さを活かせる求人は新規事業開発や経営者候補など数が絞られる。さらに新規事業に関わるポジションの募集は採用意向があいまいなケースも多く、最終面接で見送りとなることも多々あったと言う。一方で役員候補の場合は、ビジネススキルを評価してもらえても、経営者との相性が合わずに見送りになったこともあるそうだ。
転職成功の鍵
間口を広げ、あらゆる可能性を受け入れたことが、転職成功のカギに
「最終的には経営企画や事業企画といった職種にこだわらず、営業のマネジメントや人材育成まで幅を広げ、受けられる求人は受けるようにしました。見送りの結果が続くのは辛かったですが、転職活動を続けながら、起業という選択肢も視野に入れるようになりました」。できることをしようと起業準備に取りかかっていたとき、ビズリーチから一通のスカウトメールが届いた。広告SP会社の人事担当者から営業部門長にスカウトされたのだ。
「面接に行き、事業の立ち上げにかかわった経験などを話しているうちに、社長から「実は、新しい事業の柱を作りたい」という話をされました。組織規模は中堅とはいえ長い歴史を持っており、財務体質も非常に健全な会社です。ただ、コア事業の市場が時代とともに縮小していくなかで、新たな事業の柱をつくらねばならないという強い危機感があったのです」。ぜひともやってみないかと声をかけられた柴田氏は転職を決意した。
「40代半ばを超えての転職活動は、なかなか厳しいというのが実感です。ただ、間口を広げておけば、意外なところからチャンスを得られる可能性もあることを知りましたね」。
ビズリーチより
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