DATA
前職 | 人材サービス業 法務 / 年収非公開 |
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活動期間 | 約3ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 2人 |
応募求人数 | 2社 |
面談社数 | 1社 |
内定数 | 1社 |
現職
出版社 法務 年収750万円
人材サービス会社の設立初期に入社し、営業として活躍していた晴山氏。法務未経験から自主的に学び、法務のスペシャリストとして成長した。15年にわたって会社の急成長期を支えてきたものの、会社の業績悪化に伴うリストラが一巡したタイミングで、自らも職を辞することを決意。晴山氏が次に選んだキャリア、転職活動について伺った。
転職理由
法務機能強化の必要性を感じ、未経験ながらも法務立ち上げに名乗りでる
前職の人材サービス会社には、創業から間もないベンチャー期に入社し、営業を担っていた晴山氏。当時は派遣業を営んでいる会社はほとんどなく、事業を理解してもらうことに苦労するも、会社の成長に関与していることに大きなやりがいを感じていた。「しかし営業の現場で債権回収の問題が頻発するようになりました。成長しているといっても組織はまだまだ未熟で、法務体制がきちんとしていなかったのです。そこで、法務機能強化の必要性を感じて異動希望を出すことにしました」。
異動後はしばらく一人で法務を担当することになった晴山氏。入社から10年が経ち、会社は大きく成長を遂げた。「一方でさまざまな問題も起きるようになり、ある時期を境に会社の業績は急激に悪化するようになっていきました。そこにリーマンショックが追い打ちをかけ、大規模なリストラを余儀なくされたのです」。会社がリストラを行っていくなか、管理職として自分だけが残っているのは心苦しい気持ちで一杯だったそうだ。法務責任者として、自分にはもっとやれることがあったのではないかと思うようになり、やがて自責の念に駆られるようになり、退職の意思を固めた。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
新たなフィールドとして選んだのは、著作権に関する法務
晴山氏は転職活動を始めるにあたって、大手転職サイトとビズリーチに登録し、さらに知り合いのエージェント数名に相談をした。「法務担当として、契約関係や国内企業のM&A、労務、コンプライアンスといった一通りの経験を積んできましたが、今後のビジネス環境を考えたときに、経験として足りないのは著作権関連と国際法務だと考えていました。ただ、国際法務は語学力の問題もありますし、経験なく手がけるのは厳しい分野です。一方著作権関連ならば比較的キャッチアップしやすく、いまは電子書籍やゲームなどコンテンツビジネスが盛り上がっているためニーズも高いと考えました」。
そこで、コンテンツを扱う企業を中心に求人を探すことに。大手転職サイトでは1社に応募、ビズリーチでは求人検索から興味のある求人を持ったヘッドハンター2名と面談して、新たにいくつかの法務求人を紹介された。なかでも目を引いたのが、出版社に新設された法務の求人だった。「編集などの制作現場の求人は見たことがありましたが、管理部門はほとんど見たことがありません。希少性を感じたことと、著作権というテーマを扱うには最適な環境だと思い、応募することにしました」。
転職成功の鍵
ゼロから法務体制を築いたことと、貪欲に学ぶ姿勢が転職成功のカギに
そもそも晴山氏は大学で法学を学んでいたわけではない。会社の状況に応じて提携していた弁護士と相談しながら法務経験を積み、さらに自費で大学院に入学して法務を学んだのだ。これはひとつのアピール材料となった。「さらに、「ビジネス実務法務検定(東京商工会議所)」や「金融業務能力検定(コンプライアンスオフィサー)」など、在職中にいくつかの資格を取得してきたこともあり、学ぶ姿勢とそれを明確なスキルに変えてきた実績を示しました。その出版社では、これまではさほど契約締結のニーズが多くなかったそうで、あったとしても外部の弁護士と相談すれば済む程度でした。
しかし電子書籍市場の拡大によって契約件数が増え、社内である程度の法務判断を行っていく必要性が生じるようになったそうです。今回の法務ポジションが新設されたのは、そのような背景がありました」。晴山氏は著作権法務については未経験ではあるものの、前職でゼロから法務体制を築いてきた経験があったこと、貪欲に知識を吸収してきた姿勢を評価され、無事内定を獲得した。
ビズリーチより
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