DATA
前職 | 監査法人 会計士 / 年収900万円 |
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活動期間 | 約8ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 10人 |
応募求人数 | 20社 |
面談社数 | 3社 |
内定数 | 1社 |
現職
外食サービス会社 経理部 年収800万円
一般企業の営業職から会計士へのキャリアチェンジを図り、監査法人で活躍していた手塚氏だが、監査法人をとりまく環境の変化によってやりがいを感じていた株式公開関連の仕事が減少し、転職を決意。株式公開準備中の事業会社に転職を目指すものの、条件に該当する求人探しに苦戦する。最終的に上場企業の会計職に転職した経緯についてお話を伺った。
転職理由
IPO支援に関わってきた経験を、事業会社で活かしたい
大学卒業後、一般企業で営業職として社会人としてのスタートを切った手塚氏は、手に職を付けたいと考え、会計士資格の取得を目指す。そして数年の後、監査法人に一度目の転職をする。「ここではさまざまな業界の会計監査に携わりましたが、特にやりがいを感じていたのは株式公開(IPO)を目指すベンチャー企業の支援でした。経営者との接点も多く、一緒にひとつの目標を目指していく感覚がありました」。
しかし、監査法人をとりまく環境の変化によってIPO支援業務のウエイトが下がり、手塚氏は転職を意識するようになる。そこで事業会社の中でIPOを支援する立場になろうと、人材紹介会社を通じて該当する会社に応募してみるものの、その時点では縁がなく転職を見合わせることにした。「ちょうどそのタイミングで、大きなクライアントの仕事を任されたのも転職を見合わせたひとつの要因でした。しかし数年後その仕事が一段落して、もともと秘めていた転職への意欲が再度芽生え、もう1回新たな気持ちでチャレンジしてみようと転職活動を再開したのです」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
希望に合致する求人探しに苦戦。会社選びの軸を見直し応募数を増やす
複数の人材紹介会社やビズリーチに登録して再度転職活動を始めたものの、景気後退を背景にIPOを目指す企業自体が減っていた。あったとしても、事業分野に興味が持てないケースや、年収の大幅ダウンが大きなネックになる。家族を抱える身では、経営基盤の安定と一定の年収水準は守りたい。数ヶ月にわたって求人を探した結果、手塚氏は求人選定の方向性を変更することにした。
「安定していて、監査経験を活かせる上場企業をターゲットにし、消費財やサービス業などリアルビジネスを展開する企業を探すことにしました。成長企業という点で見ればIT業界が候補に上がってくるのですが、直接人々への影響力を感じられるリアルビジネスを手掛けたいと考えたのです。」
会社選びの軸を変更することによって応募の間口が広がり、手塚氏は応募社数が増えることになる。年齢の問題や事業会社での経理経験がないことで書類選考に苦戦するものの、活動を始めてから8ヶ月目にして、外食サービスを手掛ける上場企業で内定を勝ち取ることができた。「今回入社を決めた会社は、ビズリーチを通じて知ったヘッドハンターが、私の志向を聞いた上で紹介してくれた求人です。選考中もまめに状況報告や確認の連絡をくれて、熱心なサポートをしてもらいました」。
転職成功の鍵
職務経歴書のブラッシュアップで書類選考を突破し、価値観のマッチングを確認
今回の転職活動では、書類選考が最も大きな壁になったという手塚氏。どのようにしてその壁を乗り越えたのだろうか。「最初は過去につくった職務経歴書をそのまま提出していたのですが、なかなか書類が通りません。まずは企業側の目に留まるような内容にする必要があると思いました。そこで、ビズリーチのサイト内やメルマガに書いてあった職務経歴書の書き方に関するアドバイスを参考に、実績を数字で入れるなど具体的な活躍が見えるように修正。そして、求人に求められる要素を考えて、個別にコメントを書き変えるようにしました」。
入社して知ったことだが、選考中にはほかに2人の候補者がいたと言う。その中で選ばれた理由は文化的なフィット感だったそうだ。「書類でスキルは確認できていますから、面接では一緒に働きたいと思えるかどうかが決め手だったそうです。職務経歴書のブラッシュアップにしても、面接でのアピールにしても、まずは自分の価値観を明確にすることがスタート地点。自分が何を大切にするのか、応募企業の価値観と自分の価値観がマッチするのかどうか、あらためて考えてみてほしいですね」。
途中で方針変更をしたとはいえ、「リアルビジネスを展開する上場企業で、経験を活かし事業成長を支援する」という手塚氏の軸は、決してぶれることはなかった。そこに人としての一貫性と誠実さが伝わり、今回の転職成功につながったのだろう。
ビズリーチより
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