DATA
| 前職 | 外資系IT関連会社 経営企画室 室長 / 年収2000万円 |
|---|---|
| 活動期間 | 約1年 |
| ヘッドハンター面接数 | 5人 |
| 応募求人数 | 10社 |
| 面談社数 | 10社 |
| 内定数 | 5社 |
現職
日系コンサルティングファーム 執行役員 年収2000万円
外資系コンサルティングファームで役員を務めた後、事業会社で経営企画に携わっていた結城氏は、社内異動の打診を受けたことを機にコンサルティングファームに戻ることを決意。自身の人脈をもとに転職活動を始め、外資系ファームでほぼ入社の意思を固めていたにもかかわらず、ヘッドハンターからのスカウトを受けて他社に入社を決意した経緯についてお話を伺った。
転職理由
社内異動の打診を受け、コンサルタントの仕事こそが天職と再確認
経営コンサルタントとして20年以上の経験を積み、役員まで上り詰めた結城氏だが、事業会社でコンサルタントとしての手腕を活かしてみようと、外資系IT関連会社に転職する。そこでは経営企画室長として活躍していたが、持ち前の明るいキャラクターと交渉力を評価されて、営業部門の管掌ポジションへ異動を打診される。
「打診されたのは、数ある商材の中でも有形商品の営業部門です。私は、形のない商材に価値をつくれることが自分自身のバリューだと考えており、技術力や製品力がものを言う有形商材では自分のバリューを発揮できる場面は少ないのではないかと思いました。いろいろ考えた結果、やはりコンサルタントが天職であると考え、転職を決意したのです」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
オファー直前に届いた他社からのスカウトメール。ヘッドハンターの熱意で、応募を決意
入社後のキャッチアップを考えると、知人紹介による転職が望ましいと考えていた結城氏だが、インターネットでビズリーチを知り、情報収集の一環として登録した。スカウトメールに目を通し、興味があればヘッドハンターと面談するようにしていたと言う。そんなあるとき、ヘッドハンターから届いた1通のスカウトメールに目が留まる。
「紹介された案件は、独立系のコンサルティングファームです。独立系とはいえそれなりの事業規模と実績があり、興味を持ちました。しかし、翌週には外資系ファーム2社からオファーが出そうな状況だったので、話を聞くべきか否か迷いました。そこで、今日会えるなら話をお聞きしたいと返信したところ、ヘッドハンティング会社の社長自らが面談してくれることになったのです」。
具体的な社名を聞いたときはあまりピンとこなかったが、ヘッドハンターの熱意ある説明を聞いて関心を深め、進んでいた2社の選考を保留にして面接を受けることにした。「最初の面接で社長とお会いしたのですが、正当な価値観と強いリーダーシップをもった経営者だと思いました。その場で意気投合し、すぐに執行役員のポジションでオファーが出ました。ほかに進んでいた2社は外資系で、役員待遇で入社したとしても結局は海外支店でしかありません。その点、日本企業で経営に近い立場を任せてもらえることは、裁量を広げるチャンスだと思ったのです」。
転職成功の鍵
より良い縁に出会うために、まずは会ってみる姿勢が大切
もともとは、50代半ばくらいに日本企業で経営の上流に携わるキャリアプランを思い描いていた結城氏だったが、思いのほか早くそれが実現することとなった。「知人紹介を中心に転職活動をしていましたが、ビズリーチに登録したことで自分の人脈だけでは出会えなかった会社と出会えました。入社を決めた会社も、ヘッドハンティング会社の社長が熱意をもって説明してくれたからこそ、受けてみようと思えたのです。縁というのは、視野を広げてみないとめぐり合えないもの。情報の間口を広げ、興味を持ってくれたヘッドハンターや企業とはまず会ってみるのが大切だと思いました」。
めぐりあった縁を確信にかえていくためには、相互理解を深めることも重要だと語る。「面接では直近の経験について問われるケースが多いのですが、入社を決めた会社の社長からは、若い頃に何をしていたかを中心に聞かれました。人としてのバックグラウンドや、『一緒に何ができるか』という目線で評価されていることを感じましたね。一方で、私自身も会社の歴史やビジネスモデルを研究し、できるだけ役員クラスの方々とお話するようにして、入社後自分が本当に活躍できるか確かめました」。
結城氏の話しぶりには、実績を上げてきただけの知性と自信に加え、非常にオープンなコミュニケーション姿勢を感じさせる。そのオープンな姿勢も、新たなキャリアとの出会いを生んだきっかけになったのだろう。
ビズリーチより
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