DATA
| 前職 | 外資系総合電機メーカー ネットワーク事業本部 シニアマネージャー / 年収800万円 |
|---|---|
| 活動期間 | 約6ヶ月 |
| ヘッドハンター面接数 | 5人 |
| 応募求人数 | 5社 |
| 面談社数 | 5社 |
| 内定数 | 1社 |
現職
外資系通信機器メーカー ネットワーク事業部 シニアマネージャー 年収800万円
電気事業、通信事業、通信機器ベンダーで25年にわたって経験を積んできた土肥氏。直近は外資系総合電機メーカーの通信事業部門でプロジェクトマネージャーとして活躍していたが、市場競争が激化する中でプロジェクトの終結を受け、転職を決意。最終的に中国の通信機器メーカーに転職を決めた経緯についてお話を伺った。
転職理由
競争激化で担当プロジェクトが終結。より競争力の高い会社への転職を決断
土肥氏は、電力会社で13年の経験を積んだ後、通信ビジネスの可能性を感じて通信事業を手掛ける会社に1度目の転職をする。その後、外資系総合電機メーカーが日本の通信事業に進出するタイミングで再び転職。日本の通信事業会社から委託を受けて、通信基地局の設備建設とその後の保守・運用に関するプロジェクトマネジメントに携わってきた。技術バックグラウンドに加えて、マネジメントやビジネス推進で実績を積んできた土肥氏のキャリアは順調なものに見えるが、今回なぜ転職を考えたのだろうか。
「通信インフラというのは、技術革新に伴い3年から5年くらいのスパンで新規設備の導入ニーズが発生します。この10年ほどで国内外さまざまな企業が新規参入して競争が激化する中、コンペで勝ち残るのは簡単なことではないのです。折しもひとつのプロジェクトが終了することになり、このままではキャリア価値を高める機会を失ってしまうと思いました。そこで、より競争力をもった将来的に可能性の高い会社に移ろうと考えたのです」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
市場成長性の高い分野で多くの求人と出会う。特に外資系企業の求人が中心に
土肥氏はまず、大手人材紹介会社とインターネットを通じて知ったビズリーチに登録する。「ビズリーチに登録しているヘッドハンターは社会人経験の長い方が多く、私のような技術者の話もきちんと理解してくれる印象がありました。その点で、とても安心感がありましたね」。土肥氏が経験してきたエネルギー分野と通信分野は成長市場のため、求人自体は多数あった。むしろその中から応募する求人を選ぶことが大変だったと言う。
「選んだのは、市場競争力が高く、日本市場に根づいて事業継続性がある会社です。しかし、紹介された求人のほとんどは外資系企業で、ビジネスレベルの英語力が求められる求人も数多くありました。私は外資系企業に勤めていましたが、日常業務においては英語を使用する機会がなく、求められる語学レベルを満たしていません。それでも、業務経験や日本市場での事業立ち上げ経験は高く評価されるだろうと、ヘッドハンターから強く勧められました」。
土肥氏は、語学力がネックとなり最終面接で見送りになるケースもあったものの、最終的に中国の通信機器メーカーで内定を獲得した。
転職成功の鍵
ビジネス観点と問題解決力をアピールすることで、語学力の乏しさをカバー
「入社を決めた会社は、日本市場での躍進はこれからというタイミングです。日本市場を熟知し、クライアントと交渉ができる人材を求めていたところに、私の経験がフィットしたのだと思います。私としても、事業推進において裁量をもって働けることは大きなチャンスだと思いました」。これから英語を勉強しないといけないんですけどねと笑う土肥氏だが、選考において語学力の乏しさをどのようにカバーしたのだろうか。
「2次面接以降は本国スタッフとの面接で、通訳の方がついてくれました。私は技術者というより、ビジネスやマネジメント志向が強いので、技術力をもった人材を組織化し、顧客と直接的に交渉してきた経験とビジネスを推進していく意気込みを伝えられたのがよかったのだと思います。それから、企業が持つ事業課題に対して、自分の経験をもとにどのように問題解決できるかをアピールしました」。
ビジネスのグローバル化や日本企業の業績不振に伴い、外資系企業に活躍フィールドを移す日本人技術者は増えている。土肥氏の転職経験は、同じように市場優位性の高い企業で働くことを求める技術者にとって、ひとつの参考になるだろう。
ビズリーチより
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