DATA
前職 | 監査法人 公認会計士 マネージャー / 年収非公開 |
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活動期間 | 約1年 |
ヘッドハンター面接数 | - 人 |
応募求人数 | 50社 |
面談社数 | 20社 |
内定数 | 3社 |
現職
金融機関 監査部 年収非公開
公認会計士の資格を持ち、監査法人で会計監査の仕事に従事してきた秦野氏。事業会社に転職しようと30代後半から活動を始めるも、内定取得までの道のりは長かったという。焦らずに活動を続け、納得のいく転職ができた理由とは。
転職理由
「ビジネスが動く仕組みづくりに携わりたい」との思いから事業会社への転職を考えた
大学卒業後に公認会計士試験に合格し、以来、監査法人に勤務してきた秦野氏。最初の5年間は関西の監査法人で日系企業の会計監査を担当し、結婚を機に上京。別の監査法人に転職し、外資系企業の会計監査等を10年経験した。日系・外資系企業を一通り経験したことで、秦野氏は「新たなキャリアにチャレンジしたい」と思い始める。40歳を前に今後のキャリアをあらためて考え、一般の事業会社に身を置き、会計書類を“作る”経理側に立ちたいと思うようになったという。
「企業が作成した会計書類を“確認する”監査法人の仕事ですと、実際に会社が動いている仕組みを理解することができません。そこで、メーカーなどに勤め、会社を内側から見て数字のロジックを立てる財務や経理の仕事に挑戦したいと思うに至りました」
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
語学力を上げ、資格も取得。職務経歴書を更新するとスカウトが急増
2011年ごろ、ビズリーチに登録し、転職情報を収集していたという秦野氏。転職市場のことをまったく知らなかった当時、「まずは行動してみよう」とある年配のヘッドハンターに出会ったことで、秦野氏のキャリアへの考え方は大きく変わっていく。
「非常に厳しい方で、『公認会計士の資格を持っているから転職できると思っているだろうけど、それは甘い』などと言われました(笑)。私が『事業会社で経理をやりたい』と話すと、『経理の実務経験がない30代後半の人材を、採りたいと思わないでしょう』とまた叱られて……。『なにくそ』と思いましたが、今振り返れば、あのアドバイスが自分の立ち位置と人生設計をきちんと考え直すきっかけになりました。語学力を磨くべくTOEICの勉強に本腰を入れ、US.CPA(米国公認会計士)資格の取得を目指して本気になれたのも、ヘッドハンターの厳しい言葉があったから。公認会計士の転職市場についてよく知っている方だったので、とても勉強になりました」
その後、US.CPA試験にも合格、TOEICも900点まで伸びた秦野氏。これらをビズリーチの職務経歴書に追記すると、企業からのオファーが急増。現在勤める金融機関の他に、外資系メーカー、海外事務所新設を目指す会計事務所など3社から内定が出た。今の会社に決めた理由は、面接での“直感”だったという。
「一次面接の担当者が今の直属の上司だったのですが、とても穏やかな雰囲気のなか、気兼ねなく話ができ、『ここで働きたい』と直感的に思えました。その数カ月前に外資系メーカーから内定をいただいた際は、仕事内容や条件は問題なかったものの、毎日出勤して働くイメージをどうしても持てず辞退していたのです。直感を大事にしようと思っていたので、今の会社に出合い、初めて『働きたい』と思えたことがうれしかったですね」
転職成功の鍵
「直感を信じて動こう」と決めた
金融機関の監査部で新たなキャリアをスタートさせた秦野氏。監査部でしっかりと仕事の成果を残し、ゆくゆくは主計部など、より実務に近い業務を任されるよう頑張りたいと意気込む。「初めの半年はなかなか内定まで進めなかったので、内定をいただけるとその会社に決めてしまおうかなと気持ちが揺らいだこともありました。でも、長い目で見れば、本当に行きたいと心が動く企業に出合えたときに決めればいい。キャリアを磨き続けながらも、自分の感覚を大事にし、チャンスがやってくるのを慌てずに待っていてもいいと思います」
夫と二人の小学生の子どもと暮らす秦野氏は、家族の応援と理解もとても大切だという。「TOEICやUS.CPAの試験勉強中は、夫が子どもたちを連れて遊びに行ってくれるなど、私が勉強に集中できる環境をきちんと用意してくれました。転職活動中も、『キャリアのために、思いっきりやりなよ』と応援してくれて。理解を示してくれる存在が近くにいることで、うまくいかないときも心の余裕を持ったまま転職活動を続けてこられました」
ビズリーチより
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