DATA
前職 | LSI設計コンサルタント、企業および大学での研究職を兼業 / 年収2000万円 |
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活動期間 | 約1年 |
ヘッドハンター面接数 | 4人 |
応募求人数 | 9社 |
面談社数 | 1社 |
内定数 | 1社 |
現職
バイオ系ベンチャー企業 コンサルタント(このほか複数の仕事を兼業) 年収2000万円
LSI(大規模集積回路)の設計一筋で活躍している山中氏は、新卒から勤める大手電機メーカーを、60歳の定年を前に早期退職し独立。生涯現役を目標に、LSI設計コンサルタント、企業や大学での研究職などを兼業するなか、さらなる活躍の場を求めて、60代で行った転職活動について話を伺った。
転職理由
現状に満足せず、常に新しい仕事を探していた
大学で電子物理工学を専攻した山中氏は卒業後、40年以上にわたりLSI設計の道を歩んできた。120以上の案件に携わり、関連する特許を日本とアメリカで100以上取得、発表した論文も30を超える。その道では日本で十指に入るであろうスペシャリストだ。国内外で多くの功績を残してきた山中氏は2008年、新卒入社から36年勤めてきた大手電機メーカーを早期退職した。「9年余りにおよんだアメリカ赴任から帰国して1年ほどたち、このまま定年まで勤めあげるよりも自分の力で体が続く限り働き続けたいと思い、希望退職の募集を機に辞めることにしました」
退職後、LSI設計コンサルタントとして独立すると、長年培ってきた業界の人脈を通じてコンサルティング案件が国内外から多数舞い込んだ。その傍ら、1つの企業と2つの大学で研究職にも就くなど積極的に活躍の場を増やしてきた。「個人事業主という立場上、常に仕事がある保証はないだけに、自分が活躍できるフィールドを少しでも広げておきたかった。そこで求人情報にもアンテナを伸ばし、活躍の場を拾えるようにしました」
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
ヘッドハンターの紹介で革新的な会社に出合った
ビズリーチを知ったきっかけはビジネス特化型のSNSだった。ビズリーチへのリンクを見つけてたどっていき、情報収集に役立つと考えて登録。すると山中氏のもとに複数のヘッドハンターからアプローチがあり、いくつかの求人を提示される。そのなかの一社が今回の就職先だった。大学発の革新的な最先端技術をもとに立ち上がった、バイオ系ベンチャー企業だ。
「面接に臨む前に同社のWebサイトを見て、同社が抱えている技術的な課題がわかりました。その課題の解決案を面接で提案したことで、即座に私の能力を理解してもらえたのだと思います。トントン拍子で話が決まり、大阪の会社だったので『大阪に引っ越して毎日出社してほしい』とも言われましたが、結局、週2日出社というコンサルタント契約で働くことになりました」
転職成功の鍵
自分の能力を表現するために欠かせないキャリアの棚卸し
LSI設計一筋でほかの道を考えたことはなかったという山中氏。今回、ビズリーチ上で新たな活躍の場を得られた成功の鍵はやはり、40年以上のキャリアで積み重ねてきたスペシャリストという点にある。「設計の面白さは、世界にないものをつくるところにあります。これまで40年以上ずっとイノベーションを起こし続けてきて、気づけば取得した特許数も100を超えていました。この先もずっとイノベーションを起こしていきたい」と語る山中氏。その点、同社が属するバイオ業界は電気系の技術革新がまだ進んでいないため、山中氏の持つ最先端技術で大いにイノベーションを起こせるフィールドといえる。
転職を成功させるためには、自分の能力をきちんと表現することが大切だと山中氏は考える。山中氏は大手電機メーカー時代にアメリカへ赴任したとき、特許や論文など公に評価される自分の功績をまとめた職務経歴書を英文で作成したことが、現地で自分の実力をきちんと知ってもらうのに大いに役立ったという。当時の職務経歴書を定期的に改訂し続けてきて、今回の転職活動でも生かせたという。「転職活動で自分の能力を表現するには職務経歴書が肝となります。うまく書けない方は自分の強みを自覚できていないのかもしれません。ビズリーチを使って転職を考える方なら、じっくり考えれば必ず自分の力でやり遂げたものが見つかるはず。それを書けばいいのです。時間をかけてキャリアの棚卸しを行えば、きっと自分の強みに気づくことができますよ」
ビズリーチより
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