DATA
前職 | 大手商社の子会社 経理部長 / 年収850万円 |
---|---|
活動期間 | 約6ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 6人 |
応募求人数 | 50社 |
面談社数 | 15社 |
内定数 | 1社 |
現職
サービス業 経理財務本部長 年収850万円
経理・財務業務に30年以上携わり、6社を経験してきた北野氏。転職市場で不利になりがちな経験社数の多さを「豊富な業務実績」としてアピールし、面接では「即戦力として会社にどう貢献できるか」を明確に伝えてきたという。現在、大型の資金調達プロジェクトに関わっている北野氏に、転職成功の秘訣を聞いた。
転職理由
海外の働き方に刺激を受け、キャリアアップを意識するように
大学卒業後30年以上、経理・財務業務に携わってきた北野氏。上場企業から大手商社の子会社まで6社を経験し、部長職を歴任。大手商社の子会社では、現地法人の設立案件で半年の海外赴任を経験するなど、順調にキャリアアップを進めてきた。経理職は会社の数字を見る立場であり、経営陣と話ができる面白さがあると北野氏は言う。
「課長や部長クラスになると、収益状況をはじめ、次の投資ができるお金はあるのかなど、会社の成長を示す数字をすべて把握します。必然的に経営陣から頼られることが多くやりがいも大きいです。また、会社が伸びていくのを数字から実感できるのはうれしいですね」
また、長いキャリアのなかで海外赴任を経験したことが、積極的にキャリアアップを考える契機になったと話す北野氏。自ら仕事を見つけ、行動し、自分が手にしたチャンスによって自分自身を成長させていく……。そんな能動的な働き方を実践している海外の同僚たちに刺激を受け、よりよい環境を求めて自ら情報収集していこうと考えるようになった。「大手商社の子会社だった前職では、管理部門が肥大化し、親会社からも人員がどんどん配置されるようになっていました。自分の仕事の領域が狭まっていることに危機感を抱き、情報収集の一環としてビズリーチに登録。キャリアアップの道を模索するようになりました」
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
面接を重ね、企業との相互理解を深めた上で入社を決意
今回の転職で応募した企業は約50社。そのうち15社の面接を受け、資金調達や決算業務に携われる現在の会社に入社を決めた北野氏。これまで人材紹介会社経由での転職活動が多かったなか、直接企業からスカウトを受けて面接の機会をもらったのは、今の会社が初めてだった。
「直接スカウトをいただきました。その後、面接は4回あり、選考のなかで相互に理解が深められたため、入社後のギャップはほとんどありませんでした。資金調達のプロジェクトが動き始めた段階であるところが魅力的で、内定をいただいてすぐに転職しようと決断。自分がやりたいと思っていた大型プロジェクトに関われるチャンスもあり、実績を出すことで給与面でのプラスアルファも期待できます。50代の転職ゆえに即戦力としての能力が求められ、シビアなところもありますが、今はそれがやりがいにつながっています」
現在、入社1カ月だが、銀行から直接北野氏のもとに連絡が入り、やりとりを行うなど、すでに戦力として主体的にプロジェクトを動かしているという。中国、アメリカ出張を控え多忙ななか、仕事の合間には税理士資格の取得に向けて勉強に励んでおり、キャリアアップへの貪欲な向上心が衰えることはない。
転職成功の鍵
「会社から求められていること」「会社に貢献できること」を明確にする
転職活動で大切にしてきたのは、自分は何ができるのかを明確に伝えることだ。面接はお見合いであり、コミュニケーションの場だと言う北野氏は、相手にとっての自分の価値をしっかり伝えた上で内定に至らなければ、縁がなかっただけだと割り切って活動してきた。
「50代の転職で求められるのは即戦力です。入社後、成果を出すまでの時間は短ければ短いほどいいと考えています。そこで、面接の段階から企業が求めていることに対して、自分は何ができるのかを明確に伝え、具体的にどのように会社に貢献できるのかを話してきました。具体的には、決算や資金調達、IPO関係に携わってきた業務実績が自分の武器になりましたね。自分が会社に対してできることは何か、はっきりと自分の口で語れるように日々の仕事を積み重ねていくことが大切だと思い、キャリアを積み重ねてきました。今私が関わっているプロジェクトに関しても、成功させて実績にすることで、さらなるキャリアアップの道を開きたいと思っています」
ビズリーチより
ビズリーチのご利用には会員登録(無料)が必要です
ビズリーチに無料登録して、26,200社以上の厳選企業や6,600名以上の優秀なヘッドハンターからスカウトを受けましょう。