DATA
前職 | 広告代理店 営業職 / 年収690万円 |
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活動期間 | 約5ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 6人 |
応募求人数 | 30社 |
面談社数 | 4社 |
内定数 | 1社 |
現職
コンサルティング会社 営業職 年収700万円
広告業界、医療・製薬業界を中心に営業、セールス・マーケティングを手がけ、7社経験してきた永田氏。ハンデと捉えられがちな社数の多さだが、一貫したキャリア軸を持った経験豊富な人材として自己PRを工夫したことで、転職成功につなげた。その詳細を伺った。
転職理由
30代後半で7社を経験。最後の転職活動にすると決め、動き出す
大学卒業後は、広告戦略、セールス・マーケティングを経験すべく広告代理店に入社し、その後、広告業界、医療・製薬業界を中心に7社を経験してきた永田氏。医療・製薬業界への興味は、1社目で広告営業として医療メーカーの販促施策を担当したことがきっかけだった。2003年前後に、それまで新卒や同業者しか採用していなかった製薬業界が、中途・異業種採用を始めることになり「事業体の中に入ってプロモーションを仕掛けたい」と最初の転職を考えたという。
「その後は転職を重ねながら、広告営業からMRまで、幅広く業務に携わってきました。前職は製薬業をサポートする広告会社におり、まさに広告と製薬のどちらのキャリアも生かせる仕事でしたが、業務量の多さに疲弊してしまい『長く続けられない』と判断。30代後半で6回転職してきたことはハンデになると思いましたが、最後の転職活動にすると心に決め、活動をスタートさせました」
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
選択肢を広げるべく、情報収集に力を入れる
ビズリーチ以外にも、転職サイト、人材紹介会社7社に登録し「あらゆる可能性を試した」と話す永田氏。「公募系の転職サイトでは異業種未経験採用に応募、ビズリーチや人材紹介会社では医療・製薬業界経験を生かせる同業種に応募」と選択肢を広げ、30社にアプローチ。さらに6人のヘッドハンターにも会った。今回入社を決めた企業は、製薬業界に特化したコンサルティング会社だ。企業からの直接スカウトで、事業説明会参加の誘いをもらったことがきっかけだった。
「企業名は知っていましたし、事業内容にも興味がありました。これまで医療・製薬業界でセールス・マーケティングをやってきましたが、市場調査は外部に委託していたため、なかなかマーケット動向を捉えられないというもどかしさがありました。広告代理店でも効果測定は外部のリサーチ会社に頼っていたため、企画提案の根拠となるデータがほとんど蓄積されていなかったのです。一方で、今回入社を決めた会社は、市場動向におけるリサーチ力の強さが際立っていました。重要なデータを内製化しているこの組織であれば、クライアントへ根拠のある課題解決策が提供できると考え、『ぜひここで働きたい』と思いましたね。また、選考スピードが早く、すぐ内定をいただけたことから、仕事での意思決定も迅速で、成長が期待できるのではないかと感じました」
転職成功の鍵
一貫したキャリア軸が伝わりやすいよう、職務経歴書の書き方を工夫
今回の転職活動での一番の懸念は、経験社数の多さ。そこで、永田氏はキャリアの中で「セールス・マーケティング」という一貫した軸を持っていることを明確に伝え、経験の豊富さを強みとして見せられるように工夫したそうだ。
「職務経歴書では、時系列に書くとキャリアの一貫性が伝わりにくいと考え、業種や業界ごとにまとめ、営業経験のほかにセールス・マーケティングやプロジェクト管理に携わった経験を分かりやすく、コンパクトに記すよう努めました。面接でも、体系立てて伝えることを意識した結果、経歴の理解につながり、内定をいただけたと思っています」
人と会社との出合いには、縁やマッチング、タイミングなどさまざまな要素がある。転職活動では選考の度に一喜一憂しないこと、すぐに諦めないことが大切だと永田氏は話す。「焦りや不安から、ヘッドハンターを外的評価で判断したり、面接で自分をよく見せようと演出したりするかもしれません。でも、自分の感覚を信じ、自分に正直であることが、入社後に心地よく働くうえでとても大事です。(面接に)落ちてしまっても、ありのままの自分を評価してくれる会社に出合うまで、切り替えて頑張ろうと思えるポジティブさが必要だと思いました」
ビズリーチより
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