DATA
前職 | 製薬メーカー 臨床開発部 / 年収1000万円 |
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活動期間 | 約2ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 5人 |
応募求人数 | 4社 |
面談社数 | 3社 |
内定数 | 1社 |
現職
臨床研究サービス会社 企画部 副部長 年収非公開
コンサルティング会社のマーケティング担当から、臨床開発会社の生物統計解析へとキャリアチェンジして以来、一貫して統計解析のプロフェッショナルとしてキャリアを積み重ねてきた生田氏。「医療の発展に貢献する」という強い信念のもと、医師の研究支援に携わるべく転職活動を開始した。やりたい仕事で裁量を発揮できる環境を求め、転職を決めた経緯について伺った。
転職理由
医師の研究支援を行い、医療の発展を後押ししたい
メーカーとコンサルティング会社でマーケティングに関わる統計解析に従事していた生田氏。統計解析は、期待する結果の後付けになるケースが多々あり、数字から導かれる事実を軽視されることがよくあったと言う。「将来を考えていろいろ調べていたところ、医薬品の臨床開発現場で統計解析の仕事があることを知りました」。そこで、臨床開発業務を受託する会社(CRO)に転職。約4年にわたって医薬品開発の流れと統計解析業務を身に付けて退職後、医大の生命情報学博士課程に進学した。「生物統計の講師や、大学病院で行われる臨床試験に関わる仕事を任され、働きながらPhD(博士学位)を取得しました」。
大学病院の臨床試験は、医療の発展を目指す医師の研究を支援するという意味で理想的な仕事だった。しかし収入が見合わないことがネックとなり、何度か転職を重ねて製薬企業で働くように。しかし当初約束されていた医師の研究支援ではなく、市販後調査のデータマネジメントに関わることになった。「私は単純なデータ解析や帳票作成ではなく、医師の研究支援を行うことで医療の発展を後押ししたいと考えていました。異動も願い出ましたが叶わず、転職活動を始めました」。
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
医療分野に詳しいヘッドハンターとの出会い
転職活動を行うに当たって、まずは大手の人材紹介会社に登録した生田氏。だが、専門性の高い医療分野で、なかでも統計解析という転職市場には少ない職種ということもあって、なかなか希望する求人と出会えなかった。そこで、インターネットで調べて、医療分野に強い転職サイトやビズリーチに登録。「ビズリーチに登録した翌日には10件以上のスカウトメールが届き、その中で4件ほど興味を持った求人があったのでヘッドハンターと面談をしました。ヘッドハンターは医療分野の専門知識を有しており、有効なコミュニケーションが取れたと思います」。
生田氏が転職先選定に重視していたことは3つある。1つ目は、研究を望む医師と共に研究プロジェクトを設計し、ゴールに向かって支援していける仕事であること。2つ目は、事業に対して誠実な考え方を持った企業文化であること。そして3つ目は、年収は現状維持もしくはアップできることだった。「ヘッドハンターの中には、率直に物を言う私の性格を踏まえて、「この求人は向いていないかもしれませんね」といったアドバイスをくれたこともあり、スムーズに応募求人を選定することができました」。
転職成功の鍵
面接で率直に意見を交わしたことが、転職成功のカギに
経験社数が6社ある生田氏は、転職回数の多さがネックとなって受けられない会社がいくつかあった。応募できたのは4社。その中に今回転職を決めた医療業界の研究支援を行う会社があった。「即決したため、当初想定していたよりはスムーズに転職先を決めることができました。一次面接では医師と折衝し統計解析という視点で研究支援をすることに自信があること、かけひきを必要とする仕事は向いていないこと、偉くなることに興味はなく、マネジメントも得意ではないと、はっきり伝えました。一方で、自分が持つ知識やノウハウは惜しみなく提供し、人材を育成することはできるということも伝えしました」。
面接で率直に意見を交わせたことで、上司となる人を信頼でき、会社や医療業界に貢献できそうだと感じたそうだ。「医療の発展に貢献するという軸は貫きたいと思っています。多くの医師が研究したいと望んでいますが、どのように研究を進めたらよいのか、どのような論文を書けば認められるのか、分からない方が複数いらっしゃいます。私は、そういった方々の支援をすることで、医療の底上げをしていきたいと思っています」。
ビズリーチより
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