DATA
前職 | 医療機器メーカー ディレクター / 年収非公開 |
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活動期間 | 約6ヶ月 |
ヘッドハンター面接数 | 10人 |
応募求人数 | 10社 |
面談社数 | 5社 |
内定数 | 1社 |
現職
調査会社 営業 年収非公開
製薬・医療の分野で長くキャリアを積んできた後藤氏。会社の状況変化をきっかけに始めた転職活動で出合ったのは、名前も知らなかったマーケティング調査会社だった。ネームバリューにとらわれず、仕事のやりがいを追求した後藤氏に転職成功の秘訣を伺った。
転職理由
会社の状況変化をきっかけに5回目の転職活動をスタート
アメリカでMBAを取得後、製薬会社に入社した後藤氏。営業を経験したのち、市場調査部門でのマーケティング調査・分析を担当。その後、会社の早期退職プロジェクトを活用して退職し、複数の医療系企業でマーケティング等の経験を積んできた。「どの企業も、営業やマーケティングの力が非常に重要だったため、とてもやりがいがありました」
一貫して製薬、医療の分野でキャリアを積んできた後藤氏が5社目の転職活動を始めたのは、前職の状況が変化したことがきっかけだった。それまでの経験から、営業、マーケティングの知識を生かせるポジションを探すべくビズリーチに登録。「医療系に特化した転職サイトや付き合いのあるエージェントを通じて企業探しをしていましたが、企業側から直接メールをいただいたのはビズリーチが初めて。それ以来、自分の経歴にどんな企業が興味を持ってくれるのか、毎日欠かさずメールをチェックするようになりました」
ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター
重要性を痛感していたEBM (Evidence Based Marketing)を提供する会社と出合う
スカウトメールが届いたのは、医療、ヘルスケア業界を中心に、マーケティングやMR、コンサルティングなど約10社。なかには「外資系ヘルスケア企業の日本オフィス立ち上げメンバー」という魅力的な案件もあったが、後藤氏の目に留まったのは、名前も知らない、ある調査会社だった。
「製薬会社は商品開発を行う際、外部の調査会社にユーザー動向や市場の分析をしてもらい、そのリサーチ結果をもとにマーケティング戦略を考えていきます。長く製薬会社におり、さまざまな調査会社とお付き合いをしてきましたが、今の会社のことは聞いたこともなかったんです。しかし、企業について調べ、4回の面接を重ねたことで、すばらしい調査をしていると実感しました。調査結果を『買う側』だった経験こそ、この会社で生かせるはずだと思うようになりました」
製薬会社から調査会社に転職することは、いわば「下請けへの転職」になる。面接のなかで、「ステップダウンにならないか」とも聞かれたというが、後藤氏はとくに気にしなかったと話す。「こんなにいい調査をしているのに、どうしてしっかり営業をしていないんだろうと思ってしまって……。この会社の商品(調査)のよさを伝える営業職には、やりがいを持って取り組めるだろうと迷いなく思えましたね」
転職成功の鍵
仕事のやりがいは知名度とは関係ない。フラットな目で企業情報を見ることが大事
現在は、製薬会社への営業を担当する一方、調査を行っているメンバーに対して、「買い手」が求めることは何かを教えることも多いという後藤氏。「製薬会社のマーケティング担当として、調査結果を使っていた私だからこそ、アドバイスできることが多くあります。『小難しい説明を重ねるのではなく、分析結果が具体的なアクションプランに結びつくようなものがいい』など、よく話していますね。また、弊社には優秀なリサーチャーがたくさんいます。彼らがやりがいと誇りをもって仕事し、それがフェアに評価される仕組みを作ることにも、とてもやりがいを感じています」
外的要因で転職活動を始めた後藤氏は、当初焦りと不安で「安定して働ければどこでもいい」と何度も妥協しそうになっていた。今の会社に出あえ、転職に成功した秘訣を「企業のネームバリューにとらわれなかったこと」だと言う。
「どのような事業を手がけている会社なのかを、先入観なく見ようとしたのがよかったのだと思います。長く同業界にいると、この世界のことはだいたい分かっていると思い込みがちです。その思い込みから脱し、入ってくる情報をフラットに捉えられれば、見えてこなかった世界が見えてくる。転職して改めて、仕事のやりがいは企業の知名度には関係ないのだと実感しています」
ビズリーチより
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